20数年越しの想い人・箱根吟遊 ② | miauler(ミヨレ)のブログ

miauler(ミヨレ)のブログ

Preserved Flower School & Preserved Flower Order Arrange 

 

すっかり暮れて、お庭の照明が雰囲気を出しております。

待望の夕食です。題して「菊日和」

 

食前酒のいちじくのお酒をくいっと旅友の分まで飲み干し、

胃も絶好調にスタンバってます。

 

完全お部屋食なので、部屋担当のスタッフさんが上げ膳据え膳、

ぜーんぶセッティングしてくださいます。

もともとミヨレは部屋食が好きではなくて、なぜかというと、

まあ今はそんなことないんだろうけど、料理が冷めてる&ぬるくなってる。

こちらの会話に没頭できず、仲居さんの相手をしないといけないのが

妙に気をつかっちゃってめんどくさいから。

ほんとにお大尽ならそんなこと気にせず我が道をゆく、なんだろうけど、

庶民はそんなことできませんから~。

 

●先付

里芋と湯葉揚出し汁

(右横の杯がいちじく酒)

 

 

黒のお盆に、白ベースに銀の意匠の器がスタイリッシュ。

「和」なんだけど、スタイリッシュにもなるんだなあ。

最初にちょっと汁ものが出てくるのは珍しいかな?

お出汁は、一番最初にしては

ちょっとしょっぱかった。もう少し抑えめのほうが好きかな。

 

 

この部屋食スタイル、ミヨレが大人になって会話を楽しむことを覚えたのか、

スタッフさんが気さくで会話の按配がよいのか、部屋だし時の緊張は

まったくなく、お料理も美味しく没頭できました。

 

●前菜

秋の実白和え(栗・柿・木耳・紅葉麩)

京しろ菜浸し(揚桜海老・酢味噌)

満月(丸十無花果味噌金田)

サーモン蓮根(芋寿司 梅肉)

するめ烏賊唐すみ和え 銀杏塩煎り

 

 

そして、目にも美味しい食事のお供は、白穂乃果(無濾過の濁り🍺)

サッポロビールの業務用商品なんだけど、このまろやかで、でもすっきりした

味わいが和食に合うようで好きな銘柄です。

 

そしてそして、まさに秋の実りの宝石箱や~ 

見て楽しむ、言葉はいらないよねえ~。芸術が美味しいとはこれいかに。

 

●お椀

名月椀清し仕立 太刀魚・大黒しめじ

 

このお椀のお出汁は味わい深かった。先付のお出汁が強めだったので

これはどうだろう?と思ったけど、沁みわたるわ~。

そして、器と出汁のこの金色の色合いが、美しい!

 

●料理長のサービス

牛肉うににぎり

 

 

「うにく」最強コンビ!

料理長からのサービスです、ということですが、

どの人のブログ見ても、一品ついてきてるので、これはまあ「仕込み」ですな。

サプライズ感だしたほうが盛り上がる。

ちょっとあざとい気もするけど、美味しいからいいのだ。

 

●お造り

鮪・尾長鯛・カンパチ・ひげ長えび

 

 

鮪はしょうゆがいいけど、白身魚は塩が美味しいと思う!

岩塩とハーブ塩

 

 

このあたりまでは、早食いの私たちのペースを追い越す勢いで

早めに料理が供されていたのだが、いきなりペースダウン。

次の焼物が来るまでに20分くらい?その後も30分くらいかかったような気がします。

焼き場が混んでいるのか?

お部屋係の方にそれとなく聞いてみましたが、配膳の時間が重なってしまって・・と

仰ってました。ひとりの受け持つお部屋数が多いのでしょうか。

ちょっとこのあたりのオペレーションはひっかかりましたが、

まあ、急ぐ必要もなし、それならそれで・・・と、途中いい感じに灯りがともった外の

景色を写真に撮ってみたりして楽しみました。

 

 

●焼物

秋鰆照焼(松茸・糸うに・ひら茸・酢立)

 

 

硝子の小鉢に入っているのが糸うに。

「うに」を卵や調味料を使い糸状ににしたものらしい。懐石料理に

よく使われる加工品とな。

そして「松茸」今年の初物だ~。そしてたぶん今年最後。

加工してない松茸を食べるなんてめったにあることじゃないし。

 

●強肴

北海道産和牛サーロインロースト

伊勢海老フリット

ししとう・ズッキーニ 和風おろしソース

 

 

脂の乗った美味しいお肉は、そう、この数切れが美味しく食べきれる

ベストな量です。若い頃だったら、「これだけ?しみったれてるな」とか

思ったでしょうけど。そして伊勢海老のフリット、さっきのうにくもだけど、

盆と正月が一皿に乗っかってる贅沢よ。

 

●食事

湘南ブランド米「はるみ」

添 鮭西京漬け 

止椀 伊勢海老

香の物

 

 

ピンボケちゃいましたけど。お椀にちゃんと伊勢海老どーん!!

もちろん、手で持ってチューチュー吸いましたよ。

部屋食だとこういうお行儀の悪いことも臆せずできるからいいね。

そして「はるみ米」、初めて聞いたブランドでしたが、美味しいお米です。

藤沢市民の旅友も知らなかったらしいですが、調べてみると、

平塚生まれのお米のようです。

 

で、実は、このお食事がくるまでまた長く待たされて、

結構お腹いっぱいだったのが、だんだん消化してきて小腹が空いた感が

でてきたような気がしたり。

そこで、早めにオーダーしちゃいました。

御飯もこないうちに早々と。 ☟ じゃ~ん!!

 

 

●夜食の夜泣きソバ(醤油豚骨味)

ルームサービスの案内がそここにあって、かなり「押し」な一品とみた。

醤油豚骨と醤油味の2種類ありましたが、ミヨレは醤油豚骨LOVEなので、

絶対食べよう!と、ひと様のブログを拝見して以来、心に誓っていたのであった。

通常これだけの懐石料理を食べて、夜食にまではなかなか行きつけないんだけど、

インターバルが長さが影響したのか、半分こ、なら美味しくいただけそうと判断。

大正解!

 

●吟遊スイーツ

お品書きに、スイーツだけ、詳細が書いてない!

栗のアイスクリーム・芋羊羹・シャインマスカット

 

 

栗のアイスクリームも芋羊羹もほのかに素材の味、甘みが感じられて

くどくなくて美味しい~

 

9月の吟遊の懐石料理「菊日和」は以上で終宴。

1本の映画を見たような食後感でした。

料理長のすがやさん、ありがとう~ 合格

 

さてお食事の途中に、和室には既にお布団が整えられておりまして。

旅友との旅も何度も経験していますが、

このシチュエーションは初めてでは?

 

 

なんだか、「初めての床入り」みたいな?

幾久しゅう、今後ともよろしくお願いいたします(三つ指)

 

さて、食事の後は、大浴場の「月代」に行きました。(公式サイトの写真が

上記にあり)

満月の翌々日だったので、お月さまがみえるとよかったんだけど、

方向が悪いのか、雲が多くかかってたからか、月見風呂ができなかったのが

すこ~し、残念。

 

 

お部屋のお布団に潜り込んでダイニング側を見ると・・・

あ~外の照明に照らされていい感じです

そして夢の世界へ・・・・

20数年越しの想い人に抱かれて眠りにつきます zzz

 

 

思いのほか長くなったので、朝ごはん以降翌日の様子は次のブログにて。