描き初め
<2018描き初め>
(ラフスケッチs↑)
正月は実家にて家族縁者で美味しいものを食べ、あーだこーだといろいろとお話をしながら楽しい時間を過ごすことができました。ほとんど何も荷物を持たずに行ったのに、フツーに2,3日過ごせてしまえるのは実家のすごいところ。。。
あと自分のところはテレビがないので、実家だとテレビを見ることができました!笑
もろもろの番組、TVCMなどすごく久しぶりでした。
「君の名は」も一度見てるんですが、二回目だと冷静に細かいところまで見ることができてよかったです。
(↑絵描きはヘンなところが気になったりする)
テーマ曲の一つが「前前前世」で、隕石事故による「生死のやり直し」的なモチーフが登場することで、ある種の「輪廻転生」みたいなものが、そこはかとない裏テーマとしてあるのかな?・・・と、穿ったことを考えていました。
生まれ変わり・死に変りで縁者が因縁に導かれ出会うこと、前世で上手くいかなかったことを今生でやり直すこと、あるいは一度滅びてしまった世界を今度こそ!という使命をもって救うこと。。。そういったテーマを、パラレルワールド的に新しく解釈して再構築しているようにも感じました。
もちろん主要なテーマは「二人の出会い」的な恋愛要素だと思いますが、そこに薄ーくこうした因縁的なものが絡めてあるように思えて興味深かったです。
あと今回もう一つ印象的だったのは、「隕石が落ちてくるぞ―!みんな逃げろー!!」って言って「は?お前ら何いってんの?」みたいなシーンがあって、人は平和だと突然危機が迫ってきてもリアリティを感じることができない・・・ということを考えさせられました。津波が来た時、軍事的脅威が迫っている時、自然の破壊が進行している時etc・・・私たちはあらかじめ対処できるのでしょうか?
と、感想らしからぬことを考えていたのですが、久しぶりに本作を見ることができてすごく楽しむことができました。
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さてさて、まだまだ正月気分は抜け切らないのですが、本格的にウィークデイが始まるのは自分の場合8日になるものの、今日・明日あたりからぼちぼち始動してゆければと思います。
謹賀新年2018
あけましておめでとうございます。
本年のご清祥を心よりお祝い申し上げます。
今日は初詣してぶらーっと散歩して本当にのどかな良い1日でした。
例年だと混まないようにかなり早めにお参りするのですが、今年はのんびりお昼前後に行きました。かえって人々の賑わいを感じられて良かったです。
近所の公園ではさっそくたくさんの家族連れが凧揚げをしていたり、キャッチボールや散歩をしていてとてものどかな微笑ましい光景でした。
昨晩の日付が変わる時間帯はちょうどAmebaTVの朝青龍と琴光喜の相撲の試合のネット番組を見ていました。不本意な形で引退することになった両者が、それぞれの数年分の思いを抱いての対戦です。取り組みでは、立会にいたるまでの仕切りの一つ一つの動作がどれもすごく気持ちがこもっていて印象的でした。こういった美しい所作をみていると相撲が本来祭事であり、神事であることを思い出させてくれます。琴光喜は善戦しましたが結果は朝青龍に軍配です。強い強い元横綱の姿がとても素敵でした。
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<以下は少し重たい話>
今日のCNNニュースでローマ教皇(法王)の話として心にとまったものがありました↓。
<(CNN) 「長崎原爆投下の被害者の姿をとらえた1945年の写真をカードに印刷して配布するよう指示を出していることが1日までにわかった。カードの裏には、法王の要請により「戦争が生み出したもの」という言葉が記載されている。」>
・・・とのこと。
その写真というのがジョー・オダネル氏が撮影した「焼き場に立つ少年」というものです。この写真については以前、皇后陛下が言及されたこともあり、一部ではそれなりに知られているものです。我が国で起きた惨事と名も知られない当時の人々の無念を、世界的に大変大きな影響力のある方が、気にかけてくれたことを嬉しく思いました。
胸が痛む話ですが、興味がある方は以下の写真と撮影者オダネル氏がそれについて語った内容をお読みください。原爆投下から2ヶ月ほど後にあったことだそうです。↓
「
佐世保から長崎に入った私は、小高い丘の上から下を眺めていました。10歳くらいの少年が歩いてくるのが目に留まりました。おんぶひもをたすきにかけて、幼子を背中にしょっています。
少年の様子はあきらかに違っていました。重大な目的を持ってこの焼き場にやってきたという、強い意志が感じられました。足は裸足です。
少年は焼き場のふちまでくると、硬い表情で、目を凝らして立ち尽くしています。少年は焼き場のふちに、5分か10分も立っていたでしょうか。白いマスクをした男たちがおもむろに近づき、ゆっくりとおんぶひもを解き始めました。私は、背中の幼子が、すでに死んでいることに気づきました。
