文房具屋さんの村 | 道普請人_http://coreroad.org/のブログ

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 ゴロカの町の様子です。右側の建物は中華料理屋、左側は文房具屋です。現地駐在スタッフが買い物をしていたところ、私たちの活動に関心を持った店主がレターを送ってきました。自分達の出身村の道をよくしたいので一度見に来て欲しいとのこと。そこで、その村を訪ねることにしました。


 村の名前はマンド村といい、アサロ地方にあります。アサロといえばマッドマンが有名。ゴロカ市からは約20 km。ここではまず村の様子を紹介します。


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マンド村へと通じる道。昔、コミュニティに人々がスコップもなく、ただ木の棒で掘って道をつけたそうです。



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道の途中からの景色。山の斜面を利用して畑を作っています。今はとても平穏に見えるのですが、昔部族闘争があり畑は焼かれたそうです。今でも草原となっているのはその跡なのだそうです。


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見晴らしのよいところで、案内の村人が叫びはじめました。私たちの来訪を伝えているそうです。


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約2km歩いてマンド村に着きました。コーヒーを干しています。


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村に教会がありました。立派な建物です。資材を運ぶのは大変だっただろうと思い、また教会の組織力の大きさには驚かされます。


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村で集会が行われました。自己紹介と村へやってきた目的を説明しました。今回はあくまで道の様子を確認しにきた、ということを強調しました。大きな期待をされては困るからです。


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とは言っても村人から贈り物をいただきました。ビルムという手縫いのかばんです。写真右端が福林、その隣はゴロカで村落開発普及員として活動する協力隊の田中さんです。村の様子を見たいということで同行してもらいました。



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案内してくれた文房具屋の主人の家です。タウンのお店とは違い、ブッシュマテリアルの家です。

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お米を作っていました。さっそく隊員の田中さんと稲作について話し合っていました。


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アイビカという野菜です。

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村から収穫した野菜を運び出しています。車が通れない道なので人が担いで、最寄の舗装道路まで運んでいきます。谷を下り川を超え、さらに次の山を越えてやっと舗装した道にでることができます。


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写真真中あたりに、白いテントの屋根が見えます。このテントを向かい側の山から見ることになります。

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谷底には小川が流れています。ここを超え、山を登りそしてまた降りてようやく、舗装した道に出ることができます。私たちも進むしかありません。それにしても荷物をかかえた村人たちのことを思うと、その生活の厳しさを痛感せずにはおれません。


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山を登ると先ほどのテントが向こう側に見えました。
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山の上では別の村の人々が協力してコーヒーの苗用のスペースを作っていました。竹で柱や骨組みをつくり日陰を確保します。


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やっと舗装した道が見えてきました。


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先に出発した村人らも到着していました。ここで公共のバス(ワゴン車タイプ)に乗り約5時間のドライブを経て海外沿いの町までいくのだそうです。収穫した野菜を換金するには本当に時間と手間がかかっています。