国際犯罪? | 道普請人_http://coreroad.org/のブログ

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シティバンクに口座を持っていると、海外でも提携する銀行の対応ATMから現地通貨で引き下ろすことができる。これまで重宝してきた。



パプアニューギニアへの出張前に現地で要り用のことを考え、その口座を補充し準備万端のつもり?でやってきた。早速現地通貨を手に入れようとATMへ行くと、どうも様子が変だ。残金が想定以上に少ない。おかしい。



急に不安になり、インターネットで口座利用状況を調べるとなぜか3月末からタンザニアで引き下ろされている形跡がある。行ってもいないし身に覚えがない。カードは常に携行している。



銀行問合せ番号へ連絡する。国際電話、しかも携帯電話はプリペイド制で残高が気になるので、音声案内がまどろっこしく感じてしまう。やっとオペレーターさんにたどり着き、事情を説明。まずカードの利用を止めてもらい、その後調査担当部署から追って連絡がくるという。気がかりなのは不正利用で失ったお金が返ってくるのか?ということだ。そして、今日明日の必要な現金をどう調達すればよいのか、思案にくれる。



担当者からパプアニューギニアにいる自分の携帯に連絡が入る。どこかのATMで下ろしたときに、カード番号を読み取る装置や暗証番号を記録するカメラがそのATMに仕掛けられていたのだろう、ということらしい。まるで映画のような世界だ。ガードマンがいないようなATMにそういう装置がしかけられる危険性があるらしい。



外国でお金を下ろす、ということで周囲には気を配っていたつもりだが、まさかATM機械そのもの、に落とし穴があったとはうかつだった。



事故扱いということで損害は保証されると聞いてまず安心した。カードは暗証番号の設定の変更手続きをし、その旨を銀行に連絡することで利用制限が解除される。明日には現金を下ろせるだろう、と安心した。



翌朝、またもATMに拒絶される。また銀行問合せに連絡。カードが偽造されておりそれを持つ輩がすでにATMへアクセスしていたらしい。暗証番号が変わっているのを知らず何度もトライした結果、カードシステムが自動的に利用制限をかけた、とのこと。結局カードを作り直すしか手が無い。ということはこの口座からは生活費を下ろすことができない。なんのための準備だったんだ・・・。



月末の一時帰国時になんとか再発行を受けられるよう、手配をするつもりだ。


国際NGO、と意気込んで活動しているが、同時に国際犯罪?に対する備えも必要だといういい教訓になった。