【マンガ感想】
『よにんぐらし 4巻 (宇仁田ゆみ)』
よにんぐらし(4) (バンブー・コミックス)
宇仁田 ゆみ 竹書房 2008-05-17 by G-Tools |
【あらすじ】
たくさんの楽しいはきっと日常の中に。仲良し4人家族の共感ショート大団円!!
<描き下ろし>各話おまけカット+よにんぐらし成長編10ページ!
『子育てマンガ』です。
内容はタイトル通り、若い夫婦と子供2人の『四人暮らし』を描いている作品です。
1話6ページと少な目なので、『子育て』の葛藤や苦労などを描くのではなく、
『子供がいるとこんなに面白いよ』というような内容の作品に仕上がっています。
主な話は、4歳と2歳の子供が巻き起こす様々なイベントを中心に描いており、
私の従姉妹曰く、『このくらいの子供がいる方にはかなり共感できる内容』とのこと。
現役のママさんが言うのだから、間違いないはずです(^^ゞ。
1話6ページというショートストーリー作品でして、同作者の他作品・『うさぎドロップ』のような
ストーリー性こそありませんが、『子供達の成長を描く』ことがこの作品の主旨だと考えると
この描き方は正解だと思いますし、少量のページ数でも作者の世界観が上手く描かれていると思います。
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ここからは、4巻の感想です。
残念なことに、今巻で最終巻だそうです。
最終巻だからといって、特に大きなイベントが起こることなく、いつも通りの日々が描かれていまして、
あとがきを読むまでは、今巻が最終巻だと気付きませんでした(^^;。
さて、本編ですが、良い意味で、1巻~3巻までの路線を引き継いでいるので、
1巻~3巻までを購入されている方は、無条件で買いな作品だと思います。
改めて1巻から読み直しましたが、一つの作品としての統一感は素晴らしいですし、
日々成長していく『ゆり』・『コタロー』がとても可愛らしいです(^^ゞ。
あえて、個人的な残念なポイントをあげるならば、
最終巻でも、タローさんとちはるさんの『出会いのイベント』が描かれなかった部分ですね。
彼らがどのように出会い、どのように仲良くなり、どのように結婚に至ったのかなど、
1巻の頃から非常に気になっていた部分だったので、それらが一切描かれなかったことに
本当にガッカリしてしまいました(^^;。
タローさんとちはるさんのキャラクターが良かっただけに、上記のイベントは見てみたかったです。
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【総評】
最終巻です。
昨日紹介した『うさぎドロップ』 と同じ作者の作品でして、
あちらが血が繋がらない親子を描いている作品なのに対し、
こちらは若い夫婦と子供2人の『四人暮らし』を描いている作品です。
点数的には
88点
です。
4コマ誌に連載されていたショートストーリーの作品でして、
ほのぼのとした子供達の成長物語が描かれております。
一話が6ページということで、『うさぎドロップ』のようなストーリー性はありませんが、
『うさぎドロップ』と共通の暖かい雰囲気の作品であると思います。
では、ここまで。