紅葉三昧京都編 ③ | miauler(ミヨレ)のブログ

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■紅葉の海に浮かぶ清水の舞台

 

清水寺といえば京都を代表する観光地。

人手が戻ってきているとはいえ、某国の人が少ない今、普段混んで敬遠していた

ところこそ行ってみなくては!

大学生のころ以来となるので、ほぼ40年ぶりくらい???

 

開門6時ということで、6時にタクシー予約し、

仁王門下までつけてもらいました。

8時以降は五条坂と清水坂の交差する七味屋本舗当りしか車両で上がれません。

 

 

 

↑ 露出調整したので空が明るく映ってますが、到着したころは

闇夜に仁王門だけが浮かび上がっていました。

 

 

振り向くと昨晩の雨で濡れた石畳が常夜灯で輝いてる清水坂。

いつもは芋の子をあらっているような通りですが、

うっかり幽世に迷いこんでしまいそうな雰囲気です。

とはいえ、われら以外にも、タクシーで乗り付ける人がちらほら。

 

 

仁王門の前あたりから見ると、まだ眠りについている京の都。

京都タワーも見えます。

 

 

本堂の入り口轟門をくぐり回廊抜けた左横に、仏足石があります。

足腰の弱い人がこの石を撫で、その手で自分の足腰をさすると良くなると

云われているそう。くぅ、撫でれば良かった!

 

 

「清水の舞台から飛び降りる」

本堂の、その「清水の舞台」には、夜明けを待つ人々が思ったよりいっぱいでした。

 

 

奥の院から本堂の舞台をのぞむ。

もう少し引き気味に撮ると、よくポスターとかでお目にかかるアングルです。

 

  

  

 

時系列の変化、その場で撮っていたときは満足してたのに、

こうやって見るとあまり違いがわからなくて少しがっかり 汗

 

 

音羽の滝に向けて降りていく途中、ふりかえると、本堂の向こうに

三重塔が見えます。しらじらとしてきた空に浮かび上がって

厳かな感じがしました。

 

 

本堂の舞台の真正面の位置になります。

舞台が崖からせり出して、骨組み(っていうのかな?)が見えます。

 

 

完全に夜が明けて光が出たところで、本堂の真正面をアップ。

紅葉自体は少し盛りを過ぎ、枯れ木が目立ちますが、

最盛期だったら文字通り紅葉の海に浮かんで見える感じかと思われる。

 

 

下を見ても紅葉。

雨で濡れているせいもあるでしょうが、見上げると燃えているように見えるのに、

見下ろすと落ち着いた色合いのゴブラン織りの絨毯のようです。

 

 

東山を背景にした大振りの紅葉。

 

 

しだれた枝は赤と緑の補色なのに違和感がありません、

反発しあうはずなのに、馴染むのは何故でしょう。

 

 

音羽の滝の前を通って、本堂舞台の下に来ました。

これ、釘を一本も使わずに建てているってすごいです。

 

 

横から見ると崖からだんだんとせり出しているのがわかります。

構造的には↓ こんな感じ(清水寺公式サイトより

 

舞台が崖からせり出している理由。

もともとインドにならって崖ギリギリで本堂を建てたが、

有名になって参拝客がおさまらなくなり、

無理矢理増築した結果という、身もふたもない理由らしいです。

 

 

さて、振り出しに戻る。仁王門のところに戻るべく、境内を歩きます。

仁王門に続く手前の道で振り返ったら、最後に燃え盛る紅葉が

お見送りしてくれてました。

 

 

順路の看板が、自然の紅葉仕様になっていてかわいい。

 

清水寺を後にした頃には、夜はすっかり明けてましたが、

「観光客でにぎわっています」と、テレビ等で紹介される

産寧坂・二年坂もまだまだ観光客は少なく、写真を撮るのにもストレスを

感じずにすむのが嬉しい。

 

  

■産寧坂

 

■二年坂

 

人通りの少ない坂を下り、八坂神社経由でホテルまで戻ります。

お店が開いていたら買い食いもしたいけど、

人の少なさをとるか、混んでても食べ歩きをとるか。

あと10年、いや5年でも若かったら、食べ歩きを優先しただろうなあ。

 

 

そぞろ歩きをしていると初めて気が付くことも多々あり。

大学で4年間京都に通ってましたなんて言えたもんじゃない。

日本画の大家、「竹内栖鳳」の元お屋敷が、今は「ザ ソウドウTHE SODOH

というレストランになっていました。

ここ、庭園の紅葉を見ながらゆっくりランチできるところ、ということで

自分のグーグルマップに印つけてたとこだった!

