『同一労働同一賃金』法制化へ★ | 井上耕太事務所(独立系FP)公式ブログ

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大阪・西天満【井上耕太事務所】代表。
金融機関(銀行・証券・保険会社)に所属しない【独立系FP事務所】を経営しています。
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『資産形成スペシャリスト』、井上耕太です★

『日経平均15,000円割れ』『ドル円相場110円突入』してますが、
それらの話題はちょっと後回しで(^_^)

ここ数年、ずっと気になってたことです。



『同一労働同一賃金』法制化へ★



やっと、世界のスタンダードを日本も導入します。

今まで『同一労働』しているのに、
『賃金』に差のあった正社員・非正規の格差を無くす為の法案です。

阿倍首相が提案する『1億総活躍時代』に向けて、
全ての国民が活躍に向けたフィールドを整備する。

阿倍さんは『非正規』の雇用環境を、
『正規』並に引き上げることを期待してます。

でも、経営者サイドから見させてもらうと、
これが法制化されたら『正規』の方を切り下げる。

このチャンスを生かして、
両者の間くらいでフラットに持っていきます。

たぶん、こんなところかな(^_^)

でも、この法案の話は、
正規・非正規だけの枠には収まらない。

僕自身、会社員をしている時代に、
ちょっと?だいぶ?違和感あったことがあります。

『同一労働』していても、
『年齢』により年収に2~3倍の違いがあるのは何故か??

確かに、新人当時は多くの方に面倒見てもらいましたが、
それも数年したら、仕事振りは変わらなくなります。

マネージャークラスの方は、
『責任』があり『職務』が違うので、サラリーが上なのは当たり前。

問題は、『同一労働』しながらにして、
『年齢』による格差が大きすぎることです。

例えば、僕は営業職をしていましたが、
同じ売上げノルマを達成したとしても、
年収には2~3倍の開きが出てきます。

いや、ひどい場合は、
40代、50代の方の方がパフォーマンス良くない場合も。

実は、これにはカラクリもあります。

日本の企業の場合、
『終身雇用』が大前提となって給与体系が決まっています。

20代、30代の給与は後回しの人質部分があり、
それの回収期が40代からスタートする。

だから、40代以降の人は、
どんなに理不尽な扱いを受けようとも、
20年間の『我慢代』の回収に向かいます。

ま、システム外れても行くとこ無いけどね(^_^)

今後は、この『我慢代』を放棄することになる。

また、労働市場のグローバル化も、
ある程度は広がりを見せることになると思う。

移民を受け入れない体質の日本では、
欧米ほどではないかも知れませんが。

堀江貴文さんは、
2014年近畿大学卒業式でスピーチされた話の中で次のような言葉があった。

『札幌のマッサージ屋と、タイのマッサージ屋の賃金差は、
現在(2014年当時)でも2倍しか無くなってきている。』

これは、日本が経済大国でなくなりつつあることを示した話ですが、
おそらく今後は、『同一労働』を『同一賃金』で外国の方と競争する時代になる。

今まで安泰であったことが、
どんどん崩れ去っている世の中です。

これからの時代を生きていく上では、
常に『変化』を求めて動き続けることが大切です(^_^)★

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