ケニアでいう東大にあたるのがナイロビ大学である。いくつかあるキャンパスのうち、一つはナイロビのシティ、中心部にある。近くにはパソコンショップ、カフェ、レストランなどがあり、ナイロビ市内ではとても便利なところではないかと思う。土木や、灌漑に関する専門書が欲しくて、京都大学にて博士号を取得し現在ジョモケニヤッタ農工大学の講師をしている方に相談すると、ナイロビ大学のテキストブックセンターがいいだろう、ということだった。そこで今日、訪ねてみた。
たまたま、ナイロビ大学のオープンデー、ということで一般の人々が多く訪れていてにぎやかであった。こういう日に高校生の制服を着た学生さんが多いのは、日本でも同じだと感じた。各学部がブースを出して、関心を持って集まってくる人々に説明をしていた。農学部では、花卉、野菜などの園芸作物の展示をしていた。まさに、私たちのプロジェクトでも、この国の園芸産業の発展を目指した支援を進めている。また、工学部では土木分野の学生が安い価格で頑丈な家づくりができるよう、簡易ブロックをインターロッキングで組み合わせて積み上げる工法の研究成果を展示していた。
テキストブックセンターを訪れてびっくりした。イメージしていた以上に本が充実していたからだ。さらに、ナイロビ大学のロゴの入った帽子、Tシャツ、筆箱、かばんなどのグッズ、文房具が売られていたことにも驚いた。
土木、灌漑関係の本を見つけ購入した。インドで出版された本が多かった。レジで土日も開いていることを確認した。カードも使えるらしい。これからも利用できそうだ。
大学の中に入り、なんだかエネルギーを周りの人から得たような気になった。この国の発展のために、と使命感や希望の中で勉学に励む人が多いのではないだろうか。