林道散策 樹の花コバノミツバツツジやフキノトウの事 | 緑の談話室

緑の談話室

自然が好き˘⌣˘♡
里、野、林、海岸など四季折々の植物、
生き物などを写真と共に 綴っています♪
京都の希少植物の保護植生調査、
観察会でのボランティア活動にも参加しています。
なんでも有りのブログです、気軽にお立ち寄りください♪

緑の談話室にご訪問ありがとうございます♪

京都府舞鶴市の大浦半島にある空山は三浜から野原を結ぶ5、6キロの林道です。

お天気のいい日は展望台から

白山や越前岬が見えるところですがこの日は霞んで見えませんでした。

林道へはこの時期一度も行ったことが無かったので春を探しに出かけてみました。

ここからさらにキクザキイチゲの花の確認を兼ねて青葉山(若狭富士)の麓を一周し、

福井県小浜市街の西側にある青井崎を散策、三ヶ所で見た樹の花を幾つか載せてみました。

間違った記載が有ればご指摘ください<(_ _)>

 

①ニワトコ「接骨木」

スイカズラ科の落葉低木

直径3mm-5mmの小さな花がびっしり

花の色は黄白色ですがピントをどこに合わせているのか(-_-;)

遠目には薄黄色ですニコニコ

 

②キンキマメザクラ「近畿豆桜」

バラ科の落葉集低木

近畿、中国地方と

本州の富山、石川、福井、長野、岐阜各県に分布

今年のキンキマメザクラは開花が早かったのか花は終盤でした。

 

去年の写真では満開ですウインク

 

③アオキ「青木」

ミズキ科

庭木としてお馴染みですが関東以西の山や林に分布する常緑低木

青葉山の麓の近くでもたくさん自生しています。

この季節の赤い実はパッと目につきますが実がなるのは雌の木のみです。

 

好きな花なので大きくしました(^^ゞ

雌株の雌花

 

雄株の雄花

 

びっくりしたのはコバノミツバツツジが早くも満開でしたラブびっくり

 

④コバノミツバツツジ「小葉の三つ葉躑躅」

ツツジ科

 

雄しべが10本あるのがコバノのわかりやすい特徴の一つです。

 

⑤の① キブシ「木五倍子」

キブシ科

日本の固有種の一つで落葉低木

雌花はこの後数珠のような連なった緑色の果実が出来ます。

その実が染料の五倍子(ゴバイシ))の代用品になることからこの名前が有ります。

 

雌雄異株で 花は4弁、およそ7mmの釣鐘形の房状の実が垂れ下がります。

向かって左の薄黄色が雄花または両性花 

右はやや緑色の雌花だとおもいますが中がしっかり見えなかったので⁈

画像は別画面で拡大して見ていただけますニコ

 

 

こちらは珍しい

⑤の②アカバナキブシ「赤花木五倍子」

赤味を帯びた雄花ニコニコ

 

⑥シキミ「樒」

マツブサ科の常緑小高木

一ヶ月近く早く開花したのかここで見た花は終盤でした。

 

 

⑦ダンコウバイ「檀香梅」

クスノキ科

 

雄花はこのような花、花柄がありません。

 

 

おまけはあちこちで見た今が旬の山菜、フキノトウの事を少し

フキ(蕗)の若芽、山菜でお馴染みの

フキノトウ「蕗の董」

キク科の多年草

青森では津軽言葉で「バッケ」

雌雄異株で、フキノトウは雄花と雌花が有ります。

 

こちらの雌花は白っぽく花の間に隙間が有ります。

大きく伸びたフキノトウをよく見ますが受粉をした雌花です。

 

 

雄花の色は淡い黄色、

雄花は花粉は出さず、

蜜を出して虫を呼び寄せ大きくならずに枯れてしまいます。

花と花はぎっしり詰まり、球形に見えます。

天ぷらやフキ味噌でお馴染みですが

苦みが強いのは雄花の方と言われています。雌花、雄花どちらがお好きですかニヒヒ

昨日、滋賀県と京都へ花散策に出掛けましたが現地に行くまでに

何か所も車が渋滞していました。

新型コロナもいつ収束するかわかりませんので

気を引き締めて基本的なことはしっかり守らなくてはと思っています。

最後までごらんいただいてありがとうございますほっこり