道普請人_http://coreroad.org/のブログ

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TOTO水環境基金の助成団体交流会に出席した。場所はTOTO本社のある小倉である。昨年が創立100周年だったようで、建設されたTOTOミュージアムで行われた。

 

社会貢献第一に事業をすることで益が得られる、品質管理の徹底など、社訓も紹介されていた。水環境基金で助成する事業の活動に、お金だけでなく汗もかいて(従業員の方もボランティア活動に参加するなど)連携したい、とのコメントが印象的だった。

 

道普請人は三回目の申請で、助成を得ることができた。TOTOの担当の方が、日本のNPOの活動に大きな関心と期待を持っていただいており、道普請人の活動も気に入っていただいた。TOTOという会社が社会貢献への意識の高いこと、会社の本業にも強い信念を持って取り組まれていることがわかり、こういう企業に助成いただいていることを誇りに思いたい。また、TOTOの方が助成してよかったとおもってもらえるよう、事業をしっかり実施したいと思う。

 

また、同じく助成を受けた団体さんとの交流があり、事業や団体運営について共有できたのもよかった。

 

 

 

 

 


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道普請人(みちぶしんびと)の常務理事として10年目の2017年の、私の海外出張回数と日数を数えてみた。

 

エチオピア 2回

タンザニア 1回

ケニア 2回

ミャンマー4回

東ティモール 1回

フィリピン 2回

パプアニューギニア 4回

 

合計16回、221日間

 

道普請人の活動の活発で、事業収入があるおかげだと思う。

 

各地での事業実施体制、行政やコミュニティの協力形態や能力、財源が異なる。各事業担当者と話をする中で、他国他事業での事例が参考になることがある。横断的に多くの事業を見ることができる立場にあることに、責任と感謝の気持ちがある。

 

自分もパプアニューギニアの島嶼部での事業を担当した。調査、申請、承諾、実施、完了の流れを担当できることは、とてもやりがいがある。日本人専門家やローカルスタッフの協力があって、事業が進んだ。生まれや育った環境が全く異なる人々が集まり、同じ目標に向かって活動する、道普請人での活動の醍醐味の一つだと思う。

 

来年は自分は兼業となり、今年のように海外に長期間滞在することは無理だろう。それでもできるだけ現場に立ち、現状把握と円滑な現場活動に貢献したい。

 

団体人員の入れ替わりもあるが、新しいメンバーとともに団体も成長していく。皆が道普請人で活動してよかったと思ってもらえるようにしたい。

 

2017年の一枚として以下を選んだ。

 

 

パプアニューギニア、ブーゲンビル自治州、ブカ島、ローカルスタッフとともに。こんなきれいな海は初めて見たように思う。

 

10年間活動を継続してきたゆえの新しい挑戦もあるが、一つひとつ乗り越えて行きたいと思う。2018年も良い年にしよう。


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参加中セミナーの中日、フィールドツアーに参加した。

 

最初は高速道路の料金所。

 

 

 

そして、半官半民の車両工場。国防省下にあり、軍関係車両の修理もすれば、自転車から乗用車、バスも修理する。若者を雇用し、技能を身に付けさせている。

 

 

 

「カイゼン」が導入されている。ただし、利用されいてる機械はほとんど中国製。

 

 

降水試験。

 

戦車も見かけた。

 

働く若者の様子。仕事する若者は、見ていて気持ちがいい。

 

 

 

 

 

 

 

 


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11月13日~17日、エチオピア、アジスアベバで開催されたILO The 17th Regional Seminar for Labour Based Practionersに参加、発表した。

 

会場はアフリカ連合本部のネルソン・マンデラホール。

 

 

 

 

英語、フランス語の同時通訳がある。アフリカ諸国の道路行政官が参加する故だろう。各発表のあと、熱心な質疑応答がある。質問者、回答者で、英語圏、仏語圏出身者が混在するから、同時通訳の音声を聞くイヤホンが欠かせない。

 

