おはようございます。ルヴァン杯からリーグ戦に戻って、鳥栖戦。リーグ戦では残念ながら下位に沈んでいて、ホームでの戦いですから、勝っていかなければならないのですが、先制はすれど2度追いつかれ、ドローで終わりそうなところをシンエースが最後まで走り切り、等々力劇場を演出してくれました。
9/13(金)19:00 J1 第30節 川崎 3 - 2 鳥栖 Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
得点:11’橘田(川崎)、51’久保(鳥栖)、61’家長(川崎)、90+1’清武(鳥栖)、90+10’山田(川崎)
川崎フロンターレ 4-2-3-1
――――――― 9エリソン――――――――
―17遠野―――14脇坂――――41家長―
―――――10大島――19河原―――――
― 8橘田―44アイダル―5佐々木―31VW際―
――――――― 1成龍――――――――
46分 9エリソンOUT → 20山田IN
60分 31VW際OUT → 13三浦IN
69分 10大島OUT → 2高井IN
69分 14脇坂OUT → 23マルシーニョĪN
81分 17遠野OUT → 30瀬川ĪN
90+9分 5佐々木OUT → 11小林ĪN
サガン鳥栖 3-5-2
―――――18日野――22冨樫――――
――――― 6福田―― 8中原――――
―27楢原―――33西矢―――24久保―
―――20テヒョン― 3木村―42原田―――
――――――――71朴―――――――
62分 18日野OUT → 77V・スリヴカIN
75分 8中原OUT → 21堀米IN
75分 27楢原OUT → 55清武IN
90+9分 77V・スリヴカOUT → 37寺山IN
翌週にACLEのアウェイ蔚山戦を控えていることもあって、川崎を含むACLE出場組は、金Jでの戦いとなりました。
残りのリーグ戦でもそうなのですが、平日金曜日に試合をされると、仕事のある人たちは、なかなか折り合いをつけて会場に駆けつけることが難しくなります。
かくいう僕も、できることなら土日に試合してほしいところですが、悲願のACLEのためでもあるので、なんとかやり繰りしてU等々力に駆け付けました。
試合開始時間よりは、早めに着いたのですが、日が残っているうちは、9月と言えとまだまだ暑かったです。この中で、試合をする選手たちは大変だなと改めて思いました。
また、この試合は、KAWASAKI GAME SHOWと題したイベントが開催された日で、ゲームセンターCXのよゐこの有野課長が来場されて、ゲームイベントやら、写真撮影やら行われていました。そして、試合の選手紹介では、ゲームセンターCXの特別版での紹介でした。
また、有野課長による始球式も行われました。始球式では、一回、蹴った際に枠を外すのですが、大画面にゲームさながらContinue?の画面表示が出てからのやり直しだったので、一回外す台本でもあったのか、これを見越して、用意していたのか、とにかく芸が細かいなと思いました。
2度目の始球式では見事決めますが、多くの他のゲストがGゾーンに駆け寄るところ、有野課長、GK役のふろん太に抱きつきに行っていたのが、人の良さがあらわれていたと思います。
さて、この試合のスタメンですが、アイダル、創がルヴァン杯に続いてスタメンとなったので、鬼さんの信頼を一定程度、勝ち取ったのだと思います。
そして、前線も左に2戦連発の大弥と真ん中にエリソンでした。このあたりは、調子のいい選手の起用により競争を促しているものと思いました。
そして、試合ですが、序盤は、川崎が押し込むことに成功します。9分には、旭の浮き球のパスをエリソンが受けて落とし、泰斗がシュートまで持ち込みますが、枠を外します。
さらには、11分、鳥栖陣内でボールを右から左に揺さぶって、健人に渡ったところで、チェックが甘いところを見るや、健人はミドルを放つと、相手DFに当たったこともあって、強烈なドライブ回転がかかり、鳥栖GKの頭上を越えて、ゴールネットを揺らします。
ゲーム、キャプテン翼もビックリするほどのドライブシュートを健人が決めて、先制に成功します。
その後、川崎がボールを持てる時間もありましたが、20分過ぎくらいから鳥栖に攻め込まれる場面が続きます。
