こんばんは。
もう昨日ですが、神戸戦に続き、リーグ戦のホーム等々力での柏戦でした。僕の印象では、等々力でやった柏との試合は、完勝の記憶がなかったので、始まる前は、双方の順位にかかわらず、不安しかなかったのです。しかし、蓋を開けてみれば、完勝。むしろ、あの強かった柏がどうしてしまったのかと感じました。
11/3(土)14:00 J1 第31節 川崎 3 - 0 柏 等々力陸上競技場
得点: 21’家長(川崎)、33’谷口(川崎)、89’阿部(川崎)
川崎フロンターレ 4-2-3-1
-------------11小林---------------
--8阿部-----14中村------41家長---
--------22下田----25守田----------
--2登里---5谷口--3奈良--18エウソン--
-------------30新井---------------
76分 11小林OUT → 20知念IN
80分 14中村OUT → 27鈴木ĪN
90+1分 41家長OUT → 37齋藤ĪN
柏レイソル 3-4-3
-------------26オルンガ----------------
-------10江坂-----14伊東---------
--39亀川--7大谷--8小泉--13小池--
----5中山----4鈴木----2鎌田------
-------------23中村---------------
63分 10江坂OUT → 18瀬川IN
76分 39亀川OUT → 9クリスティアーノIN
84分 7大谷OUT → 11山崎IN
全くの私事ですが、午前中に用事があり、朝の列抽選から参加できず、席取りもできなかったので、久しぶりに立ち見でした。もっとも、1階席で見るときは、ほぼ立って応援しており、あまり差はないのですが、やはり見えにくいのは、仕方ないところです。早く改修を済ませて、立派なスタジアムになってくれることを願います。
試合展開
さて、試合ですが、柏は、3バックを採用してきました。これは、直近の天皇杯で対戦した山形が、3バック(5バック)で強固な守備からのカウンターに徹し、結果として、川崎が敗れてしまったので、この時の戦い方を参考にされたのかと思われます。
実際、この1週間ほど、柏は非公開練習をされていて、この3バックのシステムを落とし込んで、川崎対策をしてきたようです。結果論ですが、これがハマらなかった。柏からしてみれば我慢してカウンターという目論見だったはずですが、まず川崎が先制点を取ることができました。
その先制点は、左サイドでウイングバックの裏を取れたところから、守田がクロスを入れ、家長がダイレクトで決めたところで取れました。裏を返せば、いつもの4バックであれば、果たしてあのスペースが生まれていたのかどうか。
2点目は、セットプレーからでしたが、その前の悠が、阿部ちゃんのシュートのこぼれ球を回収されたところを、素早く前線で守備に切替え、奪い切ってから反転してシュートまで持ち込んだことで生まれたセットプレーでした。
悠のシュート自体は残念ながら、この試合から復帰したGK中村航輔のファインセーブで防がれましたが、この得点の何割かは、悠の貢献も大きいかと思います。
もちろん、ゾーンディフェンスの空白地となった個所にピンポイントで蹴った憲剛のキックの質とそこに対峙したオルンガよりも高い打点で見事に合わせた彰悟のヘディングも見事でした。
余談ですが、ファイフロの憲剛と彰悟の対談でそろそろ欲しい,、みたいなことを言っていたのが、実を結んだ形となり良かったです。
堅い守備からのカウンターというところで言えば、この2失点した時点で柏のプランは完全に崩れてしまったように思えます。さらに言えば、運もなかったように思います。
川崎がミスから柏にチャンスを提供し、37分頃の伊東純也のシュートは、完全に失点を覚悟したシュートでした。しかし、ほんの1~2㎝の差でポストにはじかれ、回転したボールも枠の外側に出てしまうという。
もし、これが入っていれば、1点差。その後に、オルンガの空振りがなければ、1点もののシーンもありました。引き合いに出した山形との対戦でも開始から3本のシュートで3点取られて負けました。同様に柏も少ないチャンスを確実にものにしていれば、この試合もどうなっていたかわかりません。最悪、逆転されていたかもしれません。ですが、川崎にとっては、運よく入らないで、済んでくれました。
結局、後半に入っても終始川崎のペースで試合を進めることができ、終了間際には、知念のシュートから詰めた阿部ちゃんが技ありループで押し込んで3点目まで入りました。そして勝利で試合終了です。
策に溺れた
本当に結果論ですが、いつもの柏の方がやり辛かったように思います。もっとも、いつもの柏のイメージは、吉田前々監督や下平前監督のイメージであり、この加藤監督での柏は、初めての対戦なので、今の柏はこの試合の柏がその姿なのかもしれません。
川崎にしても、3バックが本来のクラブともやり合って、それ相応に対策されてもパスを回しきる実力をつけてきています。付け焼刃の3バック(5バック)の守備では、ギャップをうまく利用し、崩し切る力もあると思います。
監督が鬼さんになってから特に顕著になった素早い切替えからのショートカウンターでは陣形が整わないうちに攻撃することができているので、その威力が効果を増します。
逆に柏は、守備は5バックで固めるという方針は、分かるのですが、どう攻撃しようとしていたのか、よくわかりませんでした。簡略に言えば、パス回しで組み立ててくるのか、カウンター主体で、伊東純也やオルンガを使って個で勝負させようとしているのか、ということです。そのあたり、落とし込む時間が足りなかったのか、中途半端に終わり、徹底できていなかったように思います。