スポンサーに中国の企業名が目立つ。でも発表や会場に、中国人の姿は見かけない。それらしき人々を見たのは、宴会場のみだ。

 

この会場は、2014年1月14日に安倍首相が日本のアフリカ外交として演説した場所である。そして、その演説の中で、「若者に明るい未来を」として道普請人のケニアでの活動事例が紹介された。

 

 

その場に今度は自分がたち、自分の言葉で活動を紹介することができる。とても名誉なことだと思った。団体関係者をはじめ協力者皆様のお陰と感謝の気持ちでいっぱいだ。発表は少し緊張したが、だんだん快感に感じた。土のう工法に多くの質問が寄せられたが、うまく応えられたと思う。

 

 

 

 

ここではうれしい再会があった。ILOつながりで、東ティモールの一行が参加していた。そこで知り合ったアフガニスタン人のコンサルタントが声をかけてくれた。地球儀を俯瞰する、道普請人の活動の真骨頂である。

 

 

活動10年目の区切りに、とても思いで深い機会となった。

 

 

 

 

 

 

 

 


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プロジェクト終了に当たり、スタッフで打ち上げをしよう、ということになった。段取はスタッフに任せ、彼らの言う予算を用意し手渡した。

 

11時頃、買出しを始めるとスタッフは出かけて行った。14時ごろには料理ができその頃迎えに来る、ということだった。

 

どういう準備をしていたのかよくわからないけど、16時頃(いつもなら終業時間)に、できたといって戻ってきた。すっかり楽しむ気分は失せてしまっていたけど、大人げないのも良くないと思い、参加。

 

川が海に流れ込む、地元の方がいうバーベキュースポットに連れて行ってもらう。

 

 


 

フィールドコーディネーターが小さな包み、プレゼントをくれた。色々おしえてくれたありがとう、という。かなり強い言い方をしたこともあったけど、感謝してくれて、うれしい。時間が遅くなって楽しむ気の失せていた自分が、とても小さい人間のようにも思える。

 

島の自然の中で育ってきた人たち。書類の整理など慣れていなくて、自分から見るととんでもない雑なやり方をしてしまう。それでも人と一緒に一つの目標に向かって仕事をすること、その経験を通し互いに感謝の思いを持つこと、わかりあえたと思えたりそうでなかったり、色々な出来事が思い浮かぶ。

 

プレゼントは包装紙をなんとか手に入れて、セロハンテープで包まれていた。

 

他のスタッフも、運転手さんまで小さい包みをくれた。

 

空港に向かう前に皆で記念撮影

 

 

 

 


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8月には中間、事業内容紹介ワークショップをしたところだが、事業終了に際し10月13日にワークショップを実施した。

 

会場を押さえていて人数変更の連絡をしたら、別団体が同じ日にワークショップをしたいと言っている、今お金を払えばお前のところで予約を抑える、と言ってきた。うーん、これが常識として通じるのか、という気もしつつ、入金した。

 

無事に会場は確保できた。スタッフも2回目だから、勝手はわかってきたようだ。あとは時間内に終えるよう、参加者を誘導することが必要だ。幸い、前回と違い天気は晴れ。現場視察、現場での土のう工法のデモもうまく行えそうだ。

 

自信あふれる様子でプレゼンするフィールドコーディネーター

 

話を聞く参加者

 


現場視察の様子

 


現場のチームリーダー(コミュニティ)、道路行政官、フィールドコーディネーターで参加者に対してデモを実施。

 



現場視察から会場に戻り、質疑。大きな関心、自分たちの村でもやってほしい、という声が上がる。いつも先端技術や機械施工、高い材料などに気を取られ求める傾向にあるが、身の回りの材料を使うこと、ベーシックなことが重要であること、またそれが有効であることを気づかせてくれた、という行政官のコメントも印象的だった。

 


会場は海の側。午前中のワークショップで、終了後昼食を食べて解散

 

スタッフとともに

 

 

 


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ブーゲンビル自治州での事業第一フェーズが、10月26日で終える。

 

