2024/25 ACLE LS1 蔚山vs川崎 持たせて勝つ | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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ブログの読者が川崎フロンターレとJリーグを応援してほしいために

おはようございます。水曜の夜は、平日で、仕事もあってリアタイできませんでした。その間、できるだけ情報を遮断しつつ、恐る恐る、帰宅してからDAZN観戦しました。すると、そんな戦い方ができるなんて、聞いてないよ、と言いたくなるほどの効果的な戦い方で、快勝でした。

 

9/18(水)19:00 ACLElite LeagueStage MD1 蔚山 0 - 1 川崎 蔚山文殊スタジアム

得点:54’マルシーニョ(川崎)


蔚山HDFC 4-2-3-1

――――――――18ミンギュ ―――――――
―10ミヌ―――――8ギュソン―――26ミンジュン―
――――――32ウヨン ――95マテウス―――――
―13ミョンジェ―19ヨングォン―20ソッコ ―73イルロク―
――――――――21ヒョヌ ――――――――
46分 10ミヌOUT → 9アラビーゼIN
46分 26ミンジュンOUT → 31江坂IN
46分 8ギュソンOUT → 17ルドウィグソンIN
61分 95マテウスOUT → 7サンボムIN
75分 18ミンギュOUT → 99ヤゴIN
 

川崎フロンターレ 4-2-3-1

――――――――11小林―――――――
―23マルシーニョ―――14脇坂―――30瀬川―
――――― 8橘田―――19河原――――
―13三浦― 5佐々木― 2高井―31VW際―
―――――――― 1成龍―――――――
69分 11小林OUT → 20山田ĪN
69分 14脇坂OUT → 17遠野ĪN
75分 30瀬川OUT → 10大島ĪN
75分 23マルシーニョOUT → 41家長IN
90分 31VW際OUT → 35丸山IN
 

24/25シーズンのACLがはじまりました。ACLはこのシーズンからACLEliteとして24クラブの戦いとフォーマット大きく変わりました。また優勝賞金額も、従来のおよそ3倍まで増えたので、かつて、罰ゲームでは?と言われていたことがウソのような変貌ぶりです。

 

川崎は、まだACLのタイトルを獲ったことがなかったし、今年の2月には等々力で、ショッキングな敗退を喫していまったので、今度こそはと力が入っていたと思います。

 

このACLEの初戦の対戦相手は、毎年恒例、またしても蔚山です。ただし、蔚山は、昨年までは蔚山現代FCでしたが、親会社の社名変更に伴って、だと思いますが、蔚山HDFCとなり、エンブレムも変わっていました。

 

HDって何?結局ヒュンダイってこと?と思ってしまってます。エンブレムも虎は変わっていませんが、より、シンプルになった印象です。

 

毎年、蔚山と対戦していることもあり、当然、すでに遠征ハッシュタグも存在しており、#フロサポ蔚山滞在記で検索すると、蔚山近郊へ遠征した多くのフロサポの動向を知ることができました。

 

また、前日の会見で、ピッチの芝の状態が相当ひどいと伝えられていたので、まず心配したことは、選手が怪我せずに帰ってきてほしい。勝ってくれれば、一番いいけど、アウェイだし、怪我なく負けなければ、大成功くらいに思っていました。

 

僕は、リアタイできなったので、できるだけ試合経過を見ずに帰って、すでに試合が終わった時間帯から後追いで見はじめました。

 

まず、スタメンで悠とセガちゃんが前戦起用であったことに驚いたことと、芝の状態が良くなかったこともあってか、最近先発が続いていた僚太がベンチスタートでした。

 

かわって、創と健人の九州人のダブルボランチ、いや無限ボランチでのスタートでした。最終ラインは、甲府出身の両SBと幸大と旭。最近、出場が続いていたアイダルはベンチとなりました。

 

 

で、試合です。事前に知らされていたので驚きはなかったですが、芝生は酷い状況でした。引いた映像ではまだしも、アップになった際に映し出されたピッチの様子は、近所の公園の芝生の方がまだ綺麗なのではと思えるほどボッコボコでした。

 

昨今の猛暑の影響で、もともとそれほど綺麗な印象がない蔚山のピッチが、さらにひどい状況になったということで、天候のせいもあると言われると、仕方ないところはありますが、それでも残念と思ってしまいます。

 

この酷いピッチであることを逆手に取ったのか、川崎は、いつものボール保持をいい意味で放棄していました。

 

実際、握ろうと思っても、蔚山もボール保持には長けているうえ、荒れたピッチに慣れている分、向こうに分があります。

 

開始早々の6分には、遠目からキムミンジュにシュートを撃たれます。何分、芝生が芝生なんで、変なバウンドしてイレギュラーしそうで怖かったですが、そこは、まじソンリョンがブロックし、跳ね返します。

 

