毎週猫トイレのお掃除をお手伝いしているお宅の方が入院されてしまい、残されたミケちゃんは、すっかり食欲を失っています。

ケージから出さないようヘルパーさんから言われていたので、猫ちゃんはお部屋を自由に歩くことはありませんが、いつもケージの中から静かに私を見つめているんですよ、と、飼い主の方は嬉しそうに話してくださっていました。

今はご主人様がいないベットを、寂しそうに見つめています。

 

なんとかご主人様が退院されて戻ってこられるよう、祈っています。

 

そんな時、以前にTNRをお手伝いした方から、入院してしまったので猫たちに餌をあげて欲しい、というお電話がありました。

 

 

こちらはミケちゃん含め、全部で5匹。

玄関先での朝晩の餌やりです。全員不妊手術済みです。

 

猫は自由な生き物のイメージがありますが、犬と同様、人間の助けがあってこそ生きていける動物です。

 

今回ご連絡をいただいた二件とも、しっかり不妊手術をしてくださっているお宅です。万が一飼い主さんがこの子たちの面倒を見れなくなったとしても地域住民でフォローができる程度の頭数なので、お二人とも、退院は待ち遠しいですが、しっかり療養していただき、しっかり治してから帰ってきていただきたいと思っています。

 

ただ、もしもの時にはフォローできない頭数を保護している方は、私も含め何軒かいらっしゃる為、こっちのほうこそどうしたものかと、みんなで頭を悩ませています。

 

可愛い子こそ里親探しをしたほうがいいよ!と、動物病院の先生に言われました。

うちにいる子はみんな可愛いけど、年齢不詳と8歳以上と、若くても猫エイズキャリアの子しか残っていないので、如何ともしがたいですよ…

 

みんな、人懐こいかわいい子達。

年齢不詳、猫エイズキャリア、交通事故の後遺症と、多少難あり。

里親希望者は未だ現れていません。

人間の責任で苦労を強いてきた子たちだからこそ、もっと幸せになって欲しい。

 

そして、もっと猫たちが幸せに生きても良い世の中になって欲しいものですが、そのためには、人間がもっと幸せを噛み締めないといけないのかもしれないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょうど一年前、友人宅の軒下のゴミ箱を漁りにくる猫がいる、と相談をされ、捕獲器をかけてみると間も無く、首輪を着けたシャムミックスの男の子が捕まりました。

 

 

首輪は水色の蚤取り用のもので、薄汚れており、猫の首に食い込んでいて、首輪を外すとその部分に毛が生えていませんでした。

首輪を小さい頃に着けられ、そのまま外すことなく飼われていたのでしょうか。

 

 

友人がご近所さんに飼ってる方がいないか聞いて回りましたが、飼い主は見つからず、警察と保健所にも届けは出されていませんでした。

 

 

とても大人しい未去勢の若い子でしたが、病院で診ていただくと、後ろ脚付近に怪我をしていたので、猫エイズ猫白血病の血液検査は1ヶ月後に行うこととしました。

 

おいで、というとすぐに来てくれるので、おいで君と名付けました。

 

 

1ヶ月後、おいで君は無事去勢手術と血液検査を終え、エイズも白血病も陰性だったので、里親募集を開始しました。

しかしこの時期、1歳未満の子猫など他に三匹の猫がいた為、とりあえず子猫から里親募集のポスターを作り、動物病院などに貼らせてもらいました。

 

しばらくして里親希望の方から連絡をいただき、保護猫たちを見にきていただきました。

ご夫婦でいらした里親希望者様は、最初は子猫をご希望でしたが、お話しをするうちに、すぐに里親が見つかる子猫よりも、見つかりにくい大人の猫こそ私たちが救ってあげたい、とおっしゃってくださり、おいで君と、もう一匹、知人から預かっていたシャムミックスの女の子と二匹同時のトライアルを申し出てくださいました。

 

 

あれから約一年が過ぎようとしています。

おいで君はタオ君、もう一匹のシャムミックスはマナちゃんという素敵なお名前をいただき、二匹はまるで兄妹のように仲睦まじく暮らしています。

 

 

マナちゃんは、知人がTNRの手術後1週間だけ保護をする予定でしたが、短い期間で懐いてきた為、戻すことができなくなり、お預かりしていた子です。

 

