イラストレーター いとうみちろう のブログ -46ページ目

イネ科と古生物、他

Twitterで下記のようなものを見かけました。↓

 

「中国甘粛省、白亜紀前期(アルビアン1.13~1.01億年前)の地層から産出した、ハドロサウルス上科恐竜の歯列から、イネ科植物表皮の微細化石が見つかったとのことです。」

http://www.ivpp.cas.cn/xwdt/kydt/201801/t20180103_4927609.html

https://academic.oup.com/nsr/advance-article/doi/10.1093/nsr/nwx145/4769666

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 イネ科の植物が白亜紀の前期に存在していたことは知りませんでした。イネ科はどちらかというと恐竜以後の新生代の定番植物なのです。

 以前、恐竜時代の背景を描くときに、「イネ科の植物は恐竜時代にはそれほど一般的でなかったはずなので、あまり草原のような表現は入れないほうがいいですよ」というお話をご依頼主にしたことがあったのですが、白亜紀前期にすでに存在していたのなら「はらっぱに恐竜」というのも絵的にはありなのかもしれませんね。ハドロサウルスといえば10メートルを超える種類もありますから、好き好んでイネ科を食していたとすれば、その巨体を支えるだけの広大な草原地帯が白亜紀に存在していたのかもしれない、と夢想してしまいます。

 ・・・とは言うものの、海外のものも含めて白亜紀の再現絵は今のところ、イネ科の植物を大々的に描き込んでいるものはあまり見かけない印象です。一般的には、やはり大草原の描写というと新生代の特色という感じで、新興の哺乳類をモチーフとして描かれることが多いようです。

 

どちらにしろ、今後そういうものを描く機会があったら参考にしたい内容でした。

↑<恐竜時代。ナンヨウスギ、ソテツ、シダなどは定番。白亜紀だとモクレンの花はよく登場します。トクサは恐竜時代のみならず、もっと古い時代にも描くことができる、古生物の背景としてとても活躍する植物です>

 

↑<新生代。大草原(イネ科の植物)がよくモチーフとして選ばれます>

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昨日は相模大野カルチャーセンターの絵本講座の今年の初回でした。

皆様の思い思いの作品がどれも素晴らしく、絵本を作るのに一人ひとりの発想や考え方、取り組み方が違って毎回良い刺激をもらっています。本年も毎回楽しみにやっていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

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石膏デッサン前回の続き。。。
正直ここに出すのがはばかれる感じですが、時にはお恥ずかしいものを載せるのも必要です(笑)
体の部分もズレがありますが、何より顔が・・・似てない。
顔は今度しっかり直そう。体はズレがあるもののデッサン的にうまく処理すればそれなりに成り立つはずです。
まだまだ完璧なデッサンを志向するような段階ではないようですが、修行だと思ってどんどん描いていきます。ただ、石膏デッサンはすごく楽しいです♪

 

 

石膏デッサン1

石膏像のデッサン。今回のお題はパジャント像です↓

 石膏像は難しいです。

そもそもまだ描き慣れていないですが、B2サイズの紙の大きさにバランスよく構図を収めることにもかなり意識を使います。

 実際の人物だと、衣服のシワや姿勢は微妙に変化するので、少し形がくるっていてもそれほど気にならないのですが、石膏像だとそうはいきません。あるいはたくさんの人が定番のように描くものなので、上手く表現できていないところはすぐに分かってしまうというのも難しい部分です。

 あとは鉛筆で絵を描こうとする場合、いままでのクセが一番染み付いているので、そこからニュートラルになることが必要だと感じています。鉛筆を持つとどうしてもクセで線で表現したくなってしまうのですが、今回はともかく「空間で」表現することを意識して描き進めていきたいと思っています。手に持っているのは鉛筆なのですが、しばらくは木炭を使っているつもりで進めていきます。とりあえず第一段階↓

 もう少し顔が画面左よりで、カダラに対して小さくなってしまっているかな?

ちょっと空間として顔が奥に引っ込んでしまっているかな?・・・という印象でしょうか。

「構図」でかなりの部分が決まってしまうので、どうにか合わせていきたいです。

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 本日は1日講習会で、特別支援や高齢者・障害者の支援に長く関わってこられた先生方のナマの話をたっぷりと聞くことができました。人の尊厳や自立、相互の支え合いなどに関して、これまで思いもしなかったようなことまで色々と考えさせられる内容でした。重度の障害をもったご高齢の方が、コツコツためたお金を児童養護施設に寄付する話、それを施設のみんなでサポートした話など、いろいろと実際の現場であればこその事例が胸にしみました。一方で、講師の先生がこんなにも大変なお仕事に、これほどまでにひたむきに取り組んでこられたことに対する、尊敬の思いが最大の印象だったようにも感じます。一生の宝になるような素晴らしいお話をありがとうございました。

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 <最後に小話>自宅で使っている電子レンジが、最近しょっちゅう使用中にエラーで止まって、そろそろ買い替えどきかな―と思っていたのですが、まだ充分使えそうでもったいなかったので、ネットで見た何かの豆知識で電子レンジを掃除してみました。

 レモン汁をしぼって、それを器に入れてレンジで長めにチンします。するとレモンの成分でレンジの内側のベタベタがキレイに取れるというやつです。試してみたところ、そこまで完璧にキレイにはなりませんが、かなり汚れが取れて、掃除した後はすっかりエラーが出なくなりました。家電の買い替えって結構面倒なので、再び使えるようになってよかったです(^^)。

遺跡の遊び場(ラフスケッチ)

