『ひかるファンファーレ 1巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『ひかるファンファーレ 1巻 (田川ちょこ)』

 

4832267256 ひかるファンファーレ 1 (まんがタイムコミックス) (まんがタイムコミックス)
田川 ちょこ
芳文社 2009-03-07

by G-Tools

 

 

【あらすじ】

日本の吹奏楽人口は約100万人!小動物系少女が奮闘する吹奏楽部4コマ。吹奏楽部で女の子には不釣り合いな巨大な楽器チューバをナゼか任されたひかる。弾きこなせる日は来るの…!?

 

 

4コママンガです。

 

背が小さく天然系のドジっ娘・『山田ひかる』。

トランペット・アルトサックス・クラリネットに憧れて吹奏楽部に入ったものの、

顧問から薦められたのは『山田ひかる』と同じくらいの大きさの巨大な低音楽器・チューバ。

見た目は派手だけど、音色は地味。 しかも重さ10kgもあるので、日々鍛えられていく(笑)。

小動物系少女・『山田ひかる』はこのチューバを弾きこなせる日は来るのだろうか・・・?

 

という感じの作品で、不釣合いの楽器(チューバ)を担当することとなった主人公・『山田ひかる』と、

トロンボーン・『黒田圭吾』、トランペット・『柳沢真紀』、アルトサックス・『池森結衣』など、

個性的なメンバーと共に、日々奮闘する吹奏楽部4コママンガです。

 

この作品の最大の魅力は、やはり『ちゃんと部活動を描いている』という部分でしょうね。

4コママンガの場合、ページ数や構成上、部活動の描写を描くよりも、キャラ同士のやり取りを中心に

描く事が多いのですが、この作品に関しては、ちゃんと部活動の描写が描かれており、

吹奏楽部の知識が無い人でも楽しめるように、非常に丁寧に楽器などの説明がありつつも、

キャラクターを上手く掘り下げているので、非常に読みやすく、面白い作品に仕上がっています(^^ゞ。
 

もちろん、キャラクター達も魅力的で、主人公で背が小さく天然ドジっ娘の『山田ひかる』から、

無口で実力者のトロンボーン・『黒田圭吾』、ミーハーで気分屋なトランペット・『柳沢真紀』、

元子役でアイドルルックスのアルトサックス・『池森結衣』など、個性的なメンバーが揃っており、

それぞれの相性の良さから生まれる相乗効果でいろいろな方向へ話が広がっていき、
最後まで飽きずに読み終える事ができました(^^ゞ。
 
この作品は面白いですよ。

4コマファンならば、ぜひともチェックしてくださいませ。

 

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【総評】

まず最初に言いたい事は、こんな表紙ですが『萌え4コママンガ』ではありません(笑)。

例えば、巨乳だとか貧乳だとかの『萌え要素』にスポットが当てた話は一切なく、

あくまで、部活動にスポットを当てた『誰もが楽しめる王道4コママンガ』であると思います。

学生時代、吹奏楽部などに所属していた方ならば、私以上に楽しめるのではないでしょうか?

 

点数的には

92点

です。
 

ちなみに、この作品がこの作者の初連載で初単行本だそうです。

 

 

では、ここまで。

 

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