8月中以降、12日間日本人専門家が活動して以来、現地スタッフで運営している。予算も消化し、締めの作業のために10月始めに現地入り、25日まで活動した。

 

まずは現場道路工事の進捗、出来栄えを確認した。

 

専門家の指導を守り、順調に施工を行ったようだ。

 

道路横断排水として設置したパイプ。中詰まりしていないか、周りから圧迫されて変形していないか、確認。こんな姿の日本人がめずらしいのか、フィールドコーディネーターに写真を撮られていた。

 

午前中の雨が小雨になったので、フィールドコーディネーターと現場に行こうと誘う。排水状況を確認しておきたかった。フィールドコーディネーターは意味がわかっていないようだったけど。

 

うまく機能している様子を確認できた。

 

パイプ周りの崩れ防止の土のうによる壁も機能している。

 

 

フィールドコーディネーターもだんだん意味がわかってきたみたい。こっちの人の感動、喜びの表現の「ちち ちち ちっ」と発しながら、写真を撮っている。

 

先を読むことを(雨の様子をイメージし水が流れるように対策をする)に慣れない人たちだけど、今回のパイプ設置と降雨時に機能している様子を確認できて、よほどうれしいのだろう。うれしい、と思ってもらえたらこっちの狙いどおり。そのことに、こちらもうれしくなる。

 

「ちち ちち ちっ」

 

翌日にさらに礫質土を追加することになった。雨でぬかるむから、運搬するトラックが無理しないよう言い聞かせた(つもりだった)。

 

 

夕方になっても帰ってこないので気になって現場行く。電話が通じない。

 

案の定スタックしていた。こっちはあれだけ言ったのにと、また、この事業終了時で予定通りにすすまないことのイライラが募る。現場にいるフィールドコーディネーターらもスタックしたくてスタックしたわけではない。彼らなりに限られた時間、予算のことを気にはしているよう。

 

トラック運転手とも話をして、次の日に残りの台数分の砂利を運ぶ手筈をつけてきた。

 

七転び八起ような胸中で、プロジェクトスタッフとともに進めていく。

 

 

 

 


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調査地の下條村の電車の最寄り駅は飯田線、唐笠駅。天竜狭下りの終着点である唐笠港のすぐ側だ。

 

飯田線は朝夕通勤帰宅時間帯以外では、2,3時間に一本という本数だ。電車を見ることが貴重なように思える。

 

唐笠駅に止まる飯田線、岡谷行の普通電車

 

誰も降りず、誰も乗らず

 

唐笠港の様子。上流側を見る。

 

天竜狭にかかる橋から上流側を望む。

 

写真右側に飯田線線路と唐笠駅

 

下流側の様子。

 

飯田から約50 km上流側の伊那市内を流れる、天竜川の様子

 

 

 

 

 


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拓殖大学 徳永先生を研究代表者とする科研費事業に仲間に入れていただき、長野県の下條村で調査活動をする機会があった。

 

村が行う資機材支給事業について、調査をしている。住民からの要請に応えて資機材(主に生コンクリート、型枠材、水路用U字溝など)を村が支給、村が自主的に作業をしインフラ(道路や水路)を整備する、という事業である。

 

NPO法人道普請人は、農道沿線住民が自分たちの道は自分たちで直す、道普請を途上国農村部にも広げて地域の活性化につなげたいという活動を行っている。

 

徳永先生らの研究は、資機材支給型事業が地方創生に重要であることを、定性的、定量的に示そうとしている。

 

日本の農村で現在行われている「道普請」は、どういう人たちがどういう背景で実施されているか、とても関心がある。

 

下條村の中の小松原地区の区長、副区長、そして住民の方に少しの時間だが話をさせていただくことができた。

 

「お役」として地区の皆が集まり、地区内のインフラ・環境整備(草刈、枝はらいなど)を行う習慣が昔から今も続いている。原則全戸参加、が守られてきているらしい。とは言え、新たに建設されたマンション(集合住宅)に住む人々がお役に参加してこないことも、受け入れている。「お役」のあとには、慰労会をして一杯やっている。総会も必ず23日の夜、行うらしい。元役場づとめの区長さんが色々教えてくれた。「お役」をすることが楽しい、と思われているような雰囲気だ。