 

タオ君は、調理中の台所に上がってしまうそうです。想像するに、子供の頃にお世話になっていた飼い主さんから、人間の食べ物を流しの上でもらっていたのかもしれません。

 

 

それぞれ離れた場所で、それぞれ違った試練をくぐり抜け、それぞれに保護されて、今はふたりそろってずっとのお家で、まるで昔から一緒にいるみたいに仲良く暮らしています。

 

幸せそうな猫たちの写真を見ていると、断然やる気が湧いてきます。

 

猫を捨てたり虐待する人間もいるけれど、また、猫好きと言いつつも汚い野良猫には無関心な人間もいるけれど、猫を助けようと一緒に悩んでくださる方々が側にいることに感謝して、もう少しだけ、頑張りますニコニコ

 

 

 

 

 

猫は野良猫といえども、日本国の法律では愛護動物です。

それなのに、猫を捨てる人間が後を絶ちません。

捨てると野犬化してしまう恐れのある犬と違って、猫はこちらが危害を加えない限り人間を襲ってくることはないので、比較的気軽に捨てられる運命にあるようです。

もちろん、愛護動物を捨てるのは犯罪です!

 

野良猫被害があり、餌やりさんに迷惑している、という苦情を耳にしますが、猫を最初に捨てたのは誰なのでしょうか?餌やりさんなのでしょうか?

猫を置いていった人間を見つけ出し、罰を与えたいものですムキー

 

この2匹は、寒空の下、ダンボールに入れられ道端に捨てられていた子猫達です。

知人が保護し、動物病院でウイルスチェックをしてから、猫カフェ経由で、現在は兄妹揃って新しいお家で暮らしているとのことでした。

これはものすごく運が良いケースです。

 

多くの子猫たちは捨てられたのち保護されることがなければ、いずれ野生動物に襲われ、体の一部や命までも失ってしまいます。自力で生き残れる子猫は殆どいないでしょう。

 

保護をされたとしても無知な保護主だった場合は、医療にかけられることも不妊手術をされることもなく、猫は自由な生き物だからと外に出され、ノミだらけでいずれ交通事故で命を落とすこともあるでしょう。また、親切で知識のある保護主さんに保護され、不妊手術や治療を施されたとしても、保護主さんが保護猫を抱えすぎた状態で、保護主の病気や急死によって飼養ができなくなった結果、外に放り出される可能性もあるのです。

 

もしも、かわいそうな猫を助けたい、と、心の底から思っている方がいらしたら、お願いです。

 

自分で保護をする挑戦をしてみてください。完全室内飼いで、外に出さずに、ちゃんと飼養をしてください。その子が死ぬまで、長ければ20年の間、ずっと面倒を見続けるのです。

 

もしも、お家が猫を飼える状況でないということならば、その猫が野良猫としてその場所で生きていけるように、不妊去勢手術と毎日の餌やりとトイレの設置に加え、地域で認知してもらえるよう近隣の方々への理解を求める努力をしてください。

 

どちらの覚悟も持てないのであれば、かわいそうな猫は見なかったことにして、忘れてください。お願いしますしょぼん

 

 

 

行政に相談し、解決方法のアドバイスをいただけたとしても、結局は相談者自身が解決しなければいけません。

また、猫ボランティアや保護施設を探し保護をお願いする方法もありますが、どこの施設もボランティアも、保護猫を沢山抱えていて、保護を依頼したことで施設やボランティアを多頭飼育崩壊させてしまったとしたら、結果的に、かわいそうな猫を助けたことにはならないでしょう。

 

かわいそうな猫を助けたいと感じている方々が、ちょっとだけ、自分の場所や時間や労力を費やす覚悟を持ってくれたなら、それだけで救われる猫が増えるように思います。それはそんなに特別なことではありません。

ほんの少し、覚悟を決めれば、助ける方法を見出す事ができるのです。

 

守りたいものは、なんでしょう?

 

「愛情!俺にだけ向けられるやつ!」

絶賛里親募集中、おもち君です。

猫エイズキャリアですが、元気いっぱい。お膝大好き男子です。

 

 

人間一人が1匹、助けてくれる世の中だったらいいですね。

そんな世界だったら、猫のことだけじゃなく、いろんなことが一変に解決するような気がします爆笑