23分には、右サイドから突破され、中にクロスを入れらると幸いにも中央は、誰にも合わず、ボールが通過しますが、反対の左サイドで楢原に収められると、再びクロスを入れられ福田がヘッドで合わせます。が、幸いにもこれがゴール左に外れて事なきを得ます。
更には、29分、右サイドから日野にクロスを入れられると、冨樫が頭で合わせますが、これはクロスバーに救われます。
一方、前半32分には、右サイドの際からのクロスをエリソンが頭で合わせて押し込もうとしますが、勢いがたらず、ゴールまで届かなかったボールが、泰斗に落とした形となり、泰斗が頭で合わせゴールネットを揺らします。
泰斗のゴールパフォーマンスまで行い、得点かと思われましたが、VAR介入の結果、エリソンから泰斗へのボールの時点で、泰斗がオフサイドであったと判じられました。のちにDAZNで確認しましたが、微妙です。
体の一部が出ていたと言われればそうかもしれませんが、体の軸の部分で見たら、そうは見えないので、厳密すぎるオフサイドはやはり興を削がれます。が、逆の立場でこれを認めがたいのもわかるので、ルールである以上、やむを得ないのかなと思います。
こういう取り消しがあったあと、相手に勢いが出がちなのですが、そのとおりになり、前半アディショナルタイムに鳥栖に押し込まれるとバイタルから西矢に枠を捉えた強烈なミドルを放たれますが、これは、ソンリョンがまじソンリョン。右手一本で弾き出します。
前半は、川崎が押し込む時間もあり、先制に成功しますが、同様に鳥栖にも攻め込まれる時間帯を作られ、五分の展開となり後半に持ち込まれます。
後半に入って、エリソンからシンに交代します。
ただ、それでも鳥栖に押し込まれると、51分、川崎が大きくクリアする場面が何度かあったにも繋ぐ意識とクリアする意識が中途半端になった結果、こぼれたところに走り込まれた久保に決められ、非常にもったいない形で失点。同点とされてしまいます。
どこかで一度でも蹴りだしていればと思ってしまいました。
一方、川崎もボールを持てる時間は作れていたので、そのすぐあとの53分左サイドから健人が中のシンにボールを入れると、受けた時には後ろ向きだったところを鋭く反転し、シュートまで持って行きます。これはGKに弾かれますが、惜しい場面でした。
さらに61分、左サイドで僚太が攻め込もうとした際、日野にボールを一度奪われますが、これを颯太が奪い返すも、ファールで止められます。
このボールを間髪入れずに僚太がリスタートし、左サイドからやや内側の泰斗が受けると、シンがつり出して空いた、中のスペースに待ち構えていたアキに渡し、アキが冷静にコースを突いたシュートを決め、2ー1と突き放します。
その後、僚太が下がって、幸大が入り、創、健人のダブルボランチどころか無限ボランチモードにシフト。さらに泰斗が下がって、マルちゃんを入れ、アキさんがトップ下に入る、相手が嫌がるモードにも入ります。
これで、逃げ切れると思ったのですが、88分、右サイドで鳥栖に押し込まれ、シュートを放たれた瞬間、颯太がブロックするのですが、これがエリア内でハンド判定。
映像を見ましたが、当たった部位も定かではないですが、左手は畳んでいましたし、右手は咄嗟に顔を守ろうとして上げたもので、ボールを防ぎに行ったものではないし、一旦胸付近に当たったボールが触れたもので、フロサポとしても故意でないので、これは厳しいとしか思えませんでした。
が、当たっているのは当たっているのでしょうし、右手を上げたところが見る角度からは印象が悪かったのかもしれません。ただ、主審は、PKを即断されましたが、そこは留保して、VARを確認してもらいたかったとも思いました。
仕方ないですが、90+1分に献上したPKを清武がゴール左に決めきり、土壇場で追いつかれます。
ソンリョンは、このPKでもコースは読んでいて、あとわずかのところで触れられそうだったので、そこも惜しいところではありました。
その後、旭とスリヴカが頭と頭をぶつけて双方が倒れてしまいます。交代枠を使い切ったところでしたが、FPで残っていた悠はここですかさずアップを始めます。これは見ていてさすがベテラン、諦めてないと思いました。
旭とスリヴカは、ともに脳震盪の疑いによって交代枠が増え、交代。これを見越して、悠が入ります。