極論ですが、対川崎への攻撃は、高さで対抗できる選手がいないので、オルンガ目がけて放り込まれた方が、よほど何が起こるかわからない怖さがあったように思います。守備面で考えても放り込むだけなら、後方で完全な守備ブロックも形成でき、少々の揺さぶりで崩れることもなかったでしょう。
そこまで開き直られた方が、川崎にしてみれば怖かったと思うのですが、柏は柏で繋ぐサッカーからの脱却には至らず、開き直ることもできなかったのではないでしょうか。守備面を重視してシステムを変えたはいいけれど、攻撃の方向性が定まらず、中途半端になってしまった、ということなのでしょうか。
ちまたでは、川崎が強かったという論調が目立ちました。もちろん、川崎も強かったと誇っていい部分はありますが、僕は、この試合、柏が変に川崎を意識し、策に溺れて自滅しただけのように感じています。
今いる柏のメンバーで見ても個の力はリーグでもトップクラスで優勝争いをしていても全く不思議でないメンバーがそろっています。それが降格圏にいることが不思議でしたが、今日の試合を見る限りで言えば、柏は、変に考えすぎていて柏らしいサッカーを見失っているように感じます。
昨年の第33節、柏が鹿島を止めてくれなければ、川崎の優勝はなかった。その柏は、前々節、広島をアウェイで破ってくれています。ちなみに、去年の最終節で鹿島を止めてくれた磐田は、この日、広島を破ってくれました。真剣勝負の結果でしかありませんが、今年も両クラブに大きく連覇を後押ししてもらっている状態です。
柏に至っては、勝っておいてなんですが、残り3試合、本来の柏の選手らが持つポテンシャルを出し切れば、勝ち切れないはずはないので、なんとか残留を勝ち取ってもらい、来季もまた、戦いたいと思っています。
選手について
今日は、僚太がベンチには入りましたが、スタメンは、北斗と守田でした。この組み合わせは、試合では、天皇杯の湘南戦の後半?で見たくらいしか記憶にないので、どこまで通用するか不安でしたが、鬼さん采配、見事的中した形です。双方が双方を意識し、バランスを取れていたと思います。僚太不在時のオプションが確立されたと言っていいように思います。
ソンリョンの天皇杯での退場もあり、GKは新井がスタメンでした。後半の、クリスティアーノにプレゼントパスになりかねないボールを渡し、やらかしたと思いましたが、他はむしろスーパーセーブもあり、やはりソンリョンが不在であっても十分任せられる出来だったと思います。2歳のお子さんにもいい誕生日プレゼントとなりました。
悠、エリア内で思いっきり肘が入り、一度は、ピッチに戻るも結局鬼さんが知念に交代させました。前線でいい動きをしていましたし、得点も取りたかったでしょうから悔しい交代になりました。
映像や写真でみてもかなり腫れているので、次節以降も無理しないようにしてほしい。それにしても、悠への肘がノーファールだったのは残念です。直接ボールと絡んでいないところなので、審判も見えていなかったということのかもしれませんが。
※追記
悠自らのブログで状態を公表してくれました。ケガは眼窩底骨折ということでした。また、中山選手も謝罪に来てくれたという報告もありましたし、悠も故意にやったことじゃないので、と言い切っていますからそういうことだと思います。また来年マッチアップを楽しみにしていると言っているので、これは、中山選手そして、柏の選手らに対するJ2に行くなという、悠なりのエールだと思います。ということで、来年また、対戦しましょう。
そして、前にも何かに書いたかもしれませんが、最後、得点を決めた阿部ちゃん、その機会を作った知念らが喜んでいる以上に喜んでいた奈良ちゃんはうれしい存在。帰ってから地上波のテレビ放送では、1人で飛び上がって喜ぶ奈良ちゃんの姿が確認できました。
ちなみに2点目の憲剛と彰悟が抱き合って喜んでいるところに、喜びのあまり飛びついていたのも奈良ちゃんでした。奈良ちゃんの仲間のゴールに喜びを爆発させる姿は、見ている僕らもゴール同様に嬉しくなります。奈良ちゃん、今後も続けて下さい。
今後の展開
さて、これで残り、3節。この試合の同時刻に行われていた2位広島は、磐田に逆転負けで敗れました。これで残り3試合で7差。ほぼリーグ優勝を手中にしたと言えるところまで来ました。
もちろん、何があるかわからないのがサッカー。去年も残り2~3節のころは、鹿島の優勝は確実だと言われていました。今年こそは、風呂桶ではない、本物のシャーレを掲げてもらいましょう。
次は、アウェイでセレッソ大阪です。残念ながら、こんなに早く優勝決定の可能性がある試合が来るとは思っていませんでしたので、次節は、所用により、長居にまで行けません。しかし、昨年からルヴァン杯の決勝で負け、ゼロックス杯でも負け、リーグ戦前半でも等々力で負けているセレッソ大阪です。
まったく簡単ではないどころか急速に苦手意識が増している相手です。しかも相手のホームです。ルヴァン杯では、眼前で優勝杯を掲げられて、強烈な悔しさともの寂しさを味あわせてくれたセレッソ大阪です。何一つ躊躇する理由がありません。むしろ、ここで負けて、他力で優勝が決まるということほど締まらない優勝決定はありません。ここできっちり勝って、これまでの借りを返しましょう。さあ、今季のタイトル争いを終わらせましょう。
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