緑の談話室にご訪問、ありがとうございます
お天気に恵まれた秋の一日
ススキ「薄」の穂
アキノエノコログサ「秋の狗尾草」
ショパン - 夜想曲 第10番 変イ長調 Op.32-2
ピアノ:マウリツィオ・ポリーニ
今日の薬草はセンブリ
自生するセンブリを初めて見たのは2012年でした。
はじめて見たときは
感動したものですがその後あちこちの林道で見ることになりました
今年は乾燥した山の斜面ではなく
去年と同じ琵琶湖の南部、
湖南にある低山の少し湿り気のある沢沿いの林道を歩いてきました
センブリは
ゲンノショウコ、ドクダミとともに日本の三大民間薬の1つです。
センブリ「千振」
リンドウ科
こちらでの花期10-11月
ロゼット状態で冬を越し、
翌年の2年目から茎を伸ばし花を咲かせる2年草です。
過去に写した写真です
花の大きさは1.2cmほど、
花弁は5枚に見えますが深く5裂している合弁花です。
花冠の基部に緑色の蜜腺が2個ずつあり、
蜜腺には長めの白い毛もあります
白い花弁に紫色のストライプ、粋な花です
名前の由来は
全草に苦みが有って
「千回煮出しても、まだ苦味が残っている」ことから付いたと
言われています。
高さは20cm、対生する葉は細長い線形
花弁は基本5深裂。珍しい6深裂の花弁
4深裂の花弁もあります
※過日武田薬品の薬用植物園で
センブリの生薬の味見をさせていただきました
苦くて渋くて舌の上に乗っけただけで強い苦みに参りました。
持参のほうじ茶を飲みましたがいつまでも口の中に苦みが残っていました
というわけでセンブリは古くから薬用に用いられてきました。
ここからは武田薬品京都薬草園の説明を引用させていただきます😌
生薬名:「当薬」 薬用部位:全草
「センブリ」は本種の開花期の全草で、
スウェルチアマリン(苦味配糖体)などの成分を含み、
主に民間薬として健胃薬や整腸薬に配合されるほか、
育毛剤にも配合されるなど広く利用されています。
水辺を歩いて
写真は都合で削除しましたm(__)m
その他、簡単にご紹介
ツルリンドウ「蔓竜胆」の果実
リンドウ科の多年草
今はルビーのような美しい果実が見られます
生薬名:セイギョタンソウ「青魚胆草」
全草に解熱・健胃・咳止めなどの効果が有ります。
尚リンドウ「竜胆」は今日の薬草で後日掲載の予定です
帰り路で😃
北海道のブロ友さんに見せていただいた
「牧草ロール」のようなものが
滋賀県近江八幡にある収穫後の田んぼにいくつも置かれていました。
この稲刈り後の巨大なロールケーキは
乳牛や近江牛の生産者に販売しているそうです
円柱形のロールは直径1m
「イネホールクロップサイレージ」
略して「稲WCS」と呼ばれ、牛の飼料になるそうです🐄
もっと国産で賄うことができたらと思います
今月もどうぞよろしくお願いいたします
記事に最後までお付き合い下さりありがとうございます