今朝は、お世話になった方の告別式でした。
12月31日、
一番誰にも迷惑をかけない形で逝かれた、御年94歳のその人は
私が初めて社会人になったとき、
服装から言葉遣い、所作に至るまで、とても厳しく日本人の美意識、作法を教え込んで頂いた偉大な方でした。
とても自分たちでは入れない様な高級な空間へも連れて行って貰いました。
知らなかった世界を沢山見せて貰ったな〜
某有名一族の生まれつきホンモノのお嬢様で、当時のスーパー一般庶民の私は思いっきり振り回されておりました。
その頃の私は、尊敬しながらもその存在を鬱陶しく感じていたような……。
でも、今では全てがいい思い出になっていて、飾られた大きな大きな遺影を見たら、想定外に涙が溢れてきてしまった。
とてもオチャメで魅力的な女性だった、
今の私にはその記憶しか残っていなかった。
『自在力』の使い方を知っている人だったんだな。
人は見たい様に見て、聞きたいように聞く。
あんなに身近にいたのに、そこから学ぶことを知らなかった当時の私。
全てのヒト.モノ.コトは
どう見るのか、自分の眼鏡の色、スタンス次第でこんなに変わる。
今の私なら、もっと心から楽しくお付き合い出来ただろうな。
あっぱれとしか言い様がないその人生に
心からの拍手と感謝を贈ります。
ありがとうございました。