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道路管理基金年次大会の最終日、金曜日はサンサルバトル近郊の自然公園に移動して行事が行われた。



スペイン語でついていけないのだが、来賓のような形で言われるままに出席した。







労働環境の整備、ジェンダーに関する講演が行われた。





合間では、地元の文化保存会のような団体が、踊りを披露。このあと、バンド演奏もあった。

エンタテインメントを織り交ぜ興味を持続させながら、集まる関係者、施工業者への研修、相互の交流の振興が目的のようだ。

再び公共事業省の大臣がやってきて、集まった施工業者とくに零細企業のメンバーを鼓舞した。舗装、未舗装道路の維持管理において、彼らの働きが重要である。

このあと、なんとステージ脇の広場でドローンを飛ばし、全体写真や動画を撮影した。
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合間では、地元の文化保存会のような団体が、踊りを披露。このあと、バンド演奏もあった。

エンタテインメントを織り交ぜ興味を持続させながら、集まる関係者、施工業者への研修、相互の交流の振興が目的のようだ。

再び公共事業省の大臣がやってきて、集まった施工業者とくに零細企業のメンバーを鼓舞した。舗装、未舗装道路の維持管理において、彼らの働きが重要である。

このあと、なんとステージ脇の広場でドローンを飛ばし、全体写真や動画を撮影した。
エルサルバトル道路管理基金の職員が理事長木村教授の講義を日本で受け、帰国後同国で土のう工法を紹介してほしいと連絡をしてきた。全国の零細から大規模に至る施工業者を集めて行う道路管理基金主催年次大会での、特別講演をお願いしたいという。大会開催時期は木村教授の都合がつかず、自分が代役をすることを提案したところ、現地サイドも受け入れてくれた。

初めての太平洋横断。24日の午後に伊丹を出発し、同日夜9時にエルサルバトルの首都、サンサルバトルに到着。翌日午前中のプログラムで講演。



国際会議場内の会場、FOVIALは道路管理基金のスペイン語による呼称、オレンジは団体を象徴する色だ。



会場の様子



公共事業省大臣の、開会挨拶



未舗装道路整備、土のう工法の適用事例、零細企業への技術移転について発表。英語で発表し通訳の方がスペイン語に訳していく。通訳の方と直前に内容を共有し、なんとか円滑に進めることができた。以前にJICA専門家の方と仕事をしていた経験があるらしい。



自分の発表後、コスタリカの大学講師がアスファルト舗装について講演。彼は通訳無でスペイン語で発表を行った。



二人の発表後壇上に呼ばれ、道路管理基金ダイレクター(中央)から記念品をもらった。



土のうについての研究、NPOの立上げ、NPOの仲間たちの支えや各地での活動とその知見の共有が、今回の講演を可能にし、かつ内容を人々の関心をひくものにしてくれた。

東ティモールで卒論指導をする教官のサポートをしていた。一緒に学生がきていて、学生にノートを取らせていた。その様子が、なんか不思議だった。









マウスの向きとノートの文字の向きが真逆。こんなことがあり得てしまう。。。
東ティモールの国立大学の工学部支援事業に昨年から参画している。この時期、学部として初めて4年制の卒論指導をする、ということで事業としても積極的に同学部教官へ助言をしている。

事業に関連する専門家のご指導のおかげで、卒研が進んでいるようで実験室がとても活気がある。




色々道具が使われている様子がある





実験室わきの会議室で教官と学生の打合せ状況








実験室の一角でも教官が学生を指導




学生が協力して実験を実施



大学近くの地形測量をテーマに研究する学生グループ
エチオピアのアジスアベバ科学技術大学で、フィリピンで活動時にお世話になった現地の大学先生に再会した。2007年には京都を訪問され、少し案内した。8年ぶりの再会で、これも「土のう」がもたらしてくれた縁だ。

大学教官が、MSE(Micro & Small Enterprise)(零細企業)の担当者に施工内容の説明、工期と費用のネゴを行った。



土木工学科の建物に通じるルートで歩道建設





縁石を設置




歩道であるので、ブラックコットンソイルを中詰めに利用する。



土のうを敷設



締固め!




土のう間の隙間をブラックコットンソイルで埋める



表面の平らにするため、砂を撒く



仕上げは他の歩道と同じで、敷石舗装。熟練のMSEのメンバーが、あっという間に並べていく。


アジスアベバ科学技術大学近郊の一般道で、土のうを利用した道路整備のデモを行う計画がある。





設計のために、同大学土木工学科の教官の協力を得て、測量を行った。








道路脇の店で昼食。約2週間の滞在でインジェラには慣れてきた。でも生肉(ユッケみたい?)には手をつけられなかった。



エチオピアにやってきた。団体自己資金による出張だ。

今後拠点として活動展開するための、大事なミッション。理事長の京都大学木村教授が、築かれたアジスアベバ科学技術大学との協力体制を足掛かりに、事業形成を目指す。

活動した9月末から10月始めにかけては、大学が休みで後期授業が始まるタイミングだった。活動期前半は学生もいなくて、大学敷地の広さが印象に残る。





新しい大学で、大学内のインフラ整備が進められている。





大学敷地一帯はブラックコットンソイルと呼ばれる、扱いが難しい粘性土が広がる。





その粘性土上で、どうやって現地で調達可能な材料で未舗装道路の通行性を改善できるか、が今後の大きな活動のカギになる。
ルワンダでは、行政官との協議、そしてコミュニティとの道路整備作業を行った。



インフラ省エンジニアと現場で協議



インフラ省、道路公社、市の行政官とコミュニティとの引渡式の様子





作業に参画したコミュニティグループ

行政官らとの協議時には見上げる形になり、コミュニティとの作業時には同じ目線となる。こんなところに、歴史的な背景が現れているのかもしれない。
道路の基礎部や表層を構成する土を固めるため、適度な水分が必要である。




この水の調達のため、車を用立て、水を購入することもある。ここでは近くの(約1.5 km先)湿地帯から水を用意することができた。



彼らが水の調達係。自転車で水汲み場と現場を往復する。



200リットル用タンクに貯めおく。



空のタンクを荷台につけ、水汲み場へこぎだした。



水汲み後は路面がへこんでいたり、坂だから自転車を押すことになる。





水汲み場も谷あいにある。雨季には側を通る道が水没することもあるらしい。
千の丘があるということは、千の谷があるということかもしれない。



河原にあるサトウキビプランテーションから、船で対岸へ運んだ後に、陸送している様子




凹部には乾季でも緑があり、地下水位が高い。

日本国際協力財団助成事業では、環境保全型農業振興にむけた技術研修も行った。谷あいの、地下水位が高いところで、その水を利用し苗木の作成、植林、果樹苗の導入とその育成方法の指導を行った。