■エフェソス(エフェス)遺跡 ケルスス図書館のシーサー猫
11月12日(火) トロイ遺跡⇒エフェソス遺跡のち、パムッカレ宿泊
ふだんの生活より早起きで、時差ボケしている暇もない、また、
朝食を食べないミヨレなのに、ホテルの朝食だとついつい食べ過ぎてしまい、
体調が狂いがち。
かな~りセーブしたけど、朝食ブッフェ、種類が豊富だし美味しいし。どうしてくれよう。
■炭水化物は極力さけて色々をすこしづつ。トルコのオリーブはしょっぱい。
7:45にホテルを出発、最初の観光地トロイ遺跡までは30分ほど。
入場にも時間がかかるというので、オープン前に到着、
日の出(8:10)とすがすがしい空気を満喫しながら写真タイム。
■トロイ遺跡オープン前の駐車場、トルコ国旗とあわせて「月・星・太陽」
入場するとすぐ犬の親子がお出迎え。はしゃぎまわって、ツアーにまとわりつきます。
この時点で、待望の猫にはまだ全然出会えてません。
猫天国だと聞いていたのに・・・
■トロイ遺跡に住まう犬の親子
トロイといえば、これ。
あくまでも観光用のはりぼてです。
■なーんちゃってトロイの木馬
シュリーマンが発掘したことで有名なトロイ遺跡。
子供のころは、「執念で伝説が伝説ではないことを証明したシュリーマンってすごい!」
と、純真に思っていたけど、単なる金目当てだったと聞いてちょっと興ざめ。
シュリーマンが嫁に隠し持たせて持ち出したお宝は、
現在ロシアのプーシキン記念美術館が収蔵している。
トルコ側は返還交渉しているそうだが、ま、エジプトの出土品でも、かたやの言い分では、
「大英博物館で守ってやっている」になるのだから、流出したものを取り戻すのは
難しいですね。
ふむふむとムスタファさんの軽妙かつ、要点をおさえた説明をききつつ
そろそろ終わり・・となったころ、いましたよ~!!
■ふてぶてしい面の黒猫、「なんだよ、勝手に撮るなよ」
■カメラを向けたらまどろみポーズをとってくれた猫。観光客慣れしてます。
ほんとに、世界遺産の遺跡の中に、当然のごとく闊歩したりくつろいだり。
猫が幸せな国はいい国だと思う!!
(バンコクでもこのセリフ書いたな・・・)
トルコ周遊は長時間のバス移動なので、1時間半から2時間に1度、
必ず休憩が入ります。運転手さんのためでもあるんだろうけど。
それと、休憩のたびにどうやらバスを洗車している様子。
長距離移動だから、バス車内からでも写真がきれいにとれるよういという
配慮のようです。私たちが乗ったバスだけではなく、トルコではそういうことになっている様子。
観光誘致に真剣な姿勢がうかがえて、このことだけでもトルコが好きになりました。
■洗車中でーす。休憩所では洗車してくれる人にチップを渡して依頼します。
こちらの休憩場所は、海に面した道路沿い24時間営業で、
トルコ特産のオリーブやバラを原料にした商品が販売されていました。
お庭にもオリーブがたわわ。
■オリーブの実、これまでの一生で見た数を上回る数をみました。
ムスタファさんは、お店の人の前であれこれは言えないからと、
必ず事前にお勧めと、やめたほうがいい商品のアドバイスをくれます。
肌につけたり体に入れたりするものは、原料の品質が確かなもの、
自分も試してお勧めなもの、ここで買わなくても後でも買えるものという
明確な判断基準でアドバイスをくれるので安心です。
■オリーブ、一本の木の高低で実の色が違う。日光の当たり具合なんだろうか。
休憩店を出てうろうろしてましたら、
周りは海沿いの閑静な住宅街だってことがわかりました。
■トルコ建国の父、トルコの国旗を飾っているお家は多い
お家を思わずじろじろと見てましたら、
お掃除をしていたおばさんとばっちり目があっちゃった!
