紅葉狩りと日光・中禅寺湖、ふたつの金谷ホテル ②-2 | miauler(ミヨレ)のブログ

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■どうしたって、自然の造形にはかなわない!

 

11月2日(水)中禅寺湖金谷ホテルから日光金谷ホテルに移動してからと

最終日11月3日(木)のブログになります。

 

 

はい、来ましたよ~。日光金谷ホテル。

前回訪れたのは12月、冬枯れて物悲しい雰囲気で、

クリスマス前とはいえオフシーズンなのか、人も少なくて、

金谷ホテル大丈夫か、頼むから存続してくれ~と思ったものでした。

 

 

晴れて紅葉しているだけで、雰囲気が全然違いますね。

金谷ホテル存続の心配なんておこがましい限りでした。

 

 

チェックイン前なので荷物を預けた後、ラウンジから見えるお庭の紅葉にうっとり。

窓からの景色が絵画のように見えることを見越しての館内の暗さでしょうか。

 

 

午後の光なので、少しソフトトーンになってても、光が透過すると

燃え盛る感じがするんだな~。

 

 

白壁に赤の紅葉が映える。「日本」の色だなあ・・・

これから日光東照宮あたり散歩してみようと思ってるのに、

もうお庭だけでいいや・・・という気になってしまい、佇むばかり。

 

 

そうはいっても、チェックインまではまだまだ時間もあるし。

前回、あっさりと[日光東照宮」という世界遺産をすっとばしたので、

拝観料はらって参拝はせずとも、

周囲の紅葉具合のチェックには行きたいところ。

 

 

ようやく、ホテルの外にでました。

金谷ベーカリーで、夜の御飯用パンも買いたいしね。

 

 

当然だけど、冬枯れ時期の神橋とは全然違うなあ。

インバウンド含め観光客もわらわら(自分たちもそうだけど)

 

日光社寺の入り口である神橋の正面あたりの参道の階段を上って、

日光東照宮を目指します。

途中の日光山輪王寺三佛堂 までのルートは、なかなか見ごたえのある紅葉で、

写真をとりまくる外国の方たちも多くいました。

 

 

 

日光東照宮は前までいったけど、山門はくぐらず。二荒山神社に抜けて、

一応さらっと、世界遺産に登録されている日光の社寺3つはかすめました。

(輪王寺⇒東照宮⇒二荒山神社)

 

 

ホテルに戻りがてら、途中の日光珈琲西参道店で一服。

11月なのにこんな暑くていいの? 喉がからから。

珈琲店だけど、岩下の新生姜スカッシュに飛びついてしまいました。

 

 

桜色でかわいいし、甘酸っぱくて美味しくて一気飲み。

岩下食品、栃木県の会社だったんですね。

 

さて、ホテルに戻った時点でまだ14時半。チェックインは15時だけど、

だめもとで聞いたら、お部屋の用意ができているとのことで、チェックイン

できました。そしてそのお部屋が!

 

 

なんと、別館だったのです~ クラッカークラッカークラッカークラッカークラッカー

前回は本館だったので、次は別館だといいなあ・・と思っていたら!

タクシーのことといい、別館に泊まれることといい、盆と正月が一度に

来たような !!

うふふ。☝の屋根の上、カーテンが開いているお部屋が、

今回ミヨレ達が泊まった、コーナー部屋 ラブラブ

 

 

おおう!窓をあけると紅葉が目に飛び込んで来ます。

角部屋なので双方から景色が見られるのはなんて贅沢なことでしょう。

 

 

もちろん、片方障子をしめて部屋を暗めにしても、とてもいい雰囲気です。

うっとりです。

 

 

お部屋は別館3階の125号室でした。

同じようなアングルで窓をあけて紅葉が映るのも素敵。

いやもう、部屋に入ってから、素敵素敵しか言葉を発していませんでした。

 

 

 

障子だけでもきりりとした和風の印象、ただの格子じゃない

障子がこれまた素敵なのです。

 

本館の玄関、二階のダイニングルームを少し見下ろすアングル。

背後の紅葉がいい背景になって、本館が浮きだってます。

 

 

