思わず涙した医療従事者の言葉 | ふしぎと夢が叶う人のインテリア―北欧と日本、ときどきパリ

今日から2月ですね。

昨年は、コロナウィルスの影響でおうち時間を心地よくしたいという方が急増し

例年以上に、インテリアプロデュース案件が集中しました。

 

コロナ禍でショールームが完全予約制になったり

在庫が不足したりとてんやわんやポーン

前回のブログから、実に半年ぶりのブログ更新です💦

 

今日は、終末医療患者向けケアカフェが

ほぼほぼ完成したので、そのお話を。

 

ご依頼主は、香川県にある医療法人。

 

以前、私が女医・上原暢子先生のコンパクトな賃貸マンションに

このおうちサロンのインテリアをつくったのをご覧になって、

 

 

認知症や末期がんなどの患者さんとそのご家族のための

ケアカフェをつくりたい…とのご依頼でした。

 

 

お部屋のインテリアをつくるとき。

どこからはじめたらいいのか?

 

インテリア雑誌を参考にする…はてなマーク

インテリアショップに家具をみにいく…はてなマーク

 

ノン、ノン、ノンビックリマーク

これ、やりがちな失敗例なので気を付けてくださいね~。

 

 

まずは、コンセプトを決めること、なんです合格

 

コンセプトとは、カンタンに言うと

企画内容全体の基本となる「根本にある考え方」のこと。

 

テーマやスタイル、イメージとは異なります。

 

 

実は、ここを勘違いしている人が多い💦

 

 

このコンセプトが決まらないと、インテリアのプロでも

きちんと効果があるインテリアをつくることができません。

 

 

なぜなら、膨大にある選択肢の中からインテリアを決めていくには

すべてこの考え方に沿ったもの・・・

 

この部屋はどんな効果を狙ってインテリアをつくるのか?

 

つまり、「デザインの軸」になるものなんです。

 

 

今回のケアカフェのコンセプトが決まったのは、

医療従事者からのこんな一言からでした。

 

「認知症の人はね、薄れゆく記憶に日々おびえているの」

「そんな認知症の方々が安心するのはどんな時でしょうか?」

・・・との私の質問に。

 

「それでもね、桜桜を見れば、思い出がよみがえるのよ」と。

 

ああ、桜がキレイだなあ桜

子どもが小さい時、あんなところに出かけて楽しかったなあとか。

 

自然を目にすると、記憶がよみがえり、

とても穏やかな表情になるんだそうですおばあちゃん

 

 

いつも当たり前のようにできていたことができなくなっていく。

誰よりも愛おしいはずのわが子のことを忘れていく。

自分の名前も忘れ、自分が何者か分からなくなっていく。

 

想像しただけで、どれだけ恐怖なことでしょう。

 

思わず涙が出そうになりました。

 

私は母方の曽祖父が認知症に

父方の祖父が末期の喉頭がんで

最期を終えました。

 

認知症やがんを完全に治すことはできなくても、

人生の終盤期に心穏やかに過ごしてもらいたい。

楽しい気持ちになってもらいたい。

 

 

そんな想いから、コンセプトは

『人生の四季を旅するカフェ』にしました。

 

 

人生にはいい時も悪い時もある。 

勢いがあるときもあれば、立ち止まって休みたいときもある。 

ここは、そんな人生の四季も感じられる、

癒しとエネルギーをもらえる場所。

 

 

それぞれのお部屋を、四季の自然が感じられるようデザインしました。

 

フツーのおうちのダイニング部分にあたるところを

メインのカフェスペースに。

 

カフェのテーマは

『夏ーにぎわい』

 

完成イメージはこんな感じ。

 

 

夏の明るいエネルギーを感じながらも

さわやかな夏の自然に癒され、

 

みんなでお茶やお食事をいただく。

おしゃべりに花を咲かせるニコニコ

 

そんなひとときをお届けしたくて。

 

食べること

話すこと

これは生きるエネルギー源です。

 

 

 

そして、ほぼほぼ完成間近の状態はこんな感じ。

 

メインダイニング

 

キッチンカウンター

 

狭くて、私のスマホで室内全体を撮れないんですよ~(;^ω^)

3月には消防工事と検査、あとはスタイリングして
カメラマンによる撮影の予定です✨

 

実は、このケアカフェ。

フツーの一戸建てのおうちの1階部分をリフォームしただけ。

しかも、平均的な広さ・・・というよりなんなら狭いびっくり!!

 

ビフォアはこんな感じだったんですよ。

 

メインダイニング部分のビフォア

 

 

キッチンカウンター部分のビフォア

 

 

ね?すごく変わったと思いませんかはてなマーク

 

 

だから、狭くても大丈夫。

うちは狭いからな~とか。

賃貸だからな~とか。

そんな方にこんな機会をつくりました。

 

 

ケアカフェスタッフの方も

「同じ部屋とは思えない!!」とビックリしてました(笑)

 

 

よく言う「心地よい」って

言い換えれば、「心にフィット」してること。

 

部屋を広く見せて開放的な気持ちになったり

楽しい思い出がよみがえり、明るく前向きな気持ちになったり。

 

そんな気持ちになれるよう


家具やカーテン、壁紙などの内装仕上げ材もすべて

人の心や行動に変化が起きる心理作用

年齢を重ねるごとに落ちていく身体・認知機能にも

配慮して計画しています。

 

インテリアはね。

単に「おシャレ~音譜」とか「カワイイ~ドキドキ」、「これ好きラブラブ」だけで

つくると後悔することになりがち。

そんな方をたくさんみてきました。

 

だからね。

コンセプトから考えるインテリアで

お部屋をつくって欲しい。

 

 

高齢者向けにつくったインテリアですが、

働き盛りのケアカフェスタッフの方々からも

 

「毎日、この場所にくるのが楽しみラブ

「仕事のモチベーションがアップしてはかどりますニコニコ

・・・と喜んでいただけました音譜

 

そう、コンセプトを決めれば

ターゲットの人でなくても

その効果は広がっていくんですね✨

 

私もおうちをこんなサロンにしたり

リビングダイニングにしたいな~♪

 

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今日は、カフェインテリアのおはなしでした。

インテリアの工夫や他のお部屋のおはなしはまた今度(^_-)-☆

 

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