フランキーマシーンの冬
今年一番楽しみにしている本。
ドン・ウィンズロウ著。
ニール・ケアリーシリーズが好きでこの著者の作品を読み始めたが、『犬の力』で文字どおり力を開花させた。
犬の力のあとがきに、訳者が次作『フランキーマシーンの冬』は痺れると書いてあった。
実は『犬の力』のあとがきで『フランキー・マシーンの冬』を知る前に、ロバート・デ・ニーロが僕の大好きな映画監督『マイケル・マン』と組み、この本を映画化するという話を耳にしていた。
マフィア役をやらないと公言していたデ・ニーロを再び駆り立てさせたという。
主人公は元凄腕の殺し屋(通称フランキー・マシーン)で、今は引退。悠々自適の生活を送り、趣味はサーフィンだそうだ。
その彼が、ある事件をきっかけに、また元の賃業に戻るという話らしい。
デ・ニーロは本を気に入り映画化を希望。監督にマイケル・マンを指名。
IMDBでは、2013年全米公開予定になっているが、まだ、ほぼ未定の状態だろう。
デ・ニーロ×マンだとマンの秀作『ヒート』を連想させるし、殺し屋×マンだとこれまた秀作『コラテラル』を思い出す。
映画の公開は首を長~くして待つとして、マンがこの本を映画化する気になっているなら、どこを気に入ったのかファンとしては気になる。
9月25日。
俺にとってXデーだ。
パブリック エネミーズを見て
マイケル・マン監督最新作『パブリックエネミーズ』を12月3日にお台場シネマメディアージュにて先行鑑賞した。
友人が試写会を当ててくれて一足先に見ることが出来た。
友人に感謝。
俺はジョニーのファンではなく、監督のマイケル・マンのファンという目線で見た。
鑑賞後、しばらく余韻を楽しむため、あえてレヴューを書かなかった。
一週間ちょっと経って映画を客観的に見て感じることは、ジョン・デリンジャーもメルヴィン・パーヴィスも二人とも時代に利用された可哀相な男たちだったってこと。
デリンジャーをビジネスとして利用し、新たな時代がきたと切り捨てる。
パーヴィスもデリンジャー逮捕のスペシャリストとして鳴り物入りで任命される。
しかし、フーバーに叱責され、仲間を失い、最後には古手の仲間にデリンジャーを殺される始末。
やはりマイケル・マンの真骨頂、コインの裏表、似た者同士の人生の交差。
哀愁溢れる物語は正にマイケル・マン印。
デリンジャーの恋愛模様を物語に加えるが、やはり俺は男臭い物語だと思う。
『ヒート』と同じような話のようで、また違った感慨を受けた。
義理、人情の時代が終わったことを映画で表しているようで悲しくなった。
今 俺たちが生きる混沌とした現代。
何が正しくて、何が悪いのか。
信念を持てない若者も多いと思う。
義理、人情、信念。
古臭いようだが、今の時代にもう一度見つめ直さなければいけないもののように思う。
この映画から学ぶものは多いと思う。
もう一度見に行ってみようと思う。
鬼平犯科帳
今、池波 正太郎の『鬼平犯科帳』を読んでいる。
テレビドラマはよく見ていたが、小説の世界感もドラマのまんまである。
短い短編が一冊にまとめられているが、一話読み終わるたびに、ドラマの時の印象的な哀愁のあるギターの音色が響くエンドロールが思い浮かぶ。
話もすごく面白い。
読み進めるのが楽しみだ。