 

その「お役」の一つとして、コンクリート舗装をする、という場合に資機材支給型事業を利用しているようだ。

 

その資機材支給型事業で整備された道路を歩いてみた。

 

地区で作られた概観図の石碑

 

コンクリート舗装、幅2.0 m程度、厚さは約10 cmらしい。

 

坂部で舗装脇の水路内を排水が流れるようになっている。その水で舗装真下の土がえぐれている箇所には、土のうを詰めて補修されていた。

 

地元名産、市田柿畑の脇の、コンクリート舗装の道

 

 

資機材支給型事業で、整備されたコンクリート舗装の終点。黒いアスファルト舗装部は業者による、村の公共事業として整備された道路

 

資機材支給型事業で整備された道路から、村道へ出てきたところの様子。このあと写真右側のお宅の方に会ったが、笑い話で、自分たちは5人で行動しており、どうも不審者?と思われていたようだ。

 

村道は、村の公共事業、施工業者により、きれいに舗装されている。整備されたのは最近のことらしい。蔵のある家が自分にはめずらしい。

 

村で設置されたスピーカー。地区の重要な情報伝達手段

 

昨年の資機材支給型事業で、コンクリート舗装された道路約30 m。一年に一回、一日のお役で、約30 mの舗装が行われ、これを繰返していく。

 

今年の資機材支給型事業で、コンクリート舗装を延長する予定であった箇所。ただ雨で中止もしくは延期(区会で話合い、決めるらしい。)

 

昔から資機材支給型事業を利用しており、この地区ではやりたい箇所はほぼコンクリート舗装を終えてきたとのこと。そのせいもあり、それほど緊急性は高くないが、いつもやっているお役で、村行政から資機材支給してもらえるなら、この道をコンクリート舗装化していこう、という雰囲気に思える。

 

人々の日々の生活に必要な道路は村が公共事業で施工業者に発注しつつ、所定の品質で仕上げてきている。日本の場合、農村とはいえ地区公民館がある通り、民家がある通りまでもアスファルト舗装化されている。そこからさらに奥の山道や、田畑への道は、地区の「お役」で整備されてきている。

 

途上国では、農村部のコミュニティ集会所や民家がある通りの整備に、公共事業の手が回っていない様子が多くみられる。小松原地区のケースより規模の大きい通りを、「お役」のような沿線住民の力を結集し改善していこうとする挑戦をしているようにも思える。道路行政との連携、住民のまとまり、道路整備技術に工夫が求められる。

 

 

 

 

 

 

 


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水路脇を進むと、水門があって行き止まりになった。水路が途絶えている。

どうも、下へ水がいっているようだ。

 

 

谷を下りたところから、上の写真の水路行き止まり部を見上げたところ。パイプが地下を通っている。

 

そして反対側の丘へ登ったところ。パイプの口部が見えていて水が流れている。看板には沢尻サイフォンとある。最初の写真の水路の水がこの谷の下を通り、こちら側の丘の上に到達していた。サイフォンによる水路の谷越え。

 

水路上をコンクリートで蓋をし、上が道路となっている様子。コンクリート厚が薄いのか、2トン車以上の車両は通行遠慮するように、とある。また、この水路上の道は西天竜土地改良区による管理のようだ。

 

この水路上の道を行くと、アスファルト舗装の道路と交差する箇所があった。ここでは鉄板が敷かれている。アスファルト舗装道路上は2トン車以上の車両が通ることもあるから、その対策と思われる。

 

しばらく行くと、水路が現れる。左側すぐ側には中央自動車道が通っている。

 

農道でもアスファルト舗装がここまで伸びている。ここから各田や畑に続く道は未舗装。

 

アスファルト舗装道路から、田や畑へと続く未舗装の道。その距離はわずかで200mぐらいか。

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