今回の出張では、道直しの後や、農家さんグループを訪ねたときに思わぬ贈り物をいただきました。
外国人、日本から来ているということで、彼らは大歓迎してくれます。もちろん、ナイロビから来たケニア人の同僚たちをも、温かくもてなしてくれます。同僚が前線にたって一番汗をかいているので、彼らを一番にもてなしてほしい、といつも思います。それでも彼らの親切(アフリカンホスピタリティー)をありがたく受け取ります。
少し困ったことがありました。コップを持っていると、容器から注がれたのは地元で発酵してつくられたヨーグルトでした。なみなみと注がれてしまいました。
これからの長距離の移動を思うと、お腹のことが気になります。
飲み干すことはできませんでしたが、口をつけました。意外においしい、というのが感想です。結局、お腹は平気でした。
このグループからはさらに、スプーンとヨーグルトを発酵させる容器をいただきました。いい記念です。
農業省のスタッフは農家さんグループが育てたバナナなど作物を贈られていました。
マサイの村では、彼が羽織うマント(キコイ)を贈られました。農業省役人で一緒にプロジェクトを進める同僚と写真を撮りましたが、残念ながら自分が一番似合っていません。
カンバ族である同僚は背も高く良く似合っています。道直しのあとの集会で、人々にメッセージを送っています。
一番うれしかったのはマサイから名前をいただいたことでした。「オレウ, Oreu」。「牛を家に連れてくる」という意味だそうです。
同僚が言うには、「土のう」を使った道直しの方法は彼らにとっては画期的で「牛」のように貴重なものを伝えてくれた、という思いがあるだろうとのこと。
久しぶりに大きな感動を得ました。