20数年越しの想い人・箱根吟遊 ① | miauler(ミヨレ)のブログ

miauler(ミヨレ)のブログ

Preserved Flower School & Preserved Flower Order Arrange 

◆夢にまでみたこのショット!

 

●9月12日(月)~9月13日(火) (JTBで予約)

箱根吟遊

2階・空タイプ(いちばんコンパクトでスタンダードなお部屋)

慶雲(和室) @63,800円(消費税等込)/1室

 

 

われらにとってのある意味暗黒時代(社畜時代ともいう)の

20数年前、

家庭画報やら婦人画報などセレブめの雑誌で紹介されだした

ホテルや旅館の中に、「箱根吟遊」がありました。

 

4月、富士屋ホテルに滞在中、

旅友が「いくら電話してもそもそもつながらない、つながっても

満室で予約がとれない、求めてやまないホテルがある」というので、

ピン!と来ました。それって、それって!!

そう!何を隠そう、ミヨレにとっても垂涎の的だったホテルのことではないでしょうか?

 

その時代に、「バリと和を融合させる」というコンセプトを打ち出したところが先見の明。

今ならまあありがちかもしれないけれど、それから粛々と、「日本一予約が取りにくい宿」

の異名をいただき続けているお宿なのです。

「私も行きたいと思ってた!」と盛り上がり、例のごとく、

盛り上がったその勢いでググったら・・・・

ほぼ5か月後、お部屋がとれることがわかり、即座にポチったわけです。

 

 

お出迎えのお花はススキなど完全に秋です。

外は夏の暑さだけど!

 

最初に靴を脱いで上がり、その後はもう裸足でペタペタ。

館内畳敷きなので、スリッパも不要です。

ああ、解き放たれる・・・・!!

 

「チェックインの準備をいたしますのでラウンジでお待ちください」と言われたのに、

完全にカメラ小僧と化し、あちこち撮りまくりです。

もう嬉しくて仕方がない!

チェックイン業務をしたいのに、スタッフの方も多少苦笑い。

お許しください。だって二人とも、20数年越しの念願が叶ったのだものクラッカー

 

熱帯魚の水槽があるラウンジ。

この手前暗いお部屋から森(ほんとは森じゃないけど)が見える、

このシチュエーションが好きだ~!!

 

ベランダには一度腰を落ち着けたら、二度と立ち上がれないソファーや

椅子が各種配されております。

 

こんにちは。お世話になります。

あなたはバリの神様?日本の神様?中国の神様?

 

ベランダの壁沿い、後ろを振り向けば、まったくもって、

バリとしか思えないインテリアたち。

 

 

腰も意識も沈み込みそう。ああ、これよこれ。

ここはまさしく、バリのウブドではなかろうか。

フォーシーズンズホテルを思い出すなあ・・・

 

なんとか、テンションが少しおさわったところで、welcomeドリンクをいただきました。

アセロラ+紅茶+ハチミツの自家製ブレンドティー。

やさしいお味で、美味しかったです。

 

 

お部屋に続く廊下、この暗さがいいです。

バリっぽくて、でも、畳の香りもあって、バリと和の融合が素晴らしいです。

 

 

お部屋は2階の空タイプから、「慶雲」と名付けられた和室です。

ここがこのホテルの「日本」の旅館たるゆえんなのですが、

チェックインが終わったらお部屋までスタッフさんが案内してくれます。

(イマドキ、特にコロナになってからあえて案内しない所が増えてますが)

 

 

ドアをあけると・・・

ウブドのジャングルならぬ、早川渓谷、箱根連山の木々だけが目の前に

フォーカスされる。ああ陰影礼賛。

 

 

食事をいただく場所にもなる掘りごたつ風ダイニングによっこいしょ。

古式ゆかしく、昔でいうところの仲居さんにあたるお部屋係の方が、

お茶をいれてくださいます。

 

 

美味しいお煎茶。お茶っぱも吟遊が契約している畑で収穫とのこと。

そして、器については、この茶器を皮切りに、

ほぼ銀と黒で統一されて、それがもうどれもこれも素敵なのです。

 

お茶請けも種類たくさん、これもやはり吟遊ブランドのお菓子です。

(売店にも売っています)

夕食が懐石フルコースなので、ランチを抜いたミヨレ、

空腹をお菓子で満たして、ちょうどいいお腹加減になりました。

 

お部屋係さんに色々説明を受けた後は、夕食までご自由に、ということで、

またもや撮影大会となりました。

 

 

ドアを開けてすぐの左手に水屋が配置されていました。

竹のすのこのシンクがいいなあ。

 

 

吟遊でひとつ残念なことがるとしたら、コーヒーがないこと、

ティーパックや筒に入った茶葉はフリーですが、

基本、有料だということです。

その分、バーラウンジが2つもあるので、ラウンジで楽しむことをすべき、

なのでしょうね。

 

 

ダイニングテーブルの天板が透かし彫りなので、足元(床暖房)に

照明により模様が浮かび上がります。いやあ~何から何まで素敵すぎる。

 

外に出てみましょう。

用意されているサンダルもバリチックでカワイイです。

 

 

 

このくつろげるソファセット、丸い直置きのソファなんてほんと、バリだわ。

ソファには、マダムに座っていただきました。人がいるほうが雰囲気がでますから!