負けじと、悠も18分には中央からシュートを撃って、同じように相手GKチョヒョヌに跳ね返されます。が、バウンドを考えると、イレギュラーがあるかもしれないので、いい作戦なのだと思います。

 

前半、特に感じたのは、悠から始まるプレッシングと連動したディフェンス。悠は前線から後ろのパスコースを消しながら、追尾していくので、パスの出しどころがなく、ボールを持っている側は嫌だろうなと思います。

 

取られたら即、川崎のチャンスとなる位置なので、失敗できないし、まして足元は状態の悪い芝生。理に適っていると思いました。

 

結局、蔚山は、ボールを持つのですが、自陣深くでGKを交えたDF陣でのパス回しが多く、なかなか川崎陣内に攻め入って来させませんでした。

 

前線からプレスをかけると、2人しかいないはずのボランチが、なぜか10人くらいいるような感じで、広大なエリアをカバーし、セカンドボールを拾いまくってくれる創、健人のボランチも効いていました。

 

それでも結局、前半は、双方点が入らず、スコアレスで折り返します。ですが、これまでになかった川崎が見られた気がしました。

 

ボールは蔚山の自陣深くで持たれていた時間が長かったからか、蔚山の攻撃にそれほど怖さを感じませんでした。もちろん、何度かソンリョンの神セーブがあったことで救われているところもあります。

 

後半に入っても展開は変わらないですが、蔚山は、前線から3枚替えを敢行し、一気に圧をかけようとします。それでも基本的にはペースはかわらず、試合が進みます。

 

すると54分、マルちゃんが左サイドからドリブルで駆け上がると、その内側を颯太が抜いていき、引っ張られて、空いたスペースをマルちゃんがカットインして中に切れ込むとバイタルから左に巻き込む強烈なシュートがゴール右に決まります。

 

昨年のジョホールでもマルちゃんのオーバーヘッドを決めたし、普段、決定力が乏しいところがあるマルちゃんがACLの舞台だとこういうゴラッソを決めるから不思議なものです。

 

その後、悠と泰斗の前線からチェイシングを繰り返していた2人を下げて、シンと大弥を入れますが、このあたりの時間帯から、蔚山の攻撃が前線からのプレスで潰しきれなくなってきます。

 

悠のプレスが効いていた裏返しであるようで、シンにも早く悠のプレスを見につけてもらいたいと思いました。

 

それでも旭、幸大が潰したり、颯太の2度のブロックがあったり、最後は、まじソンリョンだったりと、蔚山の攻撃を耐えながらはじき返します。

 

最後の90分には、丸さんも入れて、守備固めを行い、マルちゃんの虎の子の一点を守り切ります。

 

そして、何度も挑戦をしてきて、昨年も惜しいところまで行きながら、追いつかれてドローだった、勝てていないアウェイ蔚山の地で、川崎は初勝利を飾ることができました。

 

 

この試合、まず思ったのは、鬼さんの作戦勝ちだったと思います。荒れたピッチでボールを持たせる前提で、前線からの守備スイッチを入れられて、チェイシングをいとわない悠とセガちゃんを入れ、こぼれたボールを回収させるため、無限にビッチに沸いて出てくる創と健人2列目に置く。

 

DAZNで林さんが解説していいましたが、健人をエンゴロ・カンテになぞらえ、河原も同じようになぞらえていて、2枚カンテ状態でした。

 

攻撃は、シンプルなものも多かったし、決まったのが今回はマルシーニョのゴラッソでしたが、他にも惜しいチャンスはありました。

 

こういう戦い方ができるなら、リーグ戦でも戦い方のバリエーションが増えると思います。逆に蔚山の方が、苦しんでいたかつての川崎を見ているようでした。

 

スタッツだけ見たら、相当苦しんだように見えますが、ポゼッションも持たせていたのは、自陣深いところに押し込んだ状態で持たせていたので、怖さはなかったし、攻撃も手数をかけず、シンプルにゴールに迫るものが多かったと思います。

 

あと、ソンリョンの神セーブがあったので、決められていたら逆の印象だったかもしれませんが、それでもクリーンシートで、Kリーグ首位でACLの常連の蔚山相手にアウェイで勝利したことは、大きいですよね。

 

次は、リーグ戦、アウェイ名古屋です。この試合を見たあとだと、名古屋にボール預けたらどうなるだろうと思いながら、それはそれで楽しそうだと思いました。

 

ACLで、川崎が、鬼さんが、こんなサッカーできるのかと思うと、世界が広がった気がします。

 

ACLEは、次は、横浜FMをボコボコにしていた光州をU等々力に迎えるので、一層、警戒心を持って戦ってほしいと思います。

 

その前に、まずは、名古屋戦。アウェイですが、昨年やられた借りを返すべく、シーズンダブルを目指しましょう。今の川崎は、ACLEが始まったこともあって、意識は向上していると思います。やれますよ!
 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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