雅紀……守るって俺も狙われる可能性はあるって

事?と恐る恐る聞くと雅紀は無いとは思うけど

念の為気をつけるようにしてるだけ。そう聞いて

少し安心した。



「言えないならいいんですが皆さんどんな特技が

あるんですか?」

「僕はね普通の人より早く動けるんだ」

「雅紀は目の前で子供助けた時の様子からそんな

気がしていた」


そう言うとえぇーもっと驚いて欲しかったと残念

がる雅紀が何か可愛い。


「俺は相葉ちゃんと一緒で身のこなしが早いのと

ジャンプ力が結構あるかな」

「俺は格闘技系は得意じゃ無いけど景色何かを消す

事が出来る。前にこの店に来た時空き店舗になっ

てたでしょ?」



確かに!!あれは本当に不思議だったんだよなと言う

と本当は翔ちゃんの記憶も消す事も出来るけど敢

えてしなかったんだと言われ記憶を消すのは止め

てと言うとむやみに消したりしないよと言われた。



「しょーちゃんは忘れていると思うけど初めて僕と

しょーちゃんが会ったのは中学生の時だよ」



そう言われ突然あの時の景色が頭の中に雷光が

走ったように思い出された。



「あの時の……やっぱ雅紀だったのか!!」

「くふふ。そうだよ。もう早くしょーちゃんが大人

にならないかどれほど待ち望んでいたか」



そういやあの時出会った雅紀は今の雅紀と変わら

ない。



「雅紀はいつ俺を見つけたの?」

「今回は割と早かったかな。東京だったし」

「俺を見つけて実際会うまで待っててくれたの?」



そうだよ。

今の会社に僕も入社する為に頑張って勉強したん

だからと微笑む。


しょーちゃんと初めて喋れた時は本当に嬉しかっ

たんだよと言われニノがまーくんは本当に一途

だもんねと聞いて思わず顔がだらしなくなったの

は仕方ないと言う事にしておいて。







「敢えて言わなくても分かってると思うけど今聞い
た話は誰にも言わないで欲しい。もし誰かに漏ら
したら翔ちゃんを始末しなきゃいけなくなるから」


始末……。 
始末って!!
 

そんな恐ろしい事をまるで雑談のように言うとか
怖すぎなんですが。


「その……魔界の人って結構居るもんなんですか?」
「沢山いる。ほとんどは普通に暮らしているけど中
には能力を使って悪い事をする奴も居る」
「例えば?」
「人間界でいう軽犯罪から重罪を犯すものまで。特
に最近は単独では無くある人数でチームみたいなの
を作る奴らも出てきて今はそれが1番問題なんだ」


それが松本さんが拉○られた事も関係しているん
ですか?と聞くと智さんは難しい表情をしてとに
かく松本くんの身の安全を確保するのが1番だった
から正直な所魔王の息子と分かっての行動なのか…
分からないと言った。


何かとにかく大変な事は分かり皆んな黙っていた
ら雅紀が。


「しょーちゃんの事は僕が全力で守るから安心し
てね!」


えっ?

全力で守るって俺も狙われる可能性があるって
事なのかな?


見た目では分別つかないしめっちゃ怖いんです
けど……。

しょーちゃん。何なら一緒に暮らそうかと普通
なら嬉しくてたまらない事なのに言い知れぬ不
安しか無かった。



✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。

ゲリッピーがまた酷くてお腹空いてるのに
そんなに食べれないというジレンマ。

そんな中体調不良なのにお話を更新してもらって
と感謝のお言葉を頂いたりしますが。

逆です!!
こちらこそ読んで頂いてありがとうございます
ですよ┏○))ペコリ

マジでっかい感謝°・*:.。.☆






いつ魔界とやらに連れて行かれるのか分からない
けど…それまで父さん、母さんと過ごしたい。
そう言った松本さんの表情はとても柔らかな
ものだった。

「潤……ありがとう、ありがとう」
「あのマンションも潤を守る意味で住まわせたのだ
がまさかマンション前で狙われるとは思いもしな
かった。本当にすまない」

もういいよ。
それより子供の時よく連れて行ってくれたレスト
ランに行こうよと言うといいわねとお母さんは大
層喜びじゃあ私たちはこれでと3人で出て行った。


「松本さん…本当の意味で親子になれたようだね」


鼻をグズグズ言わせながら雅紀が言った。


「松本くんは大丈夫だろ。強く育ててくれたあの人
たちには俺らも感謝だな」

さてと。と言うと智さんと目が合った。


「次は翔ちゃんの番だけど……」

えっ!?俺は話を聞くだけじゃ無いの?
もしかして俺も魔界の人間……とか?


