ハピスマ放送記Vol.2【初代ミニスカポリス:福山理子ちゃん 】後編
4月1日に開局したレモンさんのビタミンラジオ局毎週金曜日にお届けする番組は、私がパーソナリティーを務める「 ハピスマ!! ~ささぼんのHappy Smile Lab~ 」4/10(金)前回に引き続きゲストは、女優でタレントの福山理子ちゃん・後編今回は自分らしさを大切にしている理子ちゃんワールド全開でいきます==========まずは、理子ちゃんの自宅「りこちゃんハウス」をご案内。1階は。。。バイクのガレージ、透け透けのバストイレルーム、天井にはミラーボールがキラキラ。一瞬どんなコンセプトなんだ!?って思いますが、理子ちゃんの話を聞くと激しく納得まず、1階の天井を突っ切って2階にまで伸びる、消防士さんが緊急出動に使うようなポール。これは2階にいても最速で大好きなバイクのもとへと会いに来られるために設置したそうそこになぜガラス張りのバストイレルームこれも、いつでも大好きなバイクを眺めていられるように設計したとか。バイク愛強いじゃ、「クラブRICO」と名付けられたミラーボールはキラキラしているものは悪いものを追い払ってくれそうな気がするから。なるほどね、確かにそういうの大事理子ちゃんと話していると、「普通は」とか「一般的には」っていう思い込みが一切ないことがわかります。逆に”普通”という思い込みに対して、「なぜそう思うの?」とか「誰が決めたの?」って言われているような気がしてきてハッとすることが多いです”普通”って誰が決めたの?人生、同じ時間を過ごすなら、自分が1番心穏やかに幸せな気持ちで過ごせるように選択していきたいですね。それがあなたの”普通”です____________________さて2階はどうなってるのかな?2階には「吊り床(つりどこ)」があります。あ~吊り床ね!ってなる人は少ないと思います。理子ちゃんはSMをやるんですよね。「緊縛師(きんばくし)」、縄で人を縛るやつです。キッカケは「私の周りにたまたま女王様が多くてやってみた」女王様が多い!?私の周りには誰もいない。。。やっぱりね、これ導かれているんだと思いますよだってね聞いていたら、昔っからおかしな経験をすることが多いんですよ。例えばエレベーターで、「すみません、四つん這いになるので上に乗ってもらえませんか?」とかね。どうしたのかって?もちろん理子ちゃんはやってみましたよ話を戻しましょうか。。でね、理子ちゃん、緊縛師をやってみたら面白いって感じたんですって。ちなみに、もしかしたら縛られる側も気持ちいいかもしれないって挑戦してみたんだとか。これはねイラッとしちゃったみたいですがね。そんなわけで2階に縄を吊るすための「吊り床」がお目見え。ただ設計士さんだけには「SMのための・・・」と言えず、「サンドバックを吊るすので・・・」とオーダーしたんだそうあら、そーゆーとこ可愛いねぇなんて思った次の瞬間、理子ちゃんがにっこり笑って「まぁ、ある意味、男もサンドバックみたいなもんだよね」って。思わずブォッって吹き出しましたわ、私----------「興味がないことでもやってみて面白かったらラッキー」これが理子ちゃんの人生の楽しみ方なんですね。そして、「やってないことを批判したり語りたくない」という思いも理子ちゃんらしいなってそこでポーンと思い浮かんだのが私にとってのプロレス。たまたま格闘技&プロレスの仕事が決まって勉強のために観戦したら「体も心も熱く燃えるこの感情はなんなんだ!」ってのがキッカケですもしプロレスに触れていなければ、出会えなかった友達も多くいます「観戦してみて面白さを知ることができた」でもね、「やってないのに語りたくない」この思いが足りなかったですから、プロレスを深くを知らなかった時は、私のリポートを不快に思われた関係者の方々もいらっしゃって。当然です。理子ちゃんてこういう考えだと思うんです。「知らないことを語っちゃいけない、知らないなら勉強不足で申し訳ないのですが教えてもらえませんかという謙虚な態度で、語るなら知るための相当の努力をしなくてはいけない。」あるタイミングで、やってないことに気がつくんですよ、私。情報を流す立場なのに「相当の努力」をやってないことに。猛省それからです。けっこう努力したつもりです。観れば観るほど知れば知るほど調べれば調べるほど、プロレスラーの魂をかけた戦いの捉え方も感じ方も伝え方も変わっていきましたしかも最初と比べ物にならないくらいプロレスが面白かったーしばらくして、その方々が「あの時は何なんだって思ってたんですけど、今は、笹田さんだったらいつでも出ますよ何でも話しますよ何かあったら言ってくださいね」って言葉をかけてくださるように何かを知ること・知ろうとすることは、自分を成長させること。誰かの思いに触れる度・心を打たれる度、言葉や表情に深みが増し、自然に謙虚になっていけますね早くからそれが身についていた理子ちゃんだから、心に響く言葉や、思いが伝わる表情や、感受性の豊かさや、そしてどこか控えめな美しさも持っているんだなって思いました----------そうそう!そんな理子ちゃんの「やってみる」人生の中で出会った1つがキャットファイト。元々ボクシングジムなどに通っていたことからお声がかかったんだそう。