 

ソファスペースの対面は、露天風呂です。

そう、吟遊は、全室露天風呂付お部屋なのです!

われらの泊まった「空」タイプは、これでも一番スタンダードな部屋なので、

露天風呂だけですが、お部屋によっては露天風呂がふたつあったり、

露天風呂と内風呂の両方あったり、お部屋ごとに趣向が異なります。

もちろん、趣向が異なるのはお風呂だけではないですから、

こりゃ~全部のお部屋を体験したくなりますね。上手い!

 

 

そして実は、吟遊には素敵なインフィニティ大浴場もあります。

でもさ~、もうお部屋にある露天風呂だけで十分よね~。

お部屋籠りが加速するというものです。

 

 

というわけで、ソファに寝転がってお行儀が悪い。箱根連山に足を向けて

ゴロゴロしながら深呼吸~

 

 

いったん部屋に入ってふと気が付くと、旅友も同じようなことしてる。

こっそり激写。

いやもう、極楽でしょ~!!

 

 

ベランダから部屋方面を撮ってみましたが、ガラスに木々が写りこんで、

これまた素敵な一枚に。(中央のカメラおばさんは無視)

 

 

温泉の排出口、ユーモア漂う面白おかしいフグさん?

洗練されすぎないこの抜け感が絶妙です。

 

 

ベランダ・露天風呂とお部屋は、シャワールームを通じても出入りできます。

これはシャワールームの中から外を撮影しました。陰りがあると。

木々がますますジャングルっぽく見えます。

 

シャワールームの手前は、ウェットルーム。

真鍮の洗面台が照明の色合いとなじんで、とても雰囲気のある

一角となっています。

いやあ・・・素敵だけど、自分の家の洗面所がこれだと、

老眼のミヨレにとっては不便極まりないことになるでしょう。

あれ?でも、見えないから多少埃や汚れがあってもわからなくてかえって

いいのか???

 

 

トイレの壁紙がこれまた、照明の色味と合わさっていいわあ~

一見するとけばくなりそうなのに、全然!

照明の和紙ベースの木漏れ日感が派手さを打ち消しているかと。

落ち着きすぎてここで住めちゃうかと思うトイレです。

 

ベランダ・露天風呂⇒シャワールーム⇒ウェットルーム⇒トイレを回って

部屋に戻ってきました。

こちらは就寝するお部屋で、食事をしている間に、お布団を引いてくださいます。

 

 

 

これだけ見ると、普通の日本旅館に来ているみたいです。

床の間にはりんどうの一輪挿しがあったりして。まったくの和なんですけど。

 

 

それが、バリなどアジアリゾートでよくある三角の背もたれのあるクッション?

なんていう名称かわからないけ。アジアンリゾートでお昼寝に使うやつです!

これが和室にあってもなぜか違和感なし。

 

こんな感じでルームツアーをひと通り行った後は、

明るくて周りの景色が楽しめるうちにと、大浴場(5階)へ行ってみました。

写真は撮影できないので、公式サイトよりどうぞ。

 

 

↑ 温泉大浴場「月音」 14時~22時は女性風呂

↓ 温泉大浴場「月代」 22時~翌朝10時30分は女性風呂

 

 

2つの大浴場は、時間で男女交代します。

明るいうちに入りにいったのは、「月音」で、こちらは柵があるので、

閉塞感まではいかないけど、インフィニティっていう感じではないです。

 

夜に入りにいった「月代」は、これはもう絶景の露天風呂ですね。

やはりいい時間を女性用にしていると思われます。

 

さて、大浴場から帰った後は、これまたそれぞれ心の赴くまま、

自分の居場所を探してまったり、うとうとして過ごしました。至福。

 

さ!そろそろ、吟遊の誇る月替わりの懐石料理の時間です!

吟遊では、昨今珍しくなってきている、「部屋食」での提供を守り続けています。

18時からと20時からの選択制で、ミヨレたちは18時からでお願いしました。

 

ふふふ。お食事については、次のブログにて~  クラッカー

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

↓ 買って帰るか迷った猫のキャットフード入れ。

  ううう。次回行ったらもんちゃんとこむぎ用に2客買おう!

  バリといえば猫だもんね。