女であっても手に職をつける。

自分の生活費くらいは自分で

稼げなくてはならない。

 

養われたら自由を失う。

 

それが、私が母から

引き継いだ呪縛だった。

 

 

大学を卒業して就いた

仕事の手取りは20万円。

 

給料日前はカツカツだけど、

食うにはなんとかなっていた。

 

自由になる時間が欲しくて

選んだ非正規の仕事。

残業もなく責任も軽い。

 

でも、フラストレーションは溜まる一方。

 

 

どんなに成果を上げたところで

出世も昇給の可能性も無い。

 

求められているのは、

決められた作業を日々

淡々とこなすこと。

 

 

空いた時間で小説を

書くつもりでいたけど、

 

いらだちを酒で流すこと

のほうが忙しくなっていた。

毎晩五合呑んで、毎朝二日酔い。

 

そんな腐っていた私を変えたのは、

東日本大震災と母親の死だった。

 

人生はいつ、唐突に終わるかわからない。

飲んだくれてやり過ごしてる場合じゃない。

 

 

勤務日数を週4日に減らしてもらい、

残りの3日でライターの仕事を始めた。

コンサルとしても働くことになった。

 

やがてフリーランスのほうが

忙しくなって勤めを辞めた。

 

年収はそれまでの2.5倍になった。

六畳一間を引き払って2LDKに越した。

 

私は稼げる自分に誇りを持っていた。

自分だけでなくダンナまで養える。

 

(……といっても、家賃と光熱費を

払っていただけなんだけどね。)

 

 

でも、結局私はメンタルを壊した。

今までの仕事は続けられなかった。

精神科に通いつつも私は焦っていた。

 

早く新しい仕事をみつけなくては。

生活費くらい稼げなくては……!

 

誰かに養われるなんてイヤだ。

それじゃ自由に生きられない!

 

 

それが、アメブロを

書き始めた2018年頃。

 

そこからの約4年間、

私のテーマは母親の呪縛を

解くことだったのだと思う。

 

ダンナに生活費をもらって生きる。

養われながらも自由に生きる。

 

 

養われるって屈辱か?

いいや、そうじゃなかった。

 

結局のところ、

勤めていたら会社に養われる。

独立してもクライアントに養われる。

 

ただ単に、誰に養われているかの違い。

 

 

養われるって、

奴隷になること?

 

いいや、違う。

 

養われているからって、

お返しに家事をしなきゃ

いけないわけでもない。

 

 

そういえば、そこには

父親からの呪いもあった。

 

「誰が食わせてやってる

 と思ってるんだ!」

 

そういうセリフは

もっと稼いでから言えよ

と子どもの私は思ってた。

 

 

でも、そんな父親のセリフが

私の中にもまだ残っていた。

 

「誰が住まわせてやってる

 と思ってるんだ!」

 

そんな言葉をジロウ(ダンナ)

に胸の内で放っていた。

 

これまで私が家賃を

払っていたんだから、

 

働けなくなった私を今度は

養ってくれてもいいじゃない?

そういうふうに思っていた。

 

 

私は父親への復讐を代わりに

ジロウへ向けていたんだね。

 

そして、同時に母親へも

復讐をしていたんだ。

 

どうだ、私は養われても

こんなに自由に生きてるぞ。

 

 

 

 

メンタルを壊した後に始めた

サイキックリーダーの仕事は、

ひとまず大きな目標を達成した。

 

かつての自分の月商を超えた。

 

でもその後から、唐突に

やる気が入らなくなった。

 

その原因は、両親への復讐が

とりあえずの終わりを迎える

時が来たからなのかもしれない。

 

 

高額講座の受講料をこの先の

生活費の先取りとして

ジロウから受け取った。

 

そのタイミングで、

生活費をもらい続ける

生活は終わるはずだったけど、

 

私の内側はまだ両親への

復讐から抜け出せずにいた。

 

どうだ、私は養われても

こんなに自由なんだぞ。

 

その証明をまだ続けようとしてた。

いやぁ、もういいんじゃないの?

 

 

養われていても自由だし、

稼いでも誰かを縛らなくていい。

 

そろそろ稼ぐ楽しさを堪能する

ことにテーマを移したいんだ。

 

今年も赤字で住民税や所得税を

払わなくて済んだぜ……なんて

安心を喜んでる場合じゃない。

 

じゃんじゃん税金納めてみたい!

 

 

……おお、そういえば、

「税金を払うのはクソだ」

というのも、親からの呪縛だわ。

 

次はそこを越えていきたいね。

 

 

吉野さやか学長の億女大学

2時限目もキレッキレでした!

 

 

「今さらまた学ぶの?」とか

「仲間でつるむの面倒」とか、

申し込む前は思っていた。

 

いや、スルッと申し込める人が

羨ましかっただけなんだよね……

 

まだまだ壊す枠はたくさん残ってる。

次の講義も楽しみです。恐いけど。

 

 

億女大学の受付はまもなく

再開されるようです。

 

 

受講生は1150名を越えたそう。

新たなムーブメントの始まり!

 

みあんご!

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