この内容には非常に気持ち悪い描写が入ります。

汚物系が出てきます。ご注意ください。

 

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当時のことは、消えない心の傷です。

 

その日、私は妊娠6ヶ月でした。つわりがまだ激しくて、水も飲めず、唯一無塩トマトジュースだけで栄養をとっていました。

頭がクラクラして、貧血気味でも、鉄分の錠剤もサプリも合わず、吐いてしまう日々が続き、体力的に厳しい時期でした。

 

朝はなかなか起きれず、それでも送り出そうとリビングまでフラフラと出てきて、声だけでも送り出そうといってらっしゃいをリビングから言いました。

 

つけてあったテレビで朝のニュースを見ていると、「忘れ物をした」と、一度Aが帰って来ました。そして、そのまま何も言わずまた出かけて行きました。

 

 

私は、またニュースを見ながら貧血が良くなっていくのを待っていました。

1時間ぐらいで落ち着いてきたので玄関近くにあるトイレに立ちました。

 

そこで、異様に汚物の匂いが気になりました。トイレからかな?と思ったけれど、どうも違う。

トイレを済ませて、匂いの原因を探しました。トイレからは臭わない。どこ?

 

玄関が目に入った瞬間、血の気が引きました。

 

そこには、大きな塊の糞が踏み荒らされていました。

 

糞は明らかに外からでは無く、玄関の塊から踏まれて外に足跡をつけていました。

それは人の汚物、人糞だという事に気がつくのに十分でした。

でも、さらに嫌な予感がしました。

二回ほど踏まれた跡があって、それが外に伸びている。

 

私は恐る恐るマンションの扉を開けました。

内廊下の綺麗な大理石の内装に、人糞の足跡が階段に向けて伸びていました。それも複数。家に戻っているのもありました。

 

愕然とすると同時に、恥ずかしい気持ちでいっぱいになり、慌ててトイレットペーパーで拭きましたが、時間が経って乾いた人糞はなかなかとれず、ウエットティッシュや、洗浄スプレーを使っても階段の滑り止めのゴムに入り込んでとれません。

消化しきれない食べ物のカスが、そのまま塊となってこびりついている。

 

しかも、ものすごい数の足跡。こんなところを誰かに見られたら・・・

恐怖というような羞恥心が拍車をかけて、泣きながら自分の爪を使ってこそぎ取りました。

 

いつも綺麗に掃除されている管理人さんに申し訳なくて、なんで?どうして?の気持ちでいっぱいいっぱいで。

どうか、だれも通りませんように。どうか、だれにも見つかりませんように。

妊娠中のおおきなお腹を床に這わせながら、吐き気を堪えて一心不乱に掃除をしました。

 

なんとか廊下の掃除は終わって、我に返った時、怒りがこみ上げてきました。

 

Aは気がついていたはずだ、階段の下まで足跡が残っていた、忘れ物を取りに戻った時に足跡の原因をここで見たはずだ。

なのに、なにも言わず出て行った。時間が無くたって、こんなの、こんなの異常だ。おかしい。

せめて、あの時気がついていたなら、もっと早く言ってくれたら、あんなに惨めに掃除しなくて済んだ。なんで、どうして。

 

でも、 Aは医者だから昼休みになるまで電話が出来ない。

玄関にこびりついている大きな人糞を掃除する気力も失せて、つわりからなのか、異常な事に頭が追いつかないからなのか訳も分からずその後何度も吐いた。

 

当時21歳。

私の心の傷はここから再生できなくなるまでに、なにもかも奪われる事になる。

 

 

精神的にきつくなってしまうので、分けて投稿。申し訳ありません。

 

 

 

 

 

何度も何度も繰り返される、嘘や裏切り、逆ギレからくる侮辱や恫喝、暴力。

もう止めてほしい、約束を守ってほしい、一人で勝手に勘違いからヒートしないで話を聞いてほしい。

間違えてしまったのなら、ちゃんと謝って。

逆ギレするなら、その前にきちんと何に怒っているのか説明してほしい。

 

婚姻届を出した直後から初まった生活は、終わることの無い苦痛の連鎖だった。

 

理解しようとしても、毎日の苦痛はひどく心を壊されて、納得したくても、結論も答えも出ない。

改善したくても、「もうしないんだからいいだろ!」「さっき謝ったのに許さないわけ!?」

と、『謝ったんだからいいだろ!!』という、ひとりよがりな理屈にもみ消されてしまう。

 

昨日も、先週も、先月も、1年前も、年がら年中そう言っているけれど、改善されないよね?

