【マンガ感想】
『パニクリぐらし 4巻 (藤凪かおる)』
パニクリぐらし☆ 4 (まんがタイムコミックス)
藤凪 かおる 芳文社 2010-06-07 by G-Tools |
【あらすじ】
なるかビンボー大脱出!?大人気ファミリーコメディ!マジメな長男・一志、チャラい次男・泰二、マイペースな長女・みつき、影が薄い三男・征四郎に愉快な仲間も加わって、楠家の日常はいつもにぎやかです☆
4コママンガ。
主夫で大黒柱の長男を主人公に、兄妹4人の貧乏暮らしを描くホームコメディです。
主に、『貧乏ネタ』を中心に描きつつも、『長男・一志』と『長瀬さん』のラブコメを描いている作品でして、
藤凪かおる先生の作品だけあって、かなり面白く完成度の高い作品です(^^ゞ。
----------
ここからは、4巻の感想。
4巻では、3巻までと同様に、『楠家の面々』と『長瀬さん』の様々なやり取りが描かれつつも、
長男・『一志』と『長瀬さん』のラブコメ展開に遂に終止符がつくこととなります。
そんな4巻のメインとなるのは、当然、長男・『一志』と『長瀬さん』のラブコメですね。
この2人の関係は、当初、同じ会社の同僚という関係だったのですが、ひょんなことから仲良くなり、
いつの間にか家族ぐるみの付き合いとなりました。 二人共に異性として意識しあっているのですが、
お互いになかなか確信を言い出せず、ずるずると友達以上恋人未満な関係を続けておりました。
(↑妹・『みつき』のこの一言により、一気にクライマックスに向かっていく)
そんな中、上記の『みつき』のこの言葉により、止まっていた2人の時間が一気に動き出します。
まあ、元々、恋人を超えて夫婦のような2人でしたから、お互いがお互いを意識しさえすれば
話は早く、“告白→結婚”と一気に話が進むこととなりました。 特に、『一志』が『長瀬さん』に告白する
シーンは素晴らしく、「一志もやればできるじゃないか」と思った人も多いのではないかな、と(笑)。
あと、個人的にですが、表紙のカバーを外したところに2人のその後のエピソードが書かれているのも
お気に入りでして、結婚しても全然変わらない感じが良いのです。 購入者はチェックを忘れずに!
いや~、面白かったですよ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【総評】
最終巻です。
読む前は「曖昧な感じで終わるのかな~」と思っていましたが、見事なハッピーエンドでした(^^ゞ。
個人的に「最後の方に何かしらの大きなイベントがあっても良かったかな」とか思いましたが、
こういう終わり方の方がこの作品に合っていたと思います。 素晴らしい作品でした。
面白かったです。
点数的には
95点
です。
では、ここまで。