この春オープン予定の香川県にある
終末医療患者向けのケアカフェ。
治療が困難と思われる疾病になっても、
病気の陰に隠れることなく、
然るべくいることができるために
そのよりどころとなる居場所です。
インテリアコンセプトは『人生の四季を旅するカフェ』にしました。
なぜ、このコンセプトにしたかは、こちらを読んでみてね
思わず涙した医療従事者の言葉 | ふしぎと夢が叶う人のインテリア―北欧と日本、ときどきパリ (ameblo.jp)
このケアカフェは、メインのカフェ部分だけでなく、
他にも様々なお部屋があり、
それぞれのお部屋を、四季の自然が感じられるようデザインしています。
そのひとつがカウンセリングルーム。
院長先生が患者さんやそのご家族のケアや相談にのるお部屋です。
たった3畳しかない超コンパクトなお部屋だし、
「心のケア」をするお部屋のインテリアはどうすればいいのだろう…?
ここがイチバンの難関でした。
ビフォアがこんな感じ。
狭くて、私のスマホで写すのはこれが限界・・・
3月のカメラマンによる撮影が待ち遠しいばかり
「このお部屋でどんなカウンセリングを行うのですか?」
・・・という私の質問に。
院長先生から返ってきた言葉に、私は衝撃を受けました。
相談したければすればいい。
話したくなければただ黙っていてもいい。
私はそばにいるから。
一人きりになりたければ、
一人で椅子に身をゆだねるだけでもいい。
カウンセリングというと、あれこれ聞いて
悩みを解決することと思いがちですが、
院長先生の言葉に深い愛を感じました。
その言葉から、カウンセリングルームのテーマは
「冬ー静寂」に。
完成イメージはこんな感じ。
カーテンも壁紙もこのテーマに合うものをセレクトしています。
選んだソファ、椅子などにもすべて意味があります。
こんなふうに、お部屋をつくってみたい♪という方は
こちらで体験することができます。
このお部屋のインテリアのデザインキーになったのは「照明」。
以前、取材した北欧デンマークの特別支援学校の
あかりの考え方を採り入れたいとご提案しました。
ここは、首都コペンハーゲンにある、自閉症の子どもたちが学ぶ小学校。
壁画はここに通う子どもたちが描いたものです。
この学校には様々な目的のお部屋があり、そのひとつにリラックスするためだけのお部屋がありました。
ドアを開けて、絶句・・・
ラ…ラ〇ホテル…??
そのお部屋の照明が超ピンクだったのです!!
なんでもこの色が、こだわりが強い特性をもつ子どもたちのストレス緩和になる色なんですって!
さすが!
世界的に幸福度が高い北欧のインテリアは違う!!
だって、特別支援学校といっても小学校ですよ?
こんなところまで、
「人の心を満たす」ためにインテリアはつくられているんだな
・・・見習いたいな…
帰国したら、いつか必要としている人にお届けしたい―
そう思っていました。
今回のカウンセリングルームは、この考え方を採り入れました。
照明の色をスマホでコントロールして変えられるようになっています。
ここまではできなくても、IKEA(イケア)なんかで
リモコンやスマホで光の色を変えられるLED電球も売られていています。
お手持ちの照明につけてもいいですし、
照明ごと変えてみるのもいいですね。
ただ、今回の設置した照明は
「目覚め」
「集中」
「リラックス」
「おやすみ」
・・・などのライフシーン別だけでななく
「南国」など、その場所にいる気分のあかりも
システムで組まれていて、ワンタッチで
光の色を変えることができるようになっています。
この照明を設置した瞬間
クライアント様も
「わー♪これはいいですねー♪」と
いろんな光の色を試す、試す(笑)
施工店の方々も
「これはすごい!知らなかった!」と
みんな感動することしきり。
日本では、まだまだ照明の重要性が
みなさんに伝わっていないのがとても残念ですが、
私たちの感情をコントロールするのに
非常に重要なインテリアアイテムです。
たった3畳ほどしかない超コンパクトなお部屋でも
こんなふうに、コンセプトメイキングすれば
おのずととるべき工夫が決まっていくんですよ
北欧のおうちのお部屋は私たち日本人と同じくらいのお部屋の広さが多い。
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