「翔ちゃんは普通の人間だから安心しな」
「……!!あっ……そう、ですか…」
「何?魔界の住人の方が良かったの?」

からかうようにニノに言われ、いや。俺だけ人間
だとこの場に立ち会う必要あるのかなとか……


「しょーちゃん!そんな事言わないでよ!僕だって
しょーちゃんも魔界人だったらどんなに良かった
か……。何度そう思ってもそれは仕方ない事だし」
「雅紀……。俺は普通の人間って事は当たり前だけ
ど雅紀より先に確実に……その、さ」
「そうだよ。でも僕はしょーちゃん以外の人の事
好きにならない。何度生まれ変わってもね」


雅紀の深い愛情を感じて心が震えこの先悔いのな
いよう雅紀と過ごして行こうと強く誓った。 






魔王さま人間界に来てたの?と雅紀が聞くと
俺も知らされていた訳じゃ無くて最近聞かされ
たんだけどねと言った。


「松本くんが覚えているとしたら……中学の時イジメ
にあった事があるよね?」
「……あぁ。その事なら覚えている。イジメに至った
理由も本当にくだらない事だったし」
「その時の担任で産休に入った先生の代わりの……」


えっ!?嘘だろ。
田中……先生が?と信じられないという表情をして
いた。

「うん。その田中先生は魔王だったらしいよ」
「そんな……。あの時俺の味方は田中先生だけだった
先生のお陰で俺はあのイジメにも負けなかった」
「そんな君を見てゆくゆくは魔界の王になるべく
息子に育っていると安心したようだよ」


で、俺はいつ魔界に連れて行かれんの?と聞くと
お父さんがその事何だが暫くは家族として過ごし
てからでいいって言ってもらえてね。


だから家族旅行でも行かないか?
長い間行ってないだろ?と言うと松本さんはでも
仕事がと言うとお父さんは苦笑いを浮かべた。


「仕事なんてどうでもいい。潤の行きたいとこを
一緒に行こう」


そう言われた松本さんは宇宙に行ってみたいかな
~といいそれはちょっと難しい話だなと言うと場
が和み笑いに包まれた。




✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。

不思議なもので目の痛みが治まると瞼が開く
ように⸜( •⌄• )⸝

でも、右目は視力が落ちているのか白くモヤ
がかかってるせいか両目で見ても視力差が
あり過ぎて焦点が合わないんですよね(^_^;)

そして今週も今日と木曜以外は病院で。
毎日お仕事されてる方には甘えるなって
話ですがね。






入って来たのは男性と女性だった。

松本さんが父さん母さん何で!と詰め寄った。

「潤……今は混乱しているかも知れないが智くんが
話した事が全てだ」
「でも!俺は…俺、は。将来社長になるからと時
には厳しく辛い事も耐えてきたんだ!それ…なの
に今更魔界の王?そんなの知らねぇよ」
「確かに。潤にとって辛い思いを沢山させた。それ
は本当にすまないと思ってる。ただこれだけは信
じて欲しい」

その横でお母さんだろうか涙を流しながらあなた
の事本当の息子だと思って育てたつもりよ。それ
だけは信じてと訴えた。

「私たちには子供がいない。だからな潤の親の役目
を命令された時は本当に嬉しかったんだ」
「じゃあ今のままでいいだろ!俺だって父さんと
母さんの元で過ごしたいよ。会った事も無い魔王
なんてクソ喰らえだ」


少し涙声になる松本さんを見て何とも言えない気
持ちになってると雅紀が俺の手を握りポロリと涙
を零していた。


「松本くん。君は何度も魔王と会っているんだよ」


智さんのその言葉に松本さんは勿論、雅紀も驚い
ていた。

何度もって……。
魔王が人間界を行き来してた事?


もうここまでくると少々の事では驚かなくなった。



✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。

今日は母の日だったんですね。

私はレインブーツを買ってもらいました(*´▽`*)
やはり右足の付け根が痛みはお薬でマシに
なったもののフラフラする事もあるので
雨の日でも滑らない為に。

お話も毎日は無理でもゆっくり更新して
いきたいと思うのでよろしくお願いします┏○)