1年前の今頃は、逃げていた実家から東京に戻ってきた頃だった。

 

娘は中学受験。何度も本当に受けたいのか確認して、Aに交渉していた頃だった。

 

小学3年生から塾に通って、私立の女子校に行きたいと励んでいた娘。

 

児童相談所の人には、最初反対されたけれど、娘の本当の気持ちは変わることは無かった。

 

私たち親の問題で、娘が我慢しなければならないとは思えず、

2ヶ月近くほぼ毎日のようにAを説得して、ようやっと別居に同意をもらった。

 

それでもモラハラは続いて、車で避難して、当日予約のホテルサイトを使ってホテルに逃げ込んでいた。

 

家から近い、デスクのある部屋。選ぶ時はできるだけ禁煙室で。

 

ブラックカードで良かったと、この時は思った。

 

初めて、報告しないでカードを使いまくった。娘の生活の為に、なりふり構っていられなかった。

娘の人生を、私のようにハラスメントでメチャクチャにされたくなかった。

 

娘に「ホテルばっかりでごめんね」と言うと、「いつもママとお風呂に入れるから良い」「よく寝れるし、安心できる。楽しい」

と、『家にいるより良い』と言われた。

 

その言葉は、私に気を使ったものであれ、本心であれ、『自分は間違っているかもしれない』『勝手にお金を使うなんて・・・やっぱり悪いことだ』と弱気になっていた気持ちを、消してくれるには十分だった。

 

車の運転席でワイパーと雨の音を聞きながら、何度も『大丈夫、たとえ非常識だと言われても、この子を守ることが大事』と自分に言い聞かせていた。

私の日常は異常でした。

 

非常識が常識、常識が非常識とよく世間で話すことだけれど。

 

私の日常は常識では生活できませんでした。

 

 

モラルハラスメント

 

私が結婚当初から感じていた謎の違和感は、結婚10年目、世間にその言葉が認知し始めた頃に、ようやっと解けたのでした。

 

 

今は調停が始まったばかりだけれど、まだ何も解決出来てはいないけれど、

 

それでも、私も記録していこうと思います。