<遺跡の遊び場>

 近所の国際版画美術館で市内の高校生の美術作品展がやっていたので見てきました。そういえば去年?もこの展示見たことあったなーと思いつつの鑑賞です。

 

 成瀬高校さんが手作り絵本をたくさん出展していたので、ついついそれに反応して眺めていました。絵本だとストーリーの要素が入ってくるので、作者ひとりひとりの思いや世界観が一枚絵よりも一層感じることができる印象です。思いの丈が込められていて、作品作りの姿勢なんかはむしろ私が勉強になりました。

 ほとんど終了間際の時間帯に入場したにも関わらず、作品が面白くてそこに並んでいたほとんど全部の絵本を見てしまいました。お、いいね~・・・といった調子で読み進んでいて、最後に手に取った作品の作者はよく見るとなんだか見覚えのある名前。こういうときに図らずも知った子の名前を発見することがあるのが、地域の活動をしてきた身として時々ある楽しい一コマです。とてもステキな作品を作っていて関心しました。

 

 あとは町高生の作品とか、文化祭で見たやつだ―!とか他にもいろいろ良い作品がありました。たまたま通りかかって、たまたま覗いた作品展でしたが、とてもいい刺激になりました。

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 私は普段市販の絵本はかなり読む方なのですが、絵本の世界では大人気の のぶみさんが絵本作家を目指すにあたり1000冊の絵本を読んだエピソードはとても有名です。もうこの話は十分知られているので、これから絵本作家を目指す人が今から1000冊読んでも、それで絵本作家になれるかというと難しそうですが、1000冊絵本を読むというアプローチはなかなか興味深いです。

 絵本だと1日10冊読むのも可能なので1年で1000冊読むことはそれほど難易度は高くなさそうです。私も試しに意識的に1000冊読んでみようかなと思っています。もっとも絵本作家って10年スパンで目指すものという印象があるので1日一冊、時々休みを入れながら数年かけて1000冊読むというのもいいかも知れません。

 

 何かを学ぶ際に読書をする場合、ゆっくり丁寧に何度も読む「質の読書」と、なるべく大量の情報をこなす「量の読書」の両方があると思います。どちらも大事ですが、どちらかというと何事もゆっくりと学び身につけたことのほうが自分の血となり肉となっていることが多いと感じています。それはそれとして、一方で広く学ぶつもりで、少し引いた目線でガッツリと量をこなす。「オリジナルストーリーとか全然思い浮かばねー」というときに、何はともあれ1000冊読んでみるっていうのも面白そうです。

 

 何より大事なのは、結局は自ら作品を作ることだと思います。要はアウトプットとインプットのバランスですね。高校生の手作り絵本を見て、今日はそんなことをふと考えました。

地震・魔女宅・シバヒロ

<夜祭・イメージ画>

 

 昨日は朝方、久しぶりに緊急地震速報が流れて驚いた人も多かったようです。結局その時は大きい地震はきませんでしたが、災害は忘れた頃にやってくると言うしドデカイ地震はいつ来てもおかしくないと・・・そんなことを思って、思い立ったように家具の防災器具の取り付けなどをしていました。その日の深夜にわりと大きな地震があって、このあたりは震度4でした。

 もちろん無いに越したことはないのですが、日本においては大きな地震は「あるもの」だと思って日頃の備えをささやかでもやっておくことの大事さを久しぶりに思い出しました。社会全体でも「ある」が前提でインフラ整備はじめ物事を進めていって、より一層災害に強い国になっていけばいいなーと思っています。

 

 同じく昨日の話題ですが、Twitterでやたらと「魔女の宅急便」関連が流れてくるので何かと思いきや、TV放送だったようですね。見られなかったんですけど絵を描く身として、夏の休みの一時を森の小屋の中で絵を描いてすごす女の子が出てくるシーンを印象的に思い出していました。この「ウルスラの絵」として劇中に登場する絵画は実在するものがモデルになっています。八戸市立湊中学校養護学級共同作品の「星空をペガサスと牛が飛んでいく」というものです。

 魂を揺さぶるような、心を吸い込んでしまうような圧倒的な印象を与える作品との出会いというものは、ときには人生に大きな影響を与えてしまうことすらあります。画家にとってはそういった作品を生み出すことが冥利に尽きるというものかもしれません。「大きな影響」というのは必ず良しにつけ悪しきにつけという二面性がありますが、その人の生き方や志、バランスよい関わり方が、その良し悪しを決めていくのだと思います。

 キキがウルスラにスランプの時どうするの?と尋ねるみたいなシーンがありますが、そこで「描いて描いて描きまくる」→「それでもダメだったら?」→「描くのをやめる・のんびりしてなにもしない」→「そうすると、そのうち描きたくなる」→「なる?」→「なる!」・・・みたいなやり取りがあったと思うのですが、このあたり見るとなんだかモノ作りをする人々や、それに限らず浮き沈みある私たちのへの励ましのように思えてきます。特にアニメーションという絵を主だった仕事とする「中の人」が、登場人物の画家を通して言わせた言葉として現実感があります。自分自身が上手く行かないときにも思い出すことがある、作中の大好きな場面の一つです。

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 本日は地元の地域活動ということで、シバヒロのイベントのお手伝いをしてきました。

芝生の公園でいろんな遊びが体験できるイベントです。

ターゲット・バードゴルフとかクッブとか、楽しすぎ!笑(そしてゴルフやってみたくなった!)

われわれはいつものキンボール。

お陰様でとても楽しい充実した1日でございました。

 

 

町並み

<町並み>

 

<渓谷>

 

<遺跡>

 

イメージスケッチ