緑の談話室にご訪問ありがとうございます
前回、京丹後地区の里山に自生する
トキワイカリソウの記事を
見ていただきありがとうございました
今回は浜辺で見たイソスミレです。
イソスミレは花期が短いので
いいタイミングで訪問したいのですが
遅すぎて外れる事が多いのです。
今回は4月初旬3年ぶりに行ってきました。
今までで一番早い訪問でした
天気が良すぎでした
砂浜歩きは疲れます
イソスミレはまだ咲いたばかりのようでした
ただ花の色が濃く
咲き進んだ頃より綺麗だったと思います。
コメント欄はお休みいたします
イソスミレは海岸の砂地や
磯のようなところ、黒松林の林床に咲いています。
急斜面の砂地にまで
ゴミなど流れ着いていますけど
自然のままの状態で写しました
イソスミレ「磯菫」
スミレ科の多年草で日本固有種
別名セナミスミレ「瀬波菫」
新潟県の瀬波海岸の群落は今は見られないそうです。
花期4-5月
環境省カテゴリ―絶滅危惧Ⅱ類
京都府カテゴリ―絶滅危惧種
カワラヨモギ「川原蓬」とイソスミレ「磯菫」
厳しい自然環境で
たくさん花を付け健気に咲くスミレです。
花の後ろに突き出た
距「キョ」といわれる部分は
白く太いのが目立ちます。
花はタチツボスミレより紫色が濃く
花弁の先はふっくらして
丸味があり花弁の縁は重なっています。
花弁の側弁基部に毛はありません。
光沢のある厚手の葉は
海辺で見られる植物の特徴の一つです。
若い葉は写真のように内側に巻き込んでいます。
葉の縁には
浅い鋸歯があって何枚もの葉が寄り添っています。
砂浜のハマボウフウの葉の間に
産み付けられた卵は放置されたものでしょう⁇
調べてみたところウミネコの卵のようです。
黄色いくちばしの先端に黒帯と赤班、
黄色い足はウミネコ「海猫」です。
アナマスミレ「アナマ菫」
スミレ科の多年草
花期4-6月
イソスミレと生育しているところは同じです。
イソスミレが終盤の頃
丁度見ごろになる様に思います。
黒松の林床で
このスミレも日本海側で見られるスミレで
葉に光沢があって
内側にくるっと巻く傾向が有ります。
ギンリョウソウ「銀竜草」
ツツジ科の多年草
花期5-8月
葉緑素を持たない腐生植物の仲間です。
別名はユウレイタケ「幽霊茸」
春まだ浅い浜辺では
ハマハタザオ「浜旗竿」
アブラナ科の多年草
花期4-6月
ハタザオの名前は
母種のハタザオのように
細い茎を真っすぐに伸ばしていることに由来します。
タイトゴメ「大唐米」
ハマエンドウ「浜豌豆」
マメ科の多年草
花期は4-7月
まだ咲きはじめ、開花時の群落は見事です。
ハマダイコン「浜大根」
アブラナ科の越年草
最近になってハマダイコンは
栽培種が逃げ出して野生化したものではなく、
大陸から古い時代に渡来した
野生のダイコンと言われているようです
チョウはアカタテハ「赤立羽」
おまけは我家の庭から
カマツカ「鎌柄」
ホウチャクソウ「宝鐸草」
オキナグサ「翁草」
実生苗をいただき育ててました。
まだ一輪ですが今年も嬉しい開花です。
ジエビネ「地海老根」タツナミソウ「立浪草」
ご覧いただいてありがとうございますm(__)m