今日の薬草 リンドウ「竜胆」 | こころの日曜日Ⅱ

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京都小塩山

カマツカ「鎌柄 の紅葉です晴れ

 

山野草の記事も終盤になりました。

コメント欄はお休みいたしますふとん1ふとん2

今日の薬草はリンドウにっこり

京都の里山で写した過去写真カメラ

 

我が家から車で30分ほど

お隣滋賀県大津市の林の縁を散策しました。

今年もたくさん咲いてました。

車はめったに通りませんがこの色ですから

目立って盗掘に合わないかドキドキしながら写しましたてへぺろ滝汗

 

リンドウの仲間は

世界に凡そ400種類(日本にはそのうち凡そ18種)が分布しています。

変種や亜種が数多くある上に、

切り花向きや鉢植え向きに

改良された品種もあり、実際にはもっとたくさんの仲間があると思われますキョロキョロ

花は晴れたときのみ開きます太陽

リンドウ「竜胆」

リンドウ科の多年草

花期は9-11月

茎は高さが20-100cm、直立又は斜上しています。

葉は対生、花の大きさは3-4.5cm、鐘形で5裂しています。

花の色は紫ですが濃淡があります。

花の内側には茶褐色の斑点があります。

リンドウの花は雄性先熟

こちらは咲き始めの雄性期です👇

雌しべに先駆けて5本の雄しべが成熟して花粉を出しています。

 

こちらは雌性期の花👇

柱頭は2裂に開いています凝視

 

花粉 が無くなった雄しべは外側に開いています。

花は茎先と

上部の茎の葉腋に数個固まってつけています。

 


語源由来辞典にはこのような記載があります。

[リンドウは、漢名「竜胆」の音読みが変化した語。
平安時代には「りむたう」「りんたう」「りんだう」「りうたむ」など表記は一定していないが、実際は「リンダウ」に近い発音だったと考えられている]うーん

 

苦いものの代表クマの胆汁から作られる熊胆(ユウタン)よりも

さらに苦味が強いことから

熊より強いとされる竜にちなんで生薬名「竜胆」が付けられました。

生薬名:竜胆(リュウタン) 

薬用部位:根および根

干した根は苦味健胃薬とし又炎症、リュウマチなどにも薬効があるそうです。

武田薬品京都薬草園の説明を引用させていただきましたm(__)m

 

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