2023/24 ACL GrpI 第6節 蔚山vs川崎 来季につなぐドロー | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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こんばんは。今季のホントのホントの最終戦、ACL蔚山戦がありました。天皇杯の激闘から中2日しか経っていないため、メンバーは大幅に入れ換えての戦いとなりましたが、Kリーグの王者、蔚山相手にヤンフロたちが躍動し、ミスはありましたが、アウェイの地で堂々のドロー。負けなしでグループステージを突破することができました。

 

12/12(火)19:00 ACL GroupI 第6節 蔚山 2 - 2 川崎 蔚山文殊スタジアム

得点:17’遠野(川崎)31’瀬古(川崎)、44’アーダーム(蔚山)、53’アーダーム(蔚山)


蔚山現代FC 4-2-3-1

―――――――― 9M・アーダーム――――――
―17ルドウィグソン ―22ミンヒョク―――11ウォンサン―
―――――27チョンヨン ―16ソンジュン―――――
―66ヨンウ ―19ヨングォン―15スンヒョン ―23テファン―
――――――――21ヒョヌ ――――――――
69分 17ルドウィグソンOUT → 18ミンギュIN
69分 22ミンヒョクOUT → 31江坂IN
79分 16ソンジュンOUT → 10カザイシュヴィリIN
 

川崎フロンターレ 4-3-3

―24名願――――20山田――――30瀬川―
――――19遠野――――16瀬古―――――
―――――――― 6J・シミッチ―――――――
―15田邉―29高井―4ジェジエウ―27松長根―
――――――――99上福元―――――――
46分 24名願OUT → 33宮代ĪN
77分 27松長根OUT → 13山根ĪN
77分 30瀬川OUT → 31山村ĪN
77分 16瀬古OUT → 28大関IN
82分 20山田OUT → 41家長IN

 

天皇杯がPK戦までもつれ込む死闘だった上、中2日で、移動も伴うアウェイ蔚山戦。5連勝して、グループステージを突破していなければ、ここまで穏やかな気持ちでこの試合を見ることは、できなかったと思います。

 

疲労を考慮すれば、メンバーを大幅に替えてくることは想定内でしたが、斗哉、シン、セガちゃんの3トップで前衛攻撃陣を構成してきたのには、ワクワクしました。

 

2列目は、唯一、樹が連続スタメン。大弥と組んでのIH。樹は、ここで連戦起用された意味を、よくわかってくれていたと思います。

 

そして、アンカーにJ・シミッチが入ってくれました。今季で契約満了が発表されているにもかかわらず、蔚山まで帯同してくれただけでもありがたいのに、まして先発で出てくれるとは。川崎でのラストプレー、素晴らしかったです。

 

守っては、左の秀斗、右のナガネと、彼らがどこまでやれるのか楽しみでした。CBもジェジエウと幸大だったので、スピード的な耐性もあり、GKもカミなので、彼らの守備もどれほどか、期待しながら見ることができました。


試合は、開始早々から川崎側は、フルスロットル。前線からプレスをかけ、ボールを持とうとする蔚山相手に果敢にボールを奪いに行きます。

 

見ていた思ったのは、直近の天皇杯で柏にやられたことを、川崎が蔚山に対して行っていたように感じました。

 

蔚山に、ボールを後ろで持たれる時間はありましたが、奪っては、速攻でゴール前まで複数人で侵入し、跳ね返されてもセカンドボールを回収し、2次攻撃、3次攻撃とつなげることができていたと思います。

 

直近、天皇杯の柏と評しましたが、違っていたのは、得点をできたこと。川崎は、比較的早い時間帯に先制点をとることに成功します。17分、セガちゃんが右サイドから中央のシンにクロスを入れると、シンが、これを受けてシュート。

 

このシュートは、相手GKにはじかれますが、そのこぼれ球に詰めていたのは大弥。右サイドの角度のないところからダイレクトでボレーシュートを叩き込み、先制に成功します。

 

さらに、31分には、今度はシンから、セガちゃんにボールを入れて、セガちゃんがシュート打つも、相手GKに止められます。これを斗哉が詰めて押し込もうとしますが、これもGKにブロックされます。

 

ここでこぼれたボールを斗哉が左に流しして、そのボールを受けた樹が、DFを一人外してシュートを打ち込むと相手DFの股下を抜けて、早くも2点を奪取します。

 

