メンバーたちの物凄いはしゃぎよう。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.239.

ドキドキ  しかしながら…、その奮闘も及ばず…。



会場内では、出展作品の撤去の最中。大まかなものは社員たちが…。
そして…その他は業者委託。と、言う事になる。そして…。あとは…。


インテリアショップ・ジョエル、本社、トラディショナル事業部に戻り、
例によっての、「打ち上げ」である。

確かに。会場では緊張と興奮でそれぞれが、それぞれで神経が張り詰めていた。
…それが…。ようやく、ここで…。切れた。



トラディショナル事業部に入って、事前に総務部が用意、準備してくれた食べ物や飲み物。
それらが全て、心籠ったものだった。

真宮と池辺がメンバー全員を労い。そして、喜びを分かち合った。

そして、真宮の音頭で、
「乾杯。」
の瞬間に、真宮も耳を塞ぐほどのどえらい声。

真宮、
「いっ。」

池辺、笑顔で、
「ははははは。」

メンバーたちの物凄いはしゃぎよう。

池辺、
「みんな~~。思いっきり飲んで、食べて~~。本当に、お疲れ様~~。足りなかったら追加注文するから~~。」

メンバー一斉に、
「は~~~い。」



真宮、カップに入ったビールを飲みながら、
「しっかし、凄ぇはしゃぎようだ。」

「そりゃそうだよ~~。200万だよ。まさかの200万。とんでもない数字。」

「まぁな。…けど…。」
真宮、真剣な目で、顎に右手を…。
「銀賞の伊玖伊那の票数と…、ウチの…???」
池辺を見て。

池辺も、
「うん。私もそれにはちょっと、引っ掛かってた。凡そ、1000票差。まっ。でも…。スタッフコレクション目前にして、あの衝撃。」

真宮、
「あぁ。…あの…、ソールドアウトな。」

顔をコクリと池辺、
「うん。あれでテンションはがた落ち。…でも、それでも…、社長の鼓舞。…それに…。今までにないみんなの…、団結力。かな~~。柿崎優維香。冴島悠里。このコンビは最高。前のふたりを彷彿とさせてくれる。」

真宮、メンバーたちを見て、
「櫻田に、八木沢…か。」

池辺、コクリと。
「うん。…でも…。今回はあれ以上。」
真宮を見て、
「だ~~って~~。一般とインターネットよ。それだけでも、今までの規模とは比較できない。」

「まっ。確かに。…1000万…、アクセスねぇ~~。」
「あら。あれから更に増えて、1500万、超えたらしいわよ~~。」

瞬間、真宮、鼻の下を伸ばして、
「凄ぇ~~~。」

「…って言うか…。」
池辺、
「社長…、あれから、何処行ったんだろうねぇ~~。弓さんと一緒~~。日曜なのに。」

真宮、顔を思いっきり傾げて、
「さぁ。…知らん。…ってか…。まっ。いっつも…???…弓さん、社長と一緒だし。」

「まね~~。…社長の…、付き人…???…マネージャー…???…秘書…???…って…。」
池辺、
「全然、聞こえてこないんだけど…。」

真宮も、
「ふん。なんだかな~~。…ってか…。何で、あんなに酒に強い。俺、以上だな。」

池辺、真宮を上目遣いで見て、
「弓さん、そんなにお酒…???」

真宮、目を真ん丸に、口をヘナヘナとさせて、
「とにかく、何でも来い。ブランデーだろうが、日本酒だろうが…。一晩で一本、開けるだろうねぇ~~。」
「う~~っそ。」
ヒョットコみたない顔をしての池辺。

「まっ。家が…。…ってか、実家が沖縄。…で、店をやってるってんだから…。子供の頃から…。…自然に、酒にも強く、なったんじゃね。」
「あ~~。うん。沖縄出身っては、聞いたときある。…でも…。それ以上の情報…、全く…。皆目。」

「ふん。」
真宮、
「俺ら、部長クラスでも、全く。」

「うそ。」
「ほ~~んと。…下手すりゃ、取締役すらも…。」

池辺、思いっきり顔を攣ったように、そして、絞るような声で、
「え―――――――っ。」

真宮、
「まっ。そんな事はどうでも…。…とにかく。唯一の、インテリアデザイナー、池辺菜瑠美が育てたトラディショナル事業部、メンバー全員の、勝ち~~~。」



事実。インテリアショップ・ジョエル、トラディショナル事業部。
インテリアデザイナーたる人物は、課長の池辺菜瑠美、ただひとり。で、ある。


「部長~~。課長~~。」
メンバーたちが手招きしている。

真宮、池辺、お互いに顔を見せ合い、
「はは。」
「ふふ。」

そして、ふたり同時に、
「では。」






2021年、9月19日。この日、インテリアショップ・ジョエル。
全国規模のインテリアゴールデン・スタッフコレクション。金賞受賞。
そして…。別の方面では…。

リッツカルバン・インターナショナル・ホテルホールディング(本拠地:アメリカ合衆国、メリーランド州ベセスダ)の日本東京本社、「リッツカルバン」と契約。事実上の成立。







…そして…。

優維香、
「じゃね~~。行ってきま~~す。」

佐津香、
「あ~~ん。気を付けて~~。」



そして…、その、2時間後には…。


吉竹、佐津香に、
「おはようございます。…おや。佐津香さん。何やら、嬉しそうな…。はは。何か…、ありました…???」








好きになれない。   vol,056.   メンバーたちの物凄いはしゃぎよう。

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