焼き入れ冷却材からの引き上げ | ―正宗の名刀は再現できる―

―正宗の名刀は再現できる―

自身を「スーパーメーカー」と称する鋼の研究者、古屋道正です。
世界に3人しかいないダマスカス鋼の再現者の一人です。
鉄・鋼に対するあくなき探究心を、ブログに少しずつ書き記していきます。名刀細川正宗は再現することができることを知っていただけることでしょう。

 焼き入れに油をつかうときは油を70℃にしてサラサラにして焼き入れするのが常識であります。


 これはサラサラでないと熱交換がわるくて焼きが入らないのでそうするのがいいとされています。


 ノコギリの焼き入れは菜種油を昔からつかっているので スーパーでキャノーラ油を買ってきてつかえばいいです。



 温度をあげるには熱くした鉄材を投入すると簡単です。


 油の焼き入れは3ミリ3秒とされていますので赤くした鋼を入れたらカチカチカチカチカチカチと6回唱えると3秒になります。


 引き揚げたら3秒数えてまた3秒入れてを繰り返して低温になったら終わりです。


 そのあと湯戻し30分してそのあとサブゼロ3時間をやります。


 
 サブゼロはマイナス80℃より低いとずいぶん時間が経ってからでも効果がでるとされています。


 わたしはマイナス196℃の液体窒素が一番いいと考えています。


 液体窒素は酸素屋さんで手に入りますので焼き入れの日の日中に買っておくとその夜の焼き入れに使えます。


 液体窒素専用の容器もありそれは買っておかないとできませんね。



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