雅紀……守るって俺も狙われる可能性はあるって

事?と恐る恐る聞くと雅紀は無いとは思うけど

念の為気をつけるようにしてるだけ。そう聞いて

少し安心した。



「言えないならいいんですが皆さんどんな特技が

あるんですか?」

「僕はね普通の人より早く動けるんだ」

「雅紀は目の前で子供助けた時の様子からそんな

気がしていた」


そう言うとえぇーもっと驚いて欲しかったと残念

がる雅紀が何か可愛い。


「俺は相葉ちゃんと一緒で身のこなしが早いのと

ジャンプ力が結構あるかな」

「俺は格闘技系は得意じゃ無いけど景色何かを消す

事が出来る。前にこの店に来た時空き店舗になっ

てたでしょ?」



確かに!!あれは本当に不思議だったんだよなと言う

と本当は翔ちゃんの記憶も消す事も出来るけど敢

えてしなかったんだと言われ記憶を消すのは止め

てと言うとむやみに消したりしないよと言われた。



「しょーちゃんは忘れていると思うけど初めて僕と

しょーちゃんが会ったのは中学生の時だよ」



そう言われ突然あの時の景色が頭の中に雷光が

走ったように思い出された。



「あの時の……やっぱ雅紀だったのか!!」

「くふふ。そうだよ。もう早くしょーちゃんが大人

にならないかどれほど待ち望んでいたか」



そういやあの時出会った雅紀は今の雅紀と変わら

ない。



「雅紀はいつ俺を見つけたの?」

「今回は割と早かったかな。東京だったし」

「俺を見つけて実際会うまで待っててくれたの?」



そうだよ。

今の会社に僕も入社する為に頑張って勉強したん

だからと微笑む。


しょーちゃんと初めて喋れた時は本当に嬉しかっ

たんだよと言われニノがまーくんは本当に一途

だもんねと聞いて思わず顔がだらしなくなったの

は仕方ないと言う事にしておいて。