その後、90+10分、左サイドから颯太が入れたスルーパスがマルシーニョにとおり、マルシーニョは、中にクロス。中でシンが待ち構えていましたが、そのボールに合わず、ファーに流れようとします。
ファーには、悠が走り込んでいたので、DFテヒョンは、それを気にしていたのか、クリアしようとしたところ、当たり損ない、シンに折り返す形になってしまいました。
シンは、そのボールを冷静に頭で合わせて押し込みます。土壇場の土壇場でシンが勝ち越しのゴールを決めます。
さらに、残った時間でも悠が積極的にミドルシュートを撃ち込み、これも決まったかと思われましたが、GK朴が掻き出します。
ここで得たCKを敵陣コーナーで、しっかり、ボールを保持して、時間を使い、試合終了。アウェイ甲府戦に続き、ホームU等々力でも等々力劇場で幕を閉じました。
失点シーンなど、もったいない取られ方、不運な取られ方でしたが、失点にこそならなかったものの、あわやと思われるようなピンチは何度かありましたし、ゴール期待値も鳥栖の方が高かったくらいです。
それでも、最後の最後まであきらめずに走り抜けたシンのところに普段ではありえないボールがこぼれてきました。ここで目を外さず、集中を切らさなかったシンに最後のご褒美がきたと思います。
あんたが大賞はここで決勝ゴールを決めたシンで当然だとは思いますが、最後の時間帯、地味に悠が効いていたように思います。旭の交代を見越しての準備から、シンのゴールシーンでのファー側のラン、そして、最後の鹿島るところにさらに追加点を狙うシュートもあったかと。
この日は、ポンコツレジェンドとして紹介されていましたが、ピッチではエースのレジェンドで間違いないです。その悠が2年目に達成した12ゴールに、この日追いついた同じく2年目のシンも悠の系譜を継ぐ、川崎のシンエースで間違いないと思います。
本当は、素直に2-1で終わっていればここまでハラハラすることもなかったけれど、結果、1点ずつ追加して結局勝つ、川崎フロンターレは、やっぱり大好きにしかなれません。
多分、チームとしてもちょっとポンコツなのかもしれませんが、それでも決めて勝ち切りました。
それと創、この試合でチャントが作られ披露されましたが、古巣相手にやり難いところもあったと思います。しかし、この夏場で走行距離が両チーム一です。川崎は、無駄に走ることを推奨していないので、往々にして、走行距離は伸びないのですが、創は川崎の中に入っても違和感ないプレーをしながら、相当走って、あらゆる場面で顔を出すという荒業をやってくれました。
新加入ですが、2~3試合の経験しかないのに、既に2~3年前からいる貫禄を出しています。
あと、個人的には、途中で下がりましたが、右の際は個人的に凄い好きなプレーが満載でした。
幻に終わった2点目の絶妙なクロスもありましたし、右サイドでいちいち鳥栖の選手を一旦外してから前に進むかパスを出してくれるので、苦し紛れのものがなく、他の選手は楽だろうと思います。本職SBの味を出してくれました。
一方で、この日3か所でプレーした健人は、別の意味でユーティリティーの化け物だったと思います。最初は、左SB、次に右SB、最後にボランチとポジションを変え、スーパードライブシュートはぶち込むし、プレーエリアは広いし、ありがたい存在です。
何でもできてすごいのですが、やっぱり、健人ははボランチで出てもらいたいという気持ちが強いですかね。
というわけで、何とか勝ちました。そして、試合終了後には、わざわざ鬼さんが、Gゾーンまで挨拶に来てくれました。そして、ACLE蔚山戦に向けて、選手バス見送りの壮行会もありました。
次は、週の中日にアウェイの蔚山戦です。言わずと知れた、ACLで毎回当たる、宿命のライバルのような存在ですし、今回はアウェイのみなので、やり難さはあります。しかし、ACLE初戦ですから、勝って帰ってきてもらいたいです。
鳥栖戦は、いろんな要素が詰まった試合でしたが、一つ勝つことでこうして選手もサポも気持ち的には勢いがでます。ACLEも始まり、連戦になりますが、勝てば勝つほど勢いも付くと思いますので、フロサポは、変わらず、青援で後押しを続けて行きましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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