ちょうど一年前、友人宅の軒下のゴミ箱を漁りにくる猫がいる、と相談をされ、捕獲器をかけてみると間も無く、首輪を着けたシャムミックスの男の子が捕まりました。

 

 

首輪は水色の蚤取り用のもので、薄汚れており、猫の首に食い込んでいて、首輪を外すとその部分に毛が生えていませんでした。

首輪を小さい頃に着けられ、そのまま外すことなく飼われていたのでしょうか。

 

 

友人がご近所さんに飼ってる方がいないか聞いて回りましたが、飼い主は見つからず、警察と保健所にも届けは出されていませんでした。

 

 

とても大人しい未去勢の若い子でしたが、病院で診ていただくと、後ろ脚付近に怪我をしていたので、猫エイズ猫白血病の血液検査は1ヶ月後に行うこととしました。

 

おいで、というとすぐに来てくれるので、おいで君と名付けました。

 

 

1ヶ月後、おいで君は無事去勢手術と血液検査を終え、エイズも白血病も陰性だったので、里親募集を開始しました。

しかしこの時期、1歳未満の子猫など他に三匹の猫がいた為、とりあえず子猫から里親募集のポスターを作り、動物病院などに貼らせてもらいました。

 

しばらくして里親希望の方から連絡をいただき、保護猫たちを見にきていただきました。

ご夫婦でいらした里親希望者様は、最初は子猫をご希望でしたが、お話しをするうちに、すぐに里親が見つかる子猫よりも、見つかりにくい大人の猫こそ私たちが救ってあげたい、とおっしゃってくださり、おいで君と、もう一匹、知人から預かっていたシャムミックスの女の子と二匹同時のトライアルを申し出てくださいました。

 

 

あれから約一年が過ぎようとしています。

おいで君はタオ君、もう一匹のシャムミックスはマナちゃんという素敵なお名前をいただき、二匹はまるで兄妹のように仲睦まじく暮らしています。

 

 

マナちゃんは、知人がTNRの手術後1週間だけ保護をする予定でしたが、短い期間で懐いてきた為、戻すことができなくなり、お預かりしていた子です。

 

 

タオ君は、調理中の台所に上がってしまうそうです。想像するに、子供の頃にお世話になっていた飼い主さんから、人間の食べ物を流しの上でもらっていたのかもしれません。

 

 

それぞれ離れた場所で、それぞれ違った試練をくぐり抜け、それぞれに保護されて、今はふたりそろってずっとのお家で、まるで昔から一緒にいるみたいに仲良く暮らしています。

 

幸せそうな猫たちの写真を見ていると、断然やる気が湧いてきます。

 

猫を捨てたり虐待する人間もいるけれど、また、猫好きと言いつつも汚い野良猫には無関心な人間もいるけれど、猫を助けようと一緒に悩んでくださる方々が側にいることに感謝して、もう少しだけ、頑張りますニコニコ