地域公民館総会の混乱と対策    | まちづくりの将来

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5月11日(土)13:30から白南風町地域公民館総会があった。

その総会内容の報告を受けた。

今日のメールである。

白南風町町内会会員の穂刈さんからいただいた。

私を含むさせぼ山手研究会のメンバーへのものである。

 

 

彼が所属している白南風町という町内会の組織がまともに進められていない。

おそらく通常総会だと思うが、町内の問題をまともに考えることになっていない。

特定の人たち(役員)だけで、会議を進めている。

その実態を語る内容だった。

 

 

させぼ山手研究会の田中満雄副理事長と穂刈さんは数カ月前に町内会に加入した。

町内の道普請や空き家空地の問題対応を進めてきた。

研究会以外に住民として動いた。

その当然のこととして、町内会というみんなのしくみで道路や空き家問題を語り会いたい。

町内会加入も町内会総会出席の理由だった。

 

 

この2人は町内会員資格として総会通知を受け、白南風町公民館を会場とする町内会総会に出席。

総会の名前が公民館総会とあるので、町内会総会ではないのかと問いかけることから始まったようだ。

どうやら白南風町では町内会総会とは言わず、公民館総会と言っている。

その違いはない。

それを説明されなかった(説明できなかった)ということだ。

総会なのだから、会員の発言が許されるべきなのに、それがなされなかった。

穂刈さんによれば、田中さんの発言はヤジで打ち消されたという。

ヤジ発言の中心は町内会員ではなく、町内会が雇用している町外の女性だったという。

 

 

道路問題、空地空き家の環境問題等を扱って欲しい。

だが、それらは完全に無視されたという報告だった。

 

 

住民主体の活動と町内会活動の連携。

せめて軽トラックが通れる道をつくりたい。

電線と放置庭木の接触等による火事等発生を事前に喰い止めたい。

そんな住民主体の動きを認めてほしい。

そんな田中さん、穂刈さんの訴えかけが無視された。

 

 

この実態を佐世保市役所の市民生活部(コミュニティ・協働課)に報告したが、市役所が認識している市民は町内会であって、その下位の住民は相手にできないという姿勢だったという報告があった。

このコミュニティ・協働課の対応は市役所内の土木部所管の道路整備への手続違反の行動が影響しているのではないかという見方があった。

 

 

たしかに、町内会(地域公民館)も市役所コミュニティ・協働課も課題が見えていない。

あるいは町で起きている課題を見ようとしていない。

担当課の職員は二人の意見や行動を聞いても、白南風町で起きている問題を解決できるとは思っていない。

そのために、町内会も市役所もこの動きをスルー(見て見ぬふり)しようとしている。

このメールから二人の腹立たしさが伝わってきた。

 

 

どうするのか。

町内会の運営のまずさや、行政の担当者が町内会を住民とみなしていることを問題にするのではない。

それだって問題だが、白南風町という町内社会の問題解決ができない状態になっていることが問題なのだ。。

そこを訴えるのではなく、事実関係を明らかにすることではないか。

 

 

穂刈さんをはじめとするさせぼ山手研究会メンバーへの5月19日のメールに私は次のように書いた。

「(穂刈さんのメール報告に対して)これだけの調査と対応活動、すばらしいものです。

坂道社会の現状をみせていただきました。

このまま公開できるかどうかは別にして、放置空き地の実態と対応の芽を探そうという動きはとても重要なことです。

九電、佐世保市建築指導課との情報交換を大事にしながら、地元の人や地権者とのトラブルを避けてください。

活動報告は写真を含めて、1つの資料とし、必要に応じて警察や行政等に提供する準備をしてください。口頭による活動報告では理解してもらえないものです。」

 

 

この動きは報われるはずである。

町内会(地域公民館)に参加しているメンバーや行政のスタッフのなかにも現在の白南風町の問題をわかる人がいる。

それを信じて活動報告資料を作ることが必要です。

それを適宜、公表することです。

地域社会や行政は捨てたものではない。

そう信じたい。