【マンガ感想】
『父派なわたしじゃいけません? 1巻 (渡辺圭祐)』
父派なわたしじゃいけません? ① (バンブーコミックス)
渡辺 圭祐 竹書房 2011-06-07 by G-Tools |
【あらすじ】
大黒柱というにはちょっと頼りない父さんと、そんな父さんが大好きだけど素直になれない娘の毎日を描いた、ニューエイジファミリー4コマ!天然なお母さんとおませな妹、愛犬ボブもまじえて、今日も仲良く生活中● 注目の新人・渡辺圭祐初単行本。
父親が大好きだけど素直になれない娘の日常を描く4コマ作品です。
主人公・『エリ』は高校生の女の子。 そんな彼女が大好きなのはナント頼りない父親。
でも、素直に大好きとは言えず、ツンデレのような態度をとってしまう・・・。
というような感じの作品でして、父親が大好きだけど素直になれない主人公・『エリ』の
父親ラブな日常を描いていくファミリー系のコメディー4コマ作品です。
主な展開としては、上記の画像のように、素直に大好きといえない主人公・『エリ』の父親ラブな
日常が描かれていきつつも、『エリ』の家族である『父親』・『母親』・『チリ(妹)』に関するイベントが
描かれていくこととなります。
そんな作品の魅力は、もちろん主人公・『エリ』ですね。
『エリ』は子供の頃から父親が大好きでそのまま大きくなった女の子です(初恋の相手が父親)。
ただし、高校生という思春期であることや、長女であることから、父親が大好きであることを表立って
言えない状況でありまして、父親ラブをひたすら隠して暮らしております。 とはいえ、さすがに父親ラブ
を完全に隠すことはできないようで、イベントが起こるごとに父親ラブな行動を起こしてしまいまして、
結果的に、全然父親ラブを隠しきれていない状況となっております(笑)。 まあ、彼女自体、表立って
父親ラブな行動を行うことは無いので、周りの人々にはバレていないようでありますが・・・。
そんな彼女のイベントで一番面白かったのが、バレンタインイベントかな。
表立って父親は好きだと言えない状況でありますし、父親にバレンタインチョコをあげるような親しい
関係でもないですし、何よりも父親にバレンタインチョコを直接渡すという行為が恥ずかしくて出来ない
という非常に八方塞がりな状況であるため、どのようにチョコを渡すのかは多くの読者が気になっていた
ところであると思います。どのようにしてチョコを渡したのかはネタバレになってしまうので書きませんが、
主人公が抱えている上記の問題を解決しつつも、かなり自然にチョコを渡すことができる方法は非常に
興味深かったですし、何よりも、幸せそうな主人公の笑顔が非常に素敵でありました(^^ゞ。
もし、次巻があるならば、子供時代の主人公と、父親とのイベントが多く読んでみたいですね。
どのようにして父親好きになっていったのかが気になるので・・・。 次巻も楽しみです。
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【総評】
面白いです(^^ゞ。
絵柄は可愛らしいですし、キャラクターも良いですし、何よりもストーリーが面白いです。
『父親ラブな娘の日常を描く作品』というテーマにピンッときた方は、買っても大丈夫だと思いますよ。
点数的には
90点
です。
では、ここまで。