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カタクリ「片栗」プラス ギフチョウ「岐阜蝶」
京都市西京区の小塩山山頂付近で
カタクリの花が例年より早くから咲き出しました。642mの山です。
※小塩山のカタクリとギフチョウは
西山自然保護ネットワークで保護されいます
この写真は4月初旬来訪時のカタクリです
カタクリの自生は
東日本では多く見ることが出来る様ですが
西日本では局所的で大変なのはイノシシやシカとの戦いです。
カタクリは曇っていても
気温が17度以上の暖かい日には開花します。
晴れていても肌寒い日や曇った寒い日、
雨の日には開花しないと言われている健気な花です
この日も午前中は肌寒く
陽射しは無かったのですが午後になってようやく晴れ間も出ました。
ただ少し晴れるのが遅かったので
三ヶ所ある谷のカタクリは完全に開いてないものが多かったように思います。
全て開花していれば叉雰囲気が違ったと思いますが
こんな感じで咲いています♪
カタクリ「片栗」
ユリ科の多年草
こちらの見頃の季節は3月-4月
春の儚い命「春の妖精」です。
カタクリの球根から採取したのが片栗粉ですが
今では希少種になり片栗粉はほぼジャガイモから採られています。
花が咲くまで7年から8年だそうです。
古語では「堅香子」この「かたこご」が
「かたこゆり」になり現在の「かたくり」になったと言われています。
早春にまず紫色の斑の入った薄緑色の葉が出ます。
二枚の葉の間から茎を立ち上げ
透明感のあるピンク色のお馴染みの花を咲かせます。
稀なシロバナ
花弁が反り返り
下に飛び出す雄シベと雌シベは虫が止まりやすい仕組みになっています(^_^)/
我が家のカタクリは今年葉が一枚出てきてびっくりしました‼
外来種のキバナカタクリの花は買ったその年だけ、今年も花は見ていません
もう一つの春の妖精は「春の女神」ギフチョウです
ギフチョウは本州にだけ分布しています。
ここにはギフチョウの生息地として必要な
食草のカンアオイと吸蜜植物のカタクリが揃っています♪
顔を見せて😅
ギフチョウ「岐阜蝶」
アゲハチョウ科
黒と黄色の縞模様がある小型のアゲハチョウ
京都府では絶滅危惧種に登録されている希少種です。
ギフチョウは気温が低い時や風がある時は出てきてくれませんが
この日は午後からの暖かい日差しに誘われてわたしの近くにも二頭飛んできました
後翅に尾状突起がありその基部付近に赤い紋、
外縁に沿ってオレンジ色の紋列とブルーの点列が特徴です
カンアオイはギフチョウの幼虫の食草
ミヤコアオイ「都葵」
ウマノスズクサ科
常緑の多年草 花期は4月 日本固有種
カタクリに囲まれてますが中央の葉がカンアオイ
花は薄紅紫色、大きさはおよそ2cm
花弁に見えるのはガクです。
キンチャク袋のような形の花がミヤコアオイの特徴です。
葉裏に産み付けられたギフチョウの卵の様子
大切に見守っていきたいカタクリとギフチョウです😌
イノシシやシカの害は
どこともに問題になっていますが対策が遅れているように感じます😓
自然との共生、共存は時間がかかりそうです
コメント欄はお休みいたしますm(__)m
見ていただいてありがとうございます(^-^)