 

 

そして、われらの「勝手にクラシックホテルシリーズ」のリストにもある

「長楽館」

 

鉄柵の間からお庭をアップ。中央の樹々がクリスマスしてます。

雪が降ったりするとなお雰囲気あるだろうなあ。

ここに来るのはやはり冬だな。

 

 

これまた40年ぶり?大学生のときに夜桜見物して以来。

丸山公園です。

ありゃ、ここも十分紅葉スポットではないですか。

 

 

ひょうたん池に映る紅葉も素敵だけど、ミヨレは手前のサギ?が気になる。

じ~っと微動だにせず。獲物を狙ってます。

 

 

紅葉いっぱい見たけど、黄葉もいいですねえ。

いちょうの黄色はちょっともの哀しい。

 

 

丸山公園から八坂神社を抜けてきました。

ランドマークの西楼門を出て、これからホテルに向かって戻りますが、

大通りをわざと避けて、切り通しから 赤坂の裏手みたいな風情の住吉通り、

大和橋から川端通にでて、鴨川沿いに進むという、朝の京の町散歩。

 

 

 

清水寺から寺町三条のホテルまで、かなり歩きました。

気が付くとふたりとも、腰がじんじんするやら、足の裏、股関節が痛いやら。

なんだかまる1日費やしたような満足感と疲労感 泣

 

11時チェックアウト後はダックワース買い足しに、再度村上開進堂さん経由、

昨晩からの綿密なブレインストーミングにより決定した

注目の街中華のひとつ「鳳泉」さんでのランチに向かいました。

 

「鳳泉」は、京都では知る人ぞ知る街中華の「鳳舞」で調理人をやっていた

方が味を伝承すべく開いたお店。

「鳳舞」から派生したお店はいくつかあり、いずれも、食べるべきは

「カラシソバ」

「カラシソバ」は名前の通り辛子がつーんと効いた泣ける味です。

 

平日の開店前だし大丈夫かな?と思いきや、やっぱり並んでた~ 目

ドキドキしながら並んでいましたが、ラッキーなことに1巡目に

すべりこむことができました。

 

食べたのはもちろんカラシソバ。

こちらのお店では、「撈麺(エビカシワソバ)」といいます。

 

 

見た目、辛子がはいってそうには見えない。

ただ、こちらのからしそばは、麺にからしが練りこまれているだけなのかな?

求めていたつーんとした刺激はなく、言われなければわからない程度でした。

ミヨレ的にはちょっと残念。

 

あとミヨレたちがオーダーしたのは、

「雲耳肉片(木耳豚)」と「春巻」

 

 

 

木耳は肉厚プリプリ、春巻きは黄ニラ三昧で、どれも美味しかった~

もうひとつの名物シュウマイとか、皆さんほぼオーダーされていたチャーハンとかも、

胃が許せば食べたいところだったのに、後がコワイので断念しました 泣

 

並んでいる時に、薬の袋を詰め込んだ手提げ籠を持った完璧ジモティなおばさまに、

行きつけの美味しい街中華を教えていただきました。

備忘録; 竹香  龍鳳

ジモティご推薦ですし、ぜひとも行ってみたい!

 

さて、この後はもう欲張っての観光はやめて、(というか欲張れない・・)

マッサージを60分予約、体をほぐしてもらってから帰路につきました。

 

最近はホテルステイのゆるゆるな旅が多かったので、

自分の体力具合を見誤ったかも。

てくてく街歩きは大好きで、さほどしんどさを感じることはなかったのにな~

これから、ますます、自分のMPが半分くらいの計算で動かなければいけないと

思い知りました。

 

というわけで、くしくも次回のブログは、ゆるゆるモード炸裂の内容となります。

群馬湯けむり旅。

お愉しみに~ 音譜