すす緑の談話室にご訪問ありがとうござます
今日の山野草は
河川堤で健気に咲くレンリソウのご紹介です
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Carpenters - There's A Kind Of Hush
見つめあう恋
歌唱カレンカーペンター💑
今年イタドリの周辺でも
レンリソウの開花を確認しました。
レンリソウ「連理草」
山城地区の河川堤での植物調査から
今年も5月の初旬に可愛い花を見ることが出来ました。
マメ科の多年草で日本固有種
京都府 絶滅寸前種
近畿レッドデータ 絶滅危惧種
花に黄色いさび病が出ているのが気になりました
今年初めてのことです。
蝶形花の大きさは1.5cm-2.5cm
スイトピーに似た可愛い山野草です
連理草の名前の由来は葉に有ります。
レンリソウの葉は
小葉が綺麗に対生して寄り添っています♪
和名は葉をカップルの仲睦まじい様子に見立てて付けられました💑
ヨーロッパ原産の
ナヨクサフジ「弱草藤」は産業管理外来種。
肥料代わりとして植えているところもあり野生化しています。
生態系、特に希少種オオバクサフジなどへの
影響も懸念されますのでここでは見つかると駆除しています。
花の筒の部分が長く、
花の先の開いた部分の倍の長さがあります。
色も在来のクサフジより濃いのが特徴です。
最近気になっているのは
園芸種のオオキンケイギクが
堤防で猛威を振るっていることです。
外来生物法で特定外来生物に指定、栽培は禁止されています。
国交省が草刈りをしてくださるところは安心です。
ですが希少種の管理をしているところは
会で草刈りをしなければなりません。
はらはらしながら見守っいているところです
今はこんな花も見られます
ミヤマナルコユリ「深山鳴子百合」
ミヤマナルコユリは1本の茎に
多くの花を並べて下垂させます。
ミヤコグサ「都草」
茎の先に黄色い蝶形の花を
1個-3個つける在来のミヤコグサです。
木津川では過去に30kmに亘る
堤防等の調査で700種類ほどの植物が確認されています。
厄介な外来種も沢山生えています。
こちらはヨーロッパ原産のカラスムギ「烏麦」
ドライフラワーに需要がありそうですけれど
ムラサキツメクサ「紫詰草」
マメ科の外来種
和名では
アカツメクサ「赤詰草」とも、あるいは一般に
レッドクローバーとも呼ばれています。
ムラサキツメクサに寄生する
ハマウツボ科の外来種
ヤセウツボ「痩靫」もにょきにょき
手が付けられませんが調査区域への侵入は見られません。
河川堤にひろがる茶畑、
1番茶を摘み採っておられました。
京都山城はお茶の産地です
おまけは去年M先生に教えていただいた
ハマウツボ科の2年草
山城地区に生育するクチナシグサの様子を見てきました。
クチナシグサ「梔子草」
京都府 絶滅危惧種
花は終盤でした。
群生しているだけに残念でした。
和名の由来は萼の形が
クチナシの実に似ていることによるものです
菌従属栄養植物で寄主はササなどの
イネ科が中心と言われているそうです。
探してみましたがよくわかりませんでした^^;
葉と苞と唇形の花、
上部の葉腋に1花ずつついています。
クチナシグサの傍には
楚々とした
ニガナ「苦菜」も咲いていました。
以上長くなりました。
お終いまで見て下さりありがとうございますm(__)m