【マンガ感想】
『王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 17巻 (大河原遁)』
|
王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 17 (17) (ジャンプコミックスデラックス)
大河原 遁 集英社 2008-02-04 by G-Tools |
過去記事はこちら → 1巻 10巻 11巻 12巻 13巻 14巻 15巻 16巻
【あらすじ】
イタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人、織部悠。ナポリ中の“究めし職人”から“ミケランジェロ”と賞賛された伝説の名仕立て屋が、唯一認めた弟子である。彼が受け継いだ至巧の技と、イタリアの比類なき伝統が一着のスーツに蘇生した時、それを身に纏った者の人生に珠玉のドラマが生まれる。
服の仕立て屋さんを主人公とした作品です。
ウンチク系読みきり作品で、よくある未熟な仕立て屋さんによる成長物語ではなく、
すでに至巧の技を身に付けた人物が主人公で、様々な服の依頼をその主人公が、
服と依頼人の悩みを同時に解決していく話です。
さて、ここからは16巻の感想。
『ギルレーズ・ハウス』は、3世紀に亘って営業されている老舗店であったが、
その『ギルレーズ・ハウス』で副裁断士をしていた『ベーコン』という人物が突如、
工房の職人を全員連れて、独立をしてしまった。
しかもその『ベーコン』が作った新会社名は『ギルレーズ・ハウス』と同名会社であった。
その新生『ギルレーズ・ハウス』には、有名ブランド総帥・リヴァルの息子・エリックも所属していた。
といった感じで始まりました。
主に、本家・『ギルレーズ・ハウス』と、新生・『ギルレーズ・ハウス』の対立を描きつつ、
中立を保とうとする『ジラソーレ社』がその対立に巻き込まれていくという展開で、
そんな中、フリーな立場な主人公・『織部悠』がいつも通り色々とお節介を焼いております。
今巻では、職人を一人残らず連れ去られた本家・『ギルレーズ・ハウス』のジョンソン親方を始め、
本家・『ギルレーズ・ハウス』から職人を一人残らず奪い去った元副裁断士のベーコン、
そのベーコンの部下で、有名ブランド総帥・リヴァルの息子・エリック、
そして、新生・『ギルレーズ・ハウス』の黒幕であるラルフ・ヒューイット卿が新登場。
個人的に驚いたのが、ロンドン編の黒幕であるラルフ・ヒューイット卿の登場。
まだイギリス編が始まって間もないのに、早くも黒幕が登場してくるという驚きの展開で、
しかも、今巻を読む限り、この人物は好人物である可能性が高いのである。
(ロンドン編が終了後、彼も『織部悠』のパトロンの一人になるのかもしれませんね)
そんな彼が、これから新生・『ギルレーズ・ハウス』に対してどこまで介入してくるのか、
そして、彼の本当の目的は何なのか、が今後の展開に大きく影響を与えていくことになりそうです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【総評】
ロンドン編は、『主人公・織部悠が本編に直接的に関わってこない』という特殊な設定で、
ロンドン編で新登場してきたキャラクター達を中心に話を構成している。
『ギルレーズ・ハウス』の話も気になりますし、有名ブランド総帥アラン・リヴァルの動向も気になります。
これだけややこしい設定の『ギルレーズ・ハウス』問題をどのように纏めて行くのか、
そして、あの嵐のような人物(リヴァル)がこの話にどのように関わってくるのか、
次巻以降も楽しめそうです。
点数的には
90点
です。
では、ここまで。
人気blogランキングへ
