今日は休みをとって根津美術館にでてきて清麿の作品を間近に鑑賞しました。
生涯250振りを作刀したといわれる彼の代表作を50振り展示しています。
もちろん地鉄の表情を中心に鑑賞したのですが 実物をみる力はすごいものでその地鉄のすばらしさに驚愕しました。
3振りの地鉄は地景が正宗の地景と全く同じなのは新しいおおきな発見でした。
正宗の材料と同じような材料に独自で到達してしかも鍛練の方法や焼き入れの方法も同じでなければ地鉄の同じ表情は出現しないはずです。
窪田清音に数多くの名刀をみせてもらって彼の眼力で製造の秘密に到達したにちがいありません。
まさに天才です。
眼力と推理と実践で正宗の本質に到達したのは驚異としかいえませんね。
正宗の地景は鍛接面の隣にでるのではなくてそれとは関係なく出現してくるのですがそれとおなじで鋼のなかに最初から地景の部分があると考えられるわけです。
銑鉄を卸して地鉄をつくっていたといわれていますがそれが原因かもしれません。
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