「じろじろ見てごめんなさい」という意味をこめて、「メルハバ~(こんにちは)」と、
手をふったら、窓をがらっとあけて何かおっしゃってる。
どうやら、「おあがりなさいよ」といってくれている。
「わあ~、でも、休憩時間は終わり、バスに乗らないといけないの、ありがとう」
あ、ちなみにミヨレは「メルハバ~」だけで、あとのコミュニケーションは、
英語堪能な旅友です。
トルコの人は日本人が好きだとか、親切だとかはよく聞くけど、
ほんとにフレンドリー、おばさん、ありがとう。
フリー旅行なら、お邪魔してお家拝見したのにな~。
ほっこり幸せな気分になって、エフェソスに向かいます。
が、エフェソスはまだまだ。途中、ベルガモの街手前でランチ。
■キャンプもできる施設なのかな?プールもあったり。
■ドリンクの説明中のムスタファさん、ナイスガイなのですよ。
旅に出たらその地のものをチョイスする主義です。
「アイラン」をオーダーしました。
■アイラン 塩味のヨーグルトドリンク 飲みやすくて美味しかった!賛否両論ありそうですが。
この日のランチメニューは、トルコの家庭料理。
ツアーの食事なのである程度はすでにセッティングされています。
■今日のデザートはリンゴね・・・・豪快です
■日本人が味噌汁を飲むように、トルコではチョルバ(スープの意)
メルジメッキ・チョルバスというレンズ豆をていねいに裏ごししたスープが
定番中の定番とか。トルコで最初に食べたこちらのスープ、今から思えば、
トマト味が+されたものだったような。
はっきりいいますと、薄味です。日本にいたら、醤油か塩足してると思う。
でも、現地で食べると、この薄味がやみつきに。すごく優しい味なの。素材の味。
古来、人間の舌で感じる美味しさってこういう味のことなのかなって思います。
トルコにていきなりスープに開眼!奥深いです。
さて、次が一応メインになるのかな。これまた素朴ないかにもな田舎料理。
ちょっと醤油味?田舎のおばあちゃんちに行ったらでてくるような料理。
■いんげんの煮物。ターゼ・ファスリエというらしい。
トルコってパンも美味しくて、テーブルに置いてあるパンは取り放題だけど、お米も食べる。
ピラウっていう炊き込みご飯?(右奥に移っている皿のやつ)
これがまためちゃ美味しい!おそらくバター使ってるのでカロリー高そうだけど。
この時点でもう、「トルコ料理が世界三大料理だって認めるよ~!!」と心の中で叫ぶ。
そして、店をでるといや~ん。愛いやつめ~
■すりすり甘えてくる猫にゃん。手前の黒いのはミヨレの足です。
■こちらもおねだり猫、おやつちょーだいポーズ。
レストランの敷地隣の公園にも猫~
■お昼寝してるのよ、もう!
■仕方ないわね、遊んであげる。
きゃ~!!遊んで遊んで!!
美味しいものに、かわいい猫たち。これを至福といわずして何と言おうか。
エフェソスまでなかなかたどりつきませんが、休憩するたびに猫とたわむれることが
できるので、バス移動も苦になりません。
道中には犬猫どころか、このようなお姿が・・・
■あなたたちはヤギさんですか?
エフェソス手前でもう一度休憩。エフェソス遺跡まであと一息なんだけど、
エフェソス遺跡のトイレは離れたところにあるからと、ムスタファさんの采配で
ホテルのトイレをお借りすることに。
短め休憩だったので写真なし。でもここにも当然のごとく猫はいました。
ようやくエフェソス遺跡到着。
トロイ遺跡で、ムスタファさんが、
「エフェソスに行ったら、トロイ遺跡でとった写真は消去すると思うよ」と言っていたけど、
さもありなん。スケールが違う。そして、スポンサーついて今でも遺跡発掘がなされている。
そんないにしえの街に・・・・・・・なんですか、ここは猫天国ですか~っ!!!!!!!∞
■チケット売り場の看板猫はじめ・・・
世界遺産ですよ?遺跡に鎮座ましましたり、寝転がったり、たぶん、
おしっこだってやってるかも?いいんですか?いいんですよね。いいのよ。猫が王様!
