『すてんばいみ~! 1巻』の感想 | まんが栄養素

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【日記】

スケジュールを確認してから、かなり凹み気味です。

 

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【マンガ感想】

 

『すてんばいみ~! 1巻 (本井 広海 / 本沢 友一郎)』

 

すてんばいみ-! 1
本井 広海 / 本沢 友一郎
少年画報社 (2007.4)
通常24時間以内に発送します。

 

【あらすじ】

本雑誌イチ押し!
月キン期待のスーパールーキー連載スタート!!田舎の小学校を舞台にズッコケな3人組が大暴れする!
主人公・勝人は皆が一目置くガキ大将。その存在を脅かす転校生が現われて…忘れていたあの頃を思い出させるハーウォーミングストーリー!!

 

 

田舎の小学校を舞台とした作品。

主人公は小学5年生で、性格が一直線の体力バカ。

その主人公のいる小学校に転校生として来たのが、美人で文武両道という完璧なヒロイン。

スカートめくりをきっかけに、そのヒロインに一目惚れしてしまった主人公だが、

そのヒロインの“歪みきった性格”に振り回され、衝突する日々が続いていく・・・。

 

といった小学校の日常を描く作品。

壁を作り、内面を絶対に見せないように、見栄を張り続けるヒロインに、

主人公が何とか彼女を理解しようと、彼女に接し、共に成長していくという王道ストーリー。

スクリーントーンを一切使わないことで、ノスタルジーな雰囲気を演出しており、

『田舎の学校に美人なヒロインが転校してくる』というよくあるシチュエーションで始まるため、

どこか懐かしい雰囲気を感じさせてくれる、そんな作品です。

 

 

ただ、ここまで性格の悪いヒロインも珍しい。

主人公に「おまえなんかホントの友達できっこねー」と言われるほどの性格の悪さで、

自分が一番になるためにネコを被りクラスメートと接するという計算高さ。

しかし、主人公に対してだけは、自分の本性を隠さずにその腹黒さで接しており、

主人公もその性格の悪さを理解した上で、彼女を理解しようと接している。

 

多くの作品で、腹黒キャラというのは登場しているが、ここまでドス黒いキャラは始めてかも(^^;。

しかも、そんなキャラがヒロインというのだから、驚きだ。

もちろん、所々にヒロインの本性の部分が描かれ、彼女がそのキャラを演じていることが判り、

そこに魅力を感じる人もいるのだろう。

物語も、彼女が何故このような行動を取り続けるようになったのかという部分に焦点を当てており、

この謎を中心に彼女と主人公達との交流が描かれ続ける・・・。

 

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【総評】

単純な『青春ストーリー』と期待して買うと、しっぺ返しを食らう作品です。

小学生らしい友情ストーリーを描いている面白い作品でありますが、

性格の歪んだキャラクターがヒロインということで、かなり人を選ぶ作品だと思います。

 

点数的には

70点

くらいかな。

 

『何かしらの理由があり、素直になれないヒロイン』という設定は良いのですが、

あまりにも自己中心なヒロインの行動・言動に不快感を感じてしまいました。

続巻が発売されても、買わないと思います。
 

 

では、ここまで。

 

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