湿原のキセルアザミ「煙管薊」スイラン「水蘭」 | 緑の談話室

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10月の半ば三重県上野森林公園スイランを見に行ってきました。

公園の面積は52ヘクタールととても広い敷地です。

この公園は住宅地に隣接したところにありますが、

湿地があるため宅地造成を免れ、

保全緑地として三重県が公園にしたところです。

湿地は低層湿原

典型的な植生が自然のまま残された貴重な公園ですOK

今回はスイランを見てきました。

サワギキョウやサギソウは終って、ウメバチソウはまだほとんど蕾でした。

説明は簡単に^^;

コメント欄はお休みいたしますふとん1ふとん2

 

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グロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・マシーン

音源はYouTubeからお借りしました音譜ヘッドフォン

スイラン「水蘭」

「水蘭」と書きますが、ランの仲間ではなくキク科の多年草

本州の中部以西、四国、九州に分布

京都では絶滅危惧種ですがまだ見たことありませんショボーン

頭花はイワニガナ、別名ジシバリにそっくりです!

ジシバリをご存じの方は見に行くこともないかもですニヤニヤ

枝の先に1個の黄色い頭状花を付ます頭花は3-3.5cm。

花茎の高さ50-120cm程度。
花冠は舌状花が集合したもので、花弁の先端は浅く5裂しています。

 

サワヒヨドリも見頃

和名の「水蘭」は

細長い葉の様子が、シュンランの葉に似ていることに由来します。

 

キセルアザミ「煙管薊」

キク科の多年草で日本の固有種

別名 マアザミ

ここは湿地ですが京都の休耕田でも見ています。

葉はほぼ根生葉だけで

広がったロゼットの中央から花茎を伸ばして花を付けます。

頭花は茎の先に1個、横向きから下向きに咲きます。

チャバネセリ「茶羽挵」

白点は円形に小さな点が並んでいます。

 オオハナアブ「大花虻」

長い柄の先に下向きに咲く頭花を

煙草を吸うキセルに見立てたのが名前の由来になっています。

 

 

湿地へ向かう途中、園内の林道で花が咲いていましたニコニコ

ナワシログミ「苗代茱萸」

グミ科の常緑低木

花期は10-11月

果実は翌年の5-6月に赤く熟し食べられます。

秋咲のグミで海岸沿いでもよく見るグミです。

 

 

円い実のようなものはミツバツツジ「三つ葉躑躅」の虫こぶ

タマバエの仲間によって形成される

ツツジミマルフシという虫こぶ。

 

ネジキ「捩木」の木肌 

ツツジ科の落葉小高木

樹肌の模様、ねじれてました。

幹と樹肌に特徴のある樹で名前の由来になっています。

初夏のころの可愛らしい壺形の花

 

ヘビノボラズ「蛇登らず果実

メギ科の落葉低木

別名コガネエンジュ。

 本州の中部地方南西部から近畿地方にかけて分布する日本固有種。

滋賀県でも見ています。

九州の宮崎に隔離分布しているそうです。

枝に長く鋭いトゲがある樹木で和名は

このトゲが、蛇が登ることができないくらい鋭いところからきています。

卵形の真っ赤な液果

 

おまけは

今年も我が家で干し柿を作りはじめました。

今回は小さめで早めに取り込みましたもぐもぐ

マフィンですもぐもぐハロウィンコーヒー

お終いまで

お付き合いくださりありがとうございますニコニコ