「ケルト神話と中世騎士道物語」 | 銀輪流転

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 田中仁彦 著  (中公新書)

 ケルト人(ガリア)の神話から、キリスト教・中世封建システムの中で中世騎士物語として変容していく過程。ユングの集合的無意識・アニマ・アニムスの概念を持ち込んだ物語の構造の解説。
 興味深ったです。

 また、ケルト人の歴史のですが、大陸からブリテン島に侵略し、先住民が抹殺されて、それが妖精の世界として彼方にありながら身近にあり、パラレルワールドとして存在している。
 Zepの移民の歌を思いだしたりしますが、、、。

 そのケルト人もローマ人やゲルマン人の支配に甘んじるわけですが、、。

 コンヲオール、アイルランド、ブルターニュの海の荒涼した風景が頭に浮かびながら。