緑の談話室にご訪問ありがとうございます♪
いろいろと用事が重なり投稿が遅れてしまいました。
今回の山野草は(スハマソウ)、(アズマイチゲ)、
そして(ユキワリイチゲ)の事も少し触れておきたいと思います。
まずは先週の火曜日に
滋賀県へ花散策に出掛けてスハマソウとアズマイチゲを見てきました。
スハマソウ(洲浜草)はキンポウゲ科の野草ですが
葉が常緑です。
去年より二週間ほど早めに自生地を訪ねてみました。
広葉樹林の足もとはまだぽつぽつでやはり早過ぎました
もう一か所、
傾斜地に自生するスハマソウは
そこそこ咲いていてほっとしました
スハマソウとミスミソウの葉を比べると
ミスミソウの葉は先端が尖りますがスハマソウは尖らずやや丸く͡弧を描いています。
ただ葉は中間型、変異も有りますので見極めの難しい野草だと思います。
和名は
葉先が丸く海辺の州(弧状になった砂浜)の形に似ていることに由来しています。
花の大きさは1,5cmくらい、白く花弁のように見えるのはガク片
ガクの枚数は基本6枚ですが複数枚の個体も有ります。
色は基本種の白のみです。
ジンチョウゲ科のオニシバリ(鬼縛り)も
花をつけているのは一本だけでした。
スハマソウが自生する石灰岩質の林の中のあちこちで見られます。
常緑の小低木で
7、8月頃に落葉することから別名(ナツボウズ)
4枚の花びらに見えるのはガク、
雌雄異株のはずがよく見ると両性株のようでした⁈😍
過去写真から雌花を付けた雌株です。⇩
和名は樹皮が丈夫で鬼でも縛れるというのが謂れです。
マスクをしてましたので香りが有るのか無いのか叉忘れました
同じキンポウゲ科のアズマイチゲ(東一華)は
セツブンソウと同じように
春だけ地上に姿を見せるスプリングエフェメラルで
「春植物」「春の妖精」とよばれる野草です。
例年は3月の下旬が見頃ですが
とりあえず行って見たところなんと早くもほぼ満開😍
お天気がいいのでお花もしっかり開いていました。
二ヶ所目のここは少し日陰になっています。
葉は濃い緑で綺麗ですが花はほとんど蕾や半開きでした。
曇りや雨、日陰や気温の低すぎる時は花は萎んでいますので
散策は確認してお出かけください♪
和名は東日本に多くみられ
1本の茎の先に1つ花をつけるところから「一華」と呼ばれています。
花の大きさは
3cmから4cm、白い花弁に見えるのはガク片です。
がく片は8枚から13枚、葉は3出複葉で
葉は垂れるように3個が輪生しています。
清楚で早春の野草のイメージにピッタリですが
ここも以前のような群生は見られなくなった様に思いました。
集団で巣を作るアオサギのコロニー、遠くからですが
ユキワリイチゲ(雪割一華)のことを少し
別名ルリイチゲ、ウラベニソウといわれるキンポウゲ科の野草
11月頃に地上に新しい葉を出して越冬します。
ユキワリイチゲは地下茎で増えるそうですが一重や八重、色の変化も見られます。
ほぼ毎年滋賀県の自生地を訪ねるのを楽しみにしていますが
関係者の方にお聞きしたら
今年は花が少ないとのこと、そっとしておいてほしいと(^^ゞ
見学者が増えすぎて中にはマナーの悪い人もいる様です。
この二枚は一昨年の滋賀県 を訪ねた時の写真です。
というわけで今年は地元京都の自生地を訪ねました
①一昨年、中丹地域の杉林で見付けました。
今年は範囲が広がってはいましたが
日当たりが悪いせいか花はポツポツ、倒木もありました。
こちらの花の色は
白に近い色ですが陽射しが足りなかったようで半開きでした。
京都府カテゴリー 準絶滅危惧種
②こちらは
京都府南部の竹林の中に野生するユキワリイチゲ
ユキワリイチゲの葉は三つ葉の葉に似ています。
葉の表の白い斑と裏面の紫色が特長ですが
こちらの葉は緑が綺麗で裏面は淡い紅色でした。
開花には陽射しと一定以上の気温が必要だそうですが
前日の急な冷え込みと雨、日照不足でこちらも残念ながら花がしぼんでいました
三種類とも自然の中で優しげに咲いていました
新型コロナウィルスの感染は自然の中を歩いている分には
あまり心配は無いと思っているんですがうがいと手洗いだけは励行しています
みな様もお気をつけて
最後までご覧いただいてありがとうございます😃