と、にわかカメラマンで激写しまくってましたが、

16時からのホテルスタッフさんによる無料の館内ツアーに参加しました。

本館ロビーに集合、特に予約不要で、時間になったら始まり、

自分のペースで離脱することも可能。

 

金谷ホテルの創設から歴史、説明がないと気が付かないしつらいなどを

教えてもらいました。

ホテルスタッフさん、知識があるだけでなく、きっとこのホテルが好きなんだなあ、

ということが伝わってきました。

 



金谷ホテルはもともと現在の2階が1階でした。その後別館に合わせて

地下を掘ってできたワンフロア―が、現在の玄関ロビー階という

面白い増築順序になっています。

 

 

昔のダイニングルーム(ボールルーム?)は、現在は宴会・イベントで使用。

創設者の金谷氏の息子さんが箱根の富士屋ホテル創業者に養子に行き、

ホテル経営のノウハウを共有していったとのこと。

カルタ絵のような天井画、富士屋ホテルのダイニングそのものです。

壁の周囲は三十六歌仙がぐるり。

 

そして日光といえば、招き猫!

 


館内にもちゃんといましたよ。そして、目線の先には

すずめたちもいます。

 

 

ツアーが終わり、部屋に戻ってみると、巨大なツリー出現。

あんな高いところまでどうやって電飾つけたんでしょう。

 

 

 

あっという間に日が暮れて真っ暗に。青い月がさえざえとしてますが、

ダイニングの灯りがあったか~い。

 

 

さて、この日のディナーは、珍しく外食することにしました。

ホテルのほぼ敷地内?

ゲートを出てすぐのところにあるステーキハウス「みはし」です。

行った時は満席で、席があいたら連絡していただけるとのことで

いったん部屋に引き上げましたが、30分ほどで連絡が来ました。

 

 

100%ビーフのハンバーグをいただきました。

ミヨレは3種類のチーズがかかったチーズハンバーグ。

今写真でみてもよだれがでてきます。

 

 

旅友はシンプルイズベスト、牛肉の味がよーくわかるハンバーグ。

 

そして、狙っていた栗のブリュレ。

今年は栗の料理やデザート、よく食べてるなあ・・・

 

 

ミヨレは赤ワインもいただきました。

ボトルのラベルがかわいい。

 

 

お腹もちょうどいい感じに満足、ホテルをみやると、

トーン調整していないのに、モノクロ写真のようにホテルが闇にうかびあがって

幻想的ですらあります。

 

お部屋に戻ると、旅友は珍しくストンと寝落ち。

静かな日光の夜でした。

 

 

↓さて、翌日。こちらは、最終日の紅葉です。

木曜日だけど祝日だったので、ホテルで結婚式を挙げる新郎新婦が

お庭で写真撮影してました。ミヨレはお庭をとる振りをして、

後ろでこっそり拝見、幸せのおすそわけをしてもらってました。

 

花嫁さん、↓のような紅葉色の打掛けを着て、すごく綺麗だった~

お幸せに ラブラブ

 

 

 

 

午前中の光だと色がいっそう際立って、

もうため息しかでません。無言になります。名残惜しい。

 

ホテルを11時にチェックアウトしてからは、東武日光駅まで、

のんびり歩きました。

行き当たりばったり入った東武日光駅前のお蕎麦屋さん、

観光客相手のお店にしては、といっては失礼ですが、

美味しかったです。

特におつまみセットのチーズのたまり漬けが!

 

 

さて、紅葉三昧を堪能できた2泊3日。

本当に恵まれすぎてコワイくらいでした。

オンシーズン真っ只中というのにいつもは恨めしい曇天のおかげで

人が少なかったこと。

今年は1日の寒暖差が大きいこともあって、紅葉の当たり年だったこと。

すべてがすいすいパズルがはまっていくかのように事がすすみ、

一生分の紅葉を心行くまで愛でることができました。

 

最後が食べ物で終わるのはミヨレのブログの常ですが、

今回は、紅葉でラストを飾ります。

 

おそらくもうこんな虹のような美しい紅葉は見る頃ができないんじゃ

ないかなあ~

すべてに感謝です。