男たちは幼子の手と足を持つと、ゆっくりと葬るように、焼き場の熱い灰の上に横たえました。まず幼い肉体が火に溶けるジューという音がしました。それからまばゆいほどの炎がさっと舞い上がりました。真っ赤な夕日のような炎は、直立不動の少年のまだあどけない頬を赤く照らしました。
その時です。炎を食い入るように見つめる少年の唇に、血がにじんでいるのに気づきました。少年があまりにきつく噛みしめているため、唇の血は流れることなく、ただ少年の下唇に赤くにじんでいました。
夕日のような炎が静まると、少年はくるりときびすを返し、沈黙のまま焼き場を去っていきました。背筋が凍るような光景でした。
(インタビュー・上田勢子)
[朝日新聞創刊120周年記念写真展より抜粋]」
のどかな元日をすごせたお陰で逆に印象的なニュースでした。今日の平和の重みを感じつつ鎮魂を思います。
ありがとう2017
2017年もたくさんの方々のお陰様で充実したものとなりました。
一年を振り返って、皆様からいただいた御恩の大きさを思うばかりです。
なんだかよくわからないけれど、今年もなんとか・どうにかやってこられた・・・という思いもあります。
非常に多くのことを有意義にこなすことができたという実感がある一方で、ここ何年かはただただ流れに逆らって同じ場所で懸命に腕を振り回していたような感覚もあります。
技術を磨くこと、資格を取ること、作品を作ること、営業努力を続けること・・・時間をかけてただただ前へ前へ進もうとしなければいけないことがありますが、その反面、仮に何十年かけたとしても、実際に自分の持てるものというのは「既に持っているもの」の中からしか増えていかないという、世の中の二面性も感じています。ある意味厳正な印象です。
思いは軽やかに、やるべきことがあるならそれを懸命に・・・
そして、いろいろな問題がある中でも「今でも十分ありがたかった」ということに思い至りながらやっていきたいと思っています。
当ブログをご覧くださった方に心より御礼申し上げます。よい大晦日を過ごされますように。
2017ありがとうございました。
人物画2
二つ前の記事での人物画が完成。
今回は限られた時間の中でどこまで描けるかというチャレンジでした(6h×2)。。
油絵の具は乾くまでに時間がかかるので、塗り重ねのタイミングなど、作業の段取りがとても重要な要素になりました。
実を言うと、終わったときにあと数時間作業ができると勘違いしていたので、そこはすごくびっくりでした(笑)
モデルさんもかわいらしい方で、姿勢も安定していて描きやすかったです(長時間なのに)。黄色の背景の布、茶色の靴、少しオレンジがかった赤のスカート、白い服の色彩の対比も美しかったです。
画面の中ではこのようなパースを意識しています↓。赤、青、緑の三方向がメインです。
あと以前の記事でも書きましたが、手前を鮮やかに描き、奥を彩度やコントラストを落として描くと画面に奥行きが出ます。
もう一点は昨日の記事の「写り込み」です。今回は時間の関係上メモ程度にシャッシャと色を入れています。
もっと大事なのが、例えばスカートの中にも、足や椅子のパイプが存在することをイメージできるような、全体の人間としての「形態感」が表現されていることです↓。
測ってみると右肩と左肩の高さの位置がパースがかかっていて、かなり違っています。
何気ない人物描写でも、実は非常にたくさんの要素が検討されて表現されています。
本来だったら、これでようやくベースの色塗りが終わったという段階で、ここから時間をかけて丁寧に描き込んでいくと、西洋の肖像画のようなリアルでブワッと浮き出る、凄みのある絵になるはずです。本当はそこまで描き続けたかったのですが、今回は趣旨が違うこともあり、写真もないので残念ながら諦めることにします(ー。ー)(笑)
光と影と反射光
よく影の位置をこういう感じで描きたくなってしまうのですが↓
実際はこっちのほうが近いです(少し誇張して描いています)。
ようは横のほうが暗くて、下は地面からの反射光で少し明るくなります。
この光源の位置だと当然上が明るくなります。↓
↓この写真だとすごくわかりやすいです。
さらによく見ると光源からの光とは別に、奥の壁に反射した光でできた影が、影の中で重なって見えます。
そして中空の筒の中の影も下が暗くて、上は反射が当たって明るくなっています↑
上の写真は地面が白ですが、これに色が入っていると当然反射光はその色の要素が反映されるようになり、色彩の表情がとても豊かになります。
慣れないうちは難しく考えてしまいがちですが、しばらくするとごくごく自然にこういう処理をするようになります。
自分の場合は反射光を入れるのが好きなので、逆にこれ見よがしや、わざとらしくならないように注意したいです。
空想の絵の場合は、完全に正しい影や反射光をいれるのは難しいと思いますが、こういう要素を丁寧に描き込んであげると絵に現実感や説得力が出たりします。



















