フユザンショウなど秋の木の実、草の実♪♪  | 緑の談話室

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緑の談話室にご訪問、ありがとうございますニコニコ

秋の木の実、草の実を集めました。

一部の花の写真と、簡単に説明も載せております♪

果実は植物の生活戦略の一部、

植物が生育し、繁殖し、

生存するために進化的に発展させた戦略に寄与しています。

また、人間の食生活においても

重要な役割を果たし、多くの文化で愛されていますもぐもぐ

撮りだめていた写真の掲載です。

コメント欄はお休みしておりますふとん1ふとん2

 

童謡】小さな木の実

作詞 海野洋司  作曲 ジョルジュ・ビゼー   

編曲 いちごくらぶ音符ヘッドフォン

 

タンキリマメ「痰切豆」の果実

マメ科 つる性の多年草

葉は3出複葉で互生、丸みを帯びた菱形です。

よく似たトキリマメは

葉の下半分の幅が広く葉の厚みはタンキリマメより薄いです。

赤いサヤと光沢のある黒い種子

小さな黄色い花と若い緑の豆果

群生する赤い豆果

 

アマチャヅル「甘茶蔓」の果実

ウリ科の多年草 つる性植物

葉は鳥足状複葉

果実は艶やかな黑緑の液果、大きさは7mmくらいです。

 

イシミカワ「石見川」の果実

タデ科 つる性の1年草

下向きの鋭いトゲがありほかの草や木に絡みついています。

葉は互生で三角形

花後に花被が肉質となって

緑白色-紅紫色-藍色に変化し花より目立ちますキョロキョロ

イシミカワの光沢のある果実の中にある

黒い球形の種子も見えました。

 

ルイヨウボタン「類葉牡丹」の果実

メギ科の多年草 

京都府 準絶滅危惧種

名前の由来はボタンに似ている葉の形から付けられました。

種子は1つの花から2個ずつでき、

径8mmの球形で黒紫色です。

小さな薄緑色の目立たない花キョロキョロ

 

ベニバナヤマシャクヤク「紅花山芍薬」の果実

ボタン科の多年草

これはベニバナヤマシャクヤクの白花の果実です。

袋果でこちらは裂開したところです。

6-7mmの瑠璃色の種子、

赤色の擬似種子は遠目にも目立ちます。

京都府 絶滅寸前種

環境省 絶滅危惧Ⅱ類

草丈は70cm内外、腰高で

スラッとした草姿、茎は太くがっしりしています。

 

ここで果実は少し休憩して

ナガサキアゲハ「長崎揚羽」♀

 

ヒメアカネ「姫茜」♂♀

アケボノソウ「曙草」の蜜を

美味しそうに舐める小さなアリ「蟻」

黄緑色の丸印は、蜜がしみ出してくる蜜腺です♪

花は終盤でした。

アリとアケボノソウとは共生関係にあります。

ですがこの小さな体て゛必ずしも

受粉に協力できているのだろうか、蜜を出して呼び集めることで

外敵から守られるなどアケボノソウ側も

利益を得ているのではという意見になるほどと思いましたニヤリ

 

ここからは木本の果実ですニコニコ

 

オトコヨウゾメ「男ようぞめ」の果実

ガマズミ科の落葉低木

日本の固有種

実の径は8mm、2-3個まとまって枝にぶら下がります。

開花期はガマズミより早く花序はまばら。

 

エビヅル「蝦蔓」の果実

ブドウ科 落葉つる性木本

葉は浅く3-5裂しています。

雌雄別株で果実は5-6mm、黒く熟し生で食べられます。

 

 

ムラサキシキブ「紫式部」の果実

クマツヅラ科の落葉低木

実の大きさは4mm 

葉はコムラサキより大形です。

果実が葉の付け根のあたりに付きます。

ヤブムラサキの実は葉の下についていますキョロキョロ

 

カナクギノキ「鉄釘の木」の果実

クスノキ科の落葉高木

静岡県以西の本州、四国及び九州に分布しています。

春にはクロモジに似た黄色い花を付けます。

果実の径は5-6mm

クスノキ科で落葉し

赤い実をつけるのもこの木だけです。

 

マタタビ「木天蓼」→(もくてんりょう)の果実

マタタビ科の落葉つる性木本

こちらのドングリのような実は塩漬けにされます。

熟してたので生で食べてみました。甘いもぐもぐニヤリ

果実はドングリ型とカボチャ型の2種類があります。

ドングリ型が正常な果実、

カボチャ型の実は「虫こぶ」と呼ばれマタタビ酒が有名です。

 

フユザンショウ「冬山椒」の果実

ミカン科 常緑低木
冬でも葉を落とさないサンショウです。

雌雄別株で日本では雄株は見られないそうです。

 赤く熟した果実は

径5-6mmの球形、表面に小さなイボ状の突起があります。

サンショウの実に似て種子は黑色です。

サンショウの仲間のうち、

唯一枝にヌルデのような翼があります。

 

シロダモ「白だも」の果実

クスノキ科の常緑高木

本州宮城県以西に分布する雌雄別株

雌株は花後に果実が出来ますが1年をかけて成長し

翌年の10月の花期になって赤い液果が熟します。

右は花と果実同時の写真です。

果実は長さ1.2-1.5cmの楕円形です。

 

ソヨゴ「冬青」の果実

モチノキ科の常緑低木

雌雄別株で8mmほどの赤い実がつくのは雌株だけです。

果柄は長くぶら下がっていますラブ

向かって左は雌花、右は雄花

 

秋は野菊も賑やか ですニコニコおまけは見頃の

キクタニギク「菊谷菊」

キク科の多年草

京都北山山域に自生しています。

花の付き方が黄色に泡立つように見えるところから 

アワコガネギク「泡黄金菊」の別名もあります。

京都府 絶滅危惧種 

環境省 準絶滅危惧(NT) 

和名のもと、

京都市東山区菊谷での原種の自生は絶滅しています泣

 

 

11月になり山野草も終盤になりました。

寒暖差も大きいので体調に気を付けてお過ごしください悲しい

今月もぼつぼつの更新ですがよろしくお願いいたしますお願い

  最後までお付き合いただきありがとうございますm(__)m