もうしないとか、謝ったからって言われても、改善されなければ一緒に生活するのは無理だよ。

だから、きちんとルールを決めたいし、守れないなら私も娘も耐えられないから離婚したい。

 

我慢できず、何度か私の意見を言った日は、家の鍵と生活費に使っているクレジットカードを置いて出て行けと、恫喝とDVが繰り返された。

 

「俺がもうしないって言っているのが信用できないわけ!?」

「なんなの!?どうしろっていうの!?」

「なにがしたいの!?離婚したいの!?」

「男がいるの!?浮気してんの!?」

・・・エトセトラ・・・エトセトラ・・・・

 

気に入らない!気に入らない!とでもいうかのように、頭を掻き毟りながら次から次へと言葉で私を攻め立てる。

小さな娘が見ている目の前でも、止まることの無い恫喝とDV。

何度も繰り返されるうちに、無気力になっていく自分。

 

そのうち自分の意見は言えなくなったが、何も言わないと、それが気に入らないのだろう、結果は同じ恫喝とDVだった。

そうだね、そうだね、と本心では無い言葉には敏感なのか、上から目線でムカつくと、結局恫喝とDVだった。

 

 

優しく言おうが、注意をしようが、怒ろうが、無視しようが、相槌をしようが、同意をしようが、何をしてもだめだった。

Aの勝手な勘違いからくるヒートは、防ぎようがなく、また情報の修正も思い込みで出来なかった。

 

 

Aのヒートはストレスのはけ口である私に、毎回3〜4時間吐き出して終わった。

涙を流し、違うと何度も私が弁解しても、全く聞く耳を持た無い。

それどころかAの自己正当のために、永遠と矛盾の恫喝を続ける。

無視をしても同意をしてもしつこく、逃げようものなら体を羽交い締めにされながら、自分は悪く無いと一方的な罵倒。

私が耐えられず、怒り狂い、正気を失うまで続いた。

 

その消耗しきった私に対して、Aはニヤニヤと笑うのだ。

 

『Mが言ったんじゃん』

『Mのせいでこうなったんでしょ』

 

正気を失った私に、洗脳をかけるように繰り返される、矛盾だらけの『Mが悪い、だから俺はこうなった』

 

泣き叫び、怒り狂って全身が痺れて倒れこんでいる私に、勝ち誇ったかのように。

 

 

 

私が我慢すれば、なんとかなる。

もっと努力すれば、変われば、きっと良くなる。

彼からは反省の言葉があるのだから、悪意があるわけでは無いと言っているのだから。

受け止めてあげなければ、理解してあげなければ。

 

きっと、いつかは、今度こそは、次こそは、明日こそは、今夜こそは。

 

私がもっと耐えなければ。

私がもっと我慢しなければ。

私がもっと頑張らなければ。

 

私がもっと傷つかない心を持たなければ。

傷つく私がおかしいのだから。

心が壊れて、泣くことがおかしいのだから。

 

私がおかしいのだから。

 

努力すれば、耐えていれば、きっと普通の幸せに。3人で幸せになれる。

 

初詣や、神社やお寺のお祭りでお願い事をするときは、決まっていた。

『どうか、何事もなく平穏無事に過ごせますように。どうか、どうかこれ以上酷い事が起きませんように。』

そして厄除けのお守りと、縁結びのお守りを買って、キーケースにつけていつも持ち歩いていた。

 

今思えば、欲張りだったと思う。

結婚相手が本質的に平穏を望まないのだから、それは無理なのだ。3人でなんて望みは叶わないのだ。

 

だから、縁結びのお守りをつけた年は、ママ友さんや新しい友人仲間が増えて、色々な情報を貰ったり支えてもらえた。

厄除けのお守りを身につけていると、ヤツは仕事が入ったと休暇の日に家を空ける事が多かったし、女を作ってご機嫌にしていた。私と娘は二人で出かけられて、ヤツから自由になれた。

 

ちゃんとご利益を頂いていた。神様仏様は、ちゃんと守ってくれていた。

 

私の願いは、そう思い込んでいた私の業は、紛い物の汚れた願いだったから。

私と娘の本当の幸せを、きっと望んで下さったのだと思う。