ここで畳みかけて、3点目が取れていればよかったのですが、Kリーグ王者蔚山は、さすがにそう簡単ではなかったです。


前半の終了間際、斗哉が不用意に右サイドのエリア近くでファールを犯し、FKを与えてしまうと、蔚山側は素早いリスタート。

 

ここで虚を突かれたのか、右サイドの深いところまで侵入を許すと、クロスをあげられ、川崎の選手に当たったボールを蔚山のFW、アーダームに頭で押し込まれて、1点を返されてしまいます。

 

それでも、ヤンフロ主体で蔚山相手に前半2-1の1点リードで折り返せたところまではよかったと思います。


しかし、後半、さらなる試練が待っていました。

 

53分、ナガネがエリア内でこぼれてきたボールを蹴り出そうとした際、それよりも早くボールに追いついたキム・ヨングォンの足を蹴ってしまい、ファウルとなってしまいました。

 

当初は、蹴った場所がエリアの内か外か、微妙なところで一度は、外の判定でFKとされましたが、VARの介入により、中ということで、PKに。

 

このPKをアーダームにゴール左スミのコースをついたキックで決めきりついに同点に追いつかれてしまいます。

 

ナガネには、痛い教訓となってしまいましたが、本気の試合でこういう経験が積めたことは来季への財産になると思います。

 

同点にはされたものの、それ以降の蔚山の猛攻を跳ね返し続けます。特に、この試合が川崎最後の試合となる、シミッチが中盤で獅子奮迅の働きで、奪っては散らし、奪っては散らしで圧巻でした。

 

また、今季は、結局ソンリョンの牙城を崩せませんでしたが、この日先発のGK、カミも前半から終始、神がかったセーブを連発してくれました。

 

77分には、視来、ヤマのレギュラー陣を投入のほか、ついに次世代を担うことが期待されている、大関友翔が投入されました。

 

3バックにして、蔚山の攻撃を跳ね返し、最後は、82分にアキさんまで投入すると、疲労で足が止まりつつあった川崎も、蔚山の攻撃を跳ね返しながら、ボールを奪った際は、うまくキープし時間を使い、結果としてこの試合ドローで終えることができました。

 

最初の展開からしたら、2点を先制できたので、この勢いのまま行きたかったところです。しかし、冷静に考えれば、ヤンフロ主体で、主力は、120分PK後、移動も含めた中2日の選手らで、休養十分、グループステージ突破が決まっていない本気の蔚山相手によく戦ったと思います。

 

今回、この試合は、第6戦でしたが、仮に序盤でこのメンバーでアウェイで、ドロー決着ができたと想定すれば、快挙だったと思います。それくらいのことを、ヤンフロ達は達成したので勝てはしませんでしたが、もっと誇っていいと思います。

 

そして、この試合、公式戦デビューを飾った友翔は、目立ったプレーがあったわけではありませんが、ボールを持った際の佇まいが、何かやってくれそうな雰囲気を感じられたので、来季、期待したいと思います。できれば、友翔は、レンタルに出さず、川崎で大成して欲しいと切に思います。

 

ほかのヤンフロの選手らは、上手いのですが、スタメン組が交代で出てきた際、ボールタッチだったり、パス精度、タイミングで微妙に違いを感じたので、来季、試合に出て活躍するためには、もう一皮むける必要があるように感じました。

 

その意味では、鬼さんは、試合に出る選手をよく見ていたのだとも思いました。

 

ただ、来季のことを考えるとリーグは、2チーム増え、試合は4試合増えます。ACLも本線に進みましたし、秋以降、次のACLのシーズンも始まります。それにルヴァン杯も天皇杯もあります。試合数が大幅に増えることが想定されるので、彼らの活躍なくして、来季の躍進はありません。

 

ACLも取りたいですし、リーグも奪還したい。欲を言えば、ルヴァン杯も天皇杯も、カップ戦にも強い川崎であってほしい。

 

最後の最後、勝てはしませんでしたが、来季につながるヤンフロの活躍と契約満了にもかかわらず、男気で獅子奮迅の活躍を見せてくれたシミッチに大感謝の試合でした。

 

今季は、リーグ戦で苦しみ、ここ10年でも最も低い8位の順位で終えることになってしまいましたが、天皇杯を取り、ACLも本線出場を果たしたので、最後になってみると満足なシーズンであったと思えます。

 

僕のブログも今季が終わってしまったので、次は、来季以降の投稿になると思いますが、また、無理をしない程度に、少なくとも試合の感想程度のことは、備忘録で残していくので、読んで共感いただければ幸いです。

 

2023シーズン、ありがとうございました。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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