■遺跡と猫 なんの違和感もありません
■メインストリートのひとつ クレテス通り
オデオン(音楽堂)からニケのレリーフ(ナイキのロゴの素)、ヘラクレス門を通って、
古代の公衆トイレ、娼館の広告、メドゥーサのレリーフ、そして、一番見たかった
ケルスス図書館に行って、最後に大劇場、クレオパトラも通ったというアルカディアン通りまで、
遺跡そっちのけで猫メインに激写しまくったのでした。
エフェソス遺跡を出ると。どこでも同じですねえ。
軒を連ねるお土産物屋を通って駐車場に戻ります。
トルコアイス屋の呼び込みもコミカル。
でも、ムスタファさんに、「コーンをひっくり返しても落ちないとか、
なかなかアイスを渡してくれないあのパフォーマンスは日本人にだけです。
トルコ人にそれやったら3秒で切れる」
「トルコ人はのびーるアイスは食べない」と聞いてたので、
ちょっと後ろ髪ひかれつつも素通り。
■ここにもアタチュルクさん。
この日の観光は終わり、休憩を一度はさんでバスは一路パムッカレへ。
えへへ。この休憩所では、子猫に熱くアプローチされました。
よじのぼってくる~ごめんね、何もおやつ持ってないのよ
(本当は日本から姑息にも餌付け用カリカリフード持参したんだけど、
この日は手持ちのカバンに入れるのを忘れたのです~)
■子猫の爪は鋭くてイタイ。ごはんをあげられなくて心もイタイ。
ようやっとパムッカレのホテルに到着。
隣に医療用スパ施設もあるホテルで、当然ここには温泉があり、
24時まで入れると聞いていたので、すんごく楽しみにしてた。当然水着持参!
■右上が温泉の噴き出し口。泥がとごっているのでその泥でパックするといいとか。
が、ホテル着が20時40分頃、夕食会場は21時15分頃まで。(ムスタファさん交渉でこれでも伸びた)
あわただしく晩ごはん。ホテルについて初めてわかった。
ミヨレ、すんごく疲れてる・・・なのに、喉が渇いてるのもあって、トルコ初ビール。
ビュッフェだから自分のペースで食べて部屋に戻れるのはありがたかった。
■トルコを代表するエフェスビール。のどごしよし!
■ここでもスープが優しい。そしてキョフテ(ハンバーグみたいなの)美味しい♪
アルコールもあり体はすっかり弛緩状態。水着着て温泉はいいけど、
その後、水着を乾かしたりする手間とかを考えると、もういいや~って気分になってしまい、
結局、温泉には入りませんでした。
でも!いいんです。部屋でも温泉気分は味わえました。
■左のゴールドの蛇口、温泉が出るのだ!
湯質は鉄分を含んだ赤いお湯、ムスタファさん曰く、有馬温泉!とのこと。
確かに。
パムサーマルホテル、バスタブ、湯沸かしポットあり、
しかも温泉も出るのはよかったけど、バスタブの栓がしまらないという
痛恨の事態。ソーサーをひっくり返して栓替わりにしてみたけどダメで、
結局足首あたりまでしかためられずだったけど、それでも足をのばして
お風呂に入れたせいか、体がぽかぽかして、ぐっすり眠れました♪
今度は、旅行グッズとして、お風呂の栓になるパッキンを持参することにしよう。
■茶色のつららみたいなところが温泉、手前にはプール、正面の五号館がミヨレたちが泊まった棟
<備忘録・考察>
予想外に疲れていたのは、たぶん、暑さのせいだと思う!
トルコは内陸部のカッパドキアは別として、だいたい東京より1-2℃低い程度。
でも朝夕と日中の温度差が激しい。
カッパドキアでの早朝気球にも備えて、ヒートテックだのウールものだの、
寒めを意識してワードロープを用意していたのだが・・・・
ムスタファさん、私たちの服装を見て。
「皆さん、がんばって色々服装考えてたと思いますが・・
はっきり言いましょう、暑いです」
イスタンブールでも雪が舞う季節なのに、なぜか日中25-26度、異常です、とのこと。
それって夏でしょ~!!ってことで、半そででもいいくらい。
カラッとしているからまだ良かったけど、持ってきた服の半分は日の目を
見ない状態。ツアーのお仲間も半そでTシャツを現地調達したり、
着の身着のままなのよ・・・とおっしゃってました。
ミヨレも旅友も、お互いにくさいかもしれなけど、ふたりいっしょならいいよね?とか
言い訳しつつ・・
遺跡観光も背中に汗がつたってて、ちょっと体温調節うまくいってなかったと思います。