「キャットファイトは本当に好き!」と理子ちゃんそうだよね!わかる実は私、何回か試合を観に行ったことが。もーね、イキイキしてましたよ理子ちゃんはヒール(悪役)なので、対戦相手の女の子を踏みつけたり追い込んでいくのです。とびっきりの笑顔で。その度に脳が大混乱!最初に観戦したとき、理子ちゃんを出待ちして「相手の方に謝って!」なんて言ってしまった私よく考えたら、これって物凄くいい試合を見せてくれた証拠ですよねヒール役への最高の褒め言葉ですよわぁ、思いっきり感情を揺さぶられてしまった----------さて、テレビ番組でも肩書が多すぎるタレントとして取り上げられている理子ちゃんですが、タレントになったのも、バイク関係のモデルやライターも、キャットファイターも、占い師も緊縛師も、理子ちゃん的には「流れ流れてやってきた」って言うんですよね。で、すごいのは、それが全部仕事に繋がっているということ面白いですよね。”仕事にする”ことをゴールに”これをやろう”って設定してないんですよ。興味あるなしに関わらずやってみたら、何の営業もしていないのに周りから声が掛かるというそんな理子ちゃんの人生を見ていると「この世の中チャンスだらけじゃないか!」って思っちゃいません?”チャンスの神様は前髪しかない”と言いますが、焦って無理矢理探さなくてもOKフワァ~と流れてくるから。で、そこを「興味ないことだし」「メリットないし」って逃さないことがとっても大事チャンスを掴む鍵は「やってみること」。これだけなんです――――――――――あ、そうそう!理子ちゃん、何かやってみて面白い楽しいと感じたときに「新しい世界が開ける」って表現を使ったんですよね。その時、私が思い出したのは、理子ちゃんとエジプトに行ったときのこと。1日目にピラミッドとスフィンクスを。2日目には王家の谷巡り、ツタンカーメンを見た後には積り積もった感動で胸がいっぱいにどう表現していいかわからず、2人広大な砂漠に大の字に寝そべって「私はここで死ぬーーーー!」って思いっきり叫んだ記憶がなんかね、あの時の、これまでにない感動のスケールで感情がマックスになってどうしようもできない感覚まるで宇宙から砂漠に寝そべる小さな自分たちの姿を見ているような不思議な感覚そこから戻った時、自分の視野がパァァァァーと広がって、視界が明るく色彩がハッキリして、聞こえてくる風レベルの音までクリアな響きになって、手に触れる砂1粒1粒の存在を感じるような体感覚新しい世界が開かれるって、それに近い感覚があるんじゃないかしら「やってみる」という小さな1歩は、チャンスを掴むキッカケや、人としての深みを増すことや、人生においてピックアップするメッセージが変わっていく、とてつもなく大きな1歩につながっているその1歩を数多く踏み出してきた理子ちゃん。最後にアラフォーの恋愛観について聞いてみた時、改めてその威力を感じさせられました。42歳くらいで「子供を産むか」という視点で結婚について心が揺れた時期があったそうです。でも今は「世界中の子供たちを自分の子供と思えばいい」という考え方に変わって、結婚に対する年齢の制限が外れたんだそう。昔から、カンボジアなどを訪問し文房具など子供たちにプレゼントしてきた理子ちゃん。沢山の「やってみる」を実践し新しい世界をいくつも観てきた人だからこそ辿り着いた素晴らしい考えだと思います==========さて今回探った、理子ちゃんが輝き続ける秘密は「やってみること」。そして、どうしてもラストに綴っておきたいことがあります。とても小さなことかもしれません。でもこの話の意味することこそが、私たちがずっと友達として人間として惹かれあっている何よりもの大きな要因だということがわかったのです収録は2020年3月。コロナ禍でマスク不足。準備中、急に理子ちゃんが「笹田ちゃんマスク足りてる?あげようか?」と。理子ちゃんの手元にあったマスクはわずか10枚ほど。実は私が所持していたマスクは残りが数枚になってしまい不安に襲われていたところでした。でも私がもらったら理子ちゃんがその分危険にさらされてしまうことに。「そんなのもらえないよ。。。」もう!私のことはいいから自分を守ってよ!そんな風に思いながら、理子ちゃんの私を思いやるその温かい心にグッときて必死で涙をこらえましたそれを番組内で話すと、理子ちゃんが涙を浮かべながら「やっぱり、笹田ちゃんにマスク渡そうって思ってよかった、間違いじゃなかった」と。実は理子ちゃんもマスク不足の中、ある女の子が残り少ない自分のマスクを分けてくれたんだそう。もちろん理子ちゃんも「自分の分なくなっちゃうでしょ、いいよ」って。そのとき理子ちゃんが感じた思いと、私が理子ちゃんに抱いた感情度合い的なものが全く一緒で。どんな小さなことでも、温かい思いやりの心に触れた時のこの泣きそうなくらいの感動と熱くなる感覚。あぁ、これだよね。だから私たちずっと友達でいるんだね「思いやりの気持ちを持って接すると、その人から違う人に思いやりの気持ちが広がって、自分にも他の人から思いやりの気持ちが返ってきて、その輪がずっと続いていくんだよ」って理子ちゃん。そして理子ちゃんからマスクを受け取ったあと、私もその思いやりバトンを渡すことにしましたこの思いで世の中が溢れますように。